290618
Helmhaus Zurich (教会堂と一体になっていて、入り口前のスペースでは若い女性3人が弦楽三重奏を聞かせてくれていた。"things are getting better all the time" と題した3人展。Anne-Lise Coste のヴィヴィッドなクレヨン画。Dieter Hall の男性ヌードの大型モノタイプ作品やコラージュ作品。David Chieppo の油画。|このあとオペラハウスまで行き橋を渡って駅に戻る観光散歩でチューリヒの旅を終えた。)
290617
Design Miami/Basel (Art Basel の Hall 1 と一体の建物の、路面電車を挟んで反対側のほうで開催。てっきり Art Basel の一部と思っていたら別催しで、入場料 30 CHF を払った。デザインと言っても、家具と工藝品。Art Basel があまり得意でない部分を埋める企画といえる。)
290617
Museum der Kulturen Basel (パプアニューギニアの高さ 16.8 メートルの礼拝の館 Kulthausfassade Mbai が圧巻。ポリネシアものが充実しているほか、個々の展示物を見ているとそれなりに面白いのだけど、体系化されていないオモチャ箱の感あり。館内用ガイドブックの持ち帰りをとがめられてポンと投げて置く香港ばあさんを注意したら、None of your business! と言い返してきた。後で考えたら、モノを投げるのは彼らにとっては当たり前のことだったね。)
290617
Art Basel|Parcours (野外展示を見に大聖堂周辺の旧市街地区へ。大聖堂前には、艾未未の重厚なる樹木のインスタレーション。子供たちがインスタレーションを制作しているエリアもあった。)
290617
Art Basel (Gagosian の壁面展示が替わっている。聞くと、部分的に毎日替えているのだと言う。逆に言えば、VIP 向けの 2日間のプレヴュー期間にしか展示されなかった作品もおそらく沢山あるということだ。だって、会場を回っていても、赤丸がついているものがほとんどないものね。たぶん、赤丸ものは入れ替わってしまったのだろう。けっきょく、アートバーゼルを全制覇というのは所詮ありえないことなのだろう。後ろ髪を引かれるようにして午後4時ごろ会場を後にする。)
290616
Art Basel (Hall 2 の画廊展示を引き続き夜7時の閉館まで見る。新作群と並んで、ピカソやエゴン・シーレ、マグリットなどの作品がぽんぽん並んでいるのは、例えて言えば東京のフェアで古美術が並んでいるのと同じかな。)
290616
Kunsthaus Basel|Gegenwart (現代アートのうちでも、もっとも尖端的でついていきにくい路線の開拓者たちの作品を収める。大衆向きではない。企画展は Richard Serra の映像作品。上の階には Joseph Beuys のガラス棚インスタレーションなど。)
290616
Museum Tinguely (Tinguely がバーゼルの人々からいかに愛されているかが伝わってくる。タングリー(ティンゲリー)の動くインスタレーションの数々の常設展示に加え、企画展は人工物の意味を問い直す Wim Delvoye の消化器官機械や装飾タイヤなど。Jerome Zonder のダークなドローイングを Tinguely の常設展示「メンゲレの死のダンス」にぶつけた企画も。)
290615
Art Basel (画廊出展の Hall 2 のほうから入ったのだが、フェア全体の会場配置がよくわからず戸惑う。ようやく Hall 1 に移れて、メガ展示=博覧会の Unlimited をじっくり見て回る。Song Dong さんのインスタレーション Through the Wall や Stan VanDerBeek さんの映像インスタレーション Movie Mural, 1965-1968 など、体感・体験型のアートがすてきだ。その後、Hall 2 に移って3分の1ほど見て回る。)
291005 奥泉光×いとうせいこう
文藝漫談 season 4 島尾敏雄『死の棘』 @ 成城ホール (世田谷区成城六丁目)
(客席がいつもより低調。『死の棘』は長篇だが予定調和的作品のように思えた。終演時のフルート演奏+朗読は、これまででいちばんよかったかも。)
290704 奥泉光×いとうせいこう
文藝漫談 season 4 野坂昭如『エロ事師たち』 @ 成城ホール (世田谷区成城六丁目)
(『エロ事師たち』は、小説界の現代アートと言うべし。)
観 映:
291015
Ang Babaeng Humayo/The Woman Who Left(立ち去った女) @ シアター・イメージフォーラム(B1F) 監督・脚本・撮影・編集: Lav Diaz 出演: Charo Santos-Concio, John Lloyd Cruz, Michael de Mesa
(3時間48分の映画、途中休憩なし。トイレに行かずに観とおせた。平28の第73回ベネチア国際映画祭金獅子賞受賞作。コントラストの強い白黒の活動写真。ひとつひとつの場面が長尺で、世界を隅々までなめるように見て没入できた。)
290902 METライブビューイング2008-09
Gaetano Donizetti: "Lucia di Lammermoor" (ランメルモールのルチア) @ 東劇 指揮: Marco Armiliato 出演: Anna Netrebko, Piotr Beczala, Mariusz Kwiecien, Ildar Abdrazakov
(イタリア語、平210207公演。8年前の舞台だから、ネトレプコさんも ういういしい感じだ。ルチアの兄のエドガルドがお家のためと弄する策が陰湿で嫌らしい。同じく悲劇でも、利己のために ひとの運命をもてあそぶ巨悪は「ロミオとジュリエット」や「ウェストサイド物語」には無い。)
290901 METライブビューイング2014-15
Franz Lehar: "The Merry Widow" @ 東劇 指揮: Andrew Davis 演出: Susan Stroman 出演: Renee Fleming, Nathan Gunn, Kelli O'Hara, Alek Shrader, Thomas Allen
(英語、平270117公演。英語上演のオペラがいかに聞き取りにくいものか、今さらながら痛感。第3幕がパリのキャバレーの場面で、華やいだ。)
290817 METライブビューイング2014-15
Pietro Mascagni: "Cavalleria Rusticana"; Ruggero Leoncavallo: "Pagliacci" (道化師) @ 東劇 指揮: Fabio Luisi 演出: David McVicar 出演: Marcelo Arvalez, Eva-Maria Westbruck, Patricia Racette, George Gagnidze
(イタリア語、平270425公演。アルヴァレスさんの劇的表現に引き込まれる。ストーリーはどちらも愛が裏切られたゆえの男の暴走劇。)
290612
Beauty and the Beast @ タイ航空の機上にて 出演: Emma Watson, Dan Steven, Kevin Kline, Luke Evans, Josh Gad, Ewan McGregor
(この完成度の高い実写版を見てしまうと、もうアニメ版は安っぽくて見ていられないかも。狼に囲まれた Belle を野獣が救うシーンが感動的。Gaston が悪魔超えのあまりに不愉快きわまりない人格に仕上げられていて、こいつがゆえにこの映画はちょっと2度観る気になれない。2度目以降観るなら、自分なりのダイジェスト版を作りたいな。|Philips の消音ヘッドホンで聴いたら、機上なのに音楽も透き通るようだった。)
290610 METライブビューイング2016-17
Richard Straus: "Rosenkavalier" (薔薇の騎士) @ 東劇 指揮: Sebastian Weigle 演出: Robert Carsen 出演: Renee Fleming, Elina Garanca, Erin Morley, Guenther Groissboeck, Matthew Polenzani
(ドイツ語、平290513公演。じつに楽しめるスジ立て。第3幕の楽しいお部屋の場面など、ミュージカルの楽しさとオペラの気品がひとつになっている。劇中の歌藝人のチョイ役に、主役級のポレンザーニさんを充てるのだから MET は贅沢だ。)
291001
ドイツ語おもしろ翻訳教室 (NHK出版、平成19年刊) 太田達也 著
(よくできた実践中級文法。「名詞を立てる機能動詞」の項に、今後の学習の指針を得た。etw in Gang setzen とか in Kraft treten のような。ausdruecken とともに zum Ausdruck bringen を覚えよう。)
290729
マーク・ピーターセンの英語のツボ Wit and Foolishness in English (集英社インターナショナル、平成20年刊) Mark Petersen 著
(1920~30年代に小説家・エッセイストとして The Vanity Fair や The New Yorker で活躍した Dorothy Parker という作家の文章、読んでみたい。名曲 I Left My Heart in San Francisco は同市の市歌になっているそうだ。粋な計らいだね。)
290602
たったの72パターンでこんなに話せるドイツ語会話 (明日香出版社、平成27年刊) 山木喜美子 著
(全例文を音読した。|英・独の違いをまたひとつ知った。What do you think the weather will be like tomorrow? → Was glaubst du, wie das Wetter morgen ist? What do you think we plan? → Was glaubt ihr, was wir vorhaben? How old do you think I am? → Was glauben Sie, wie alt ich bin? )
290516
Max Bruch: String Quintet in E flat major, String Quintet in A minor, String Octet in B flat major (Hyperion Records 平成29年刊)
(英国の The Nash Ensemble が平28年4月にロンドンの教会堂で演奏したもの。作品は 1918/20年作。)
290516
Joseph Haydn: String Quartets "The Lark" "Emperor." W.A. Mozart: String Quartet "The Hunt" (Deutche Grammophon 原盤 昭和39・49年、CD 平成24年刊)
(演奏は、英国で昭和23年結成・昭和62年解散の Amadeus 弦楽四重奏団。)
290509
DAVID BOWIE [FIVE YEARS 1969 - 1973] (Parlophone Records 平成27年刊)
(デヴィッド・ボウイの初期アルバム8つと、新編集の RE:CALL 1 という2枚組アルバム、あわせて11枚のCDが小冊子とセットに。)
290502
Renée Fleming|Distant Light (Decca Music 平成29年刊)
(Samuel Barber "Knoxville: Summer of 1915" ; Anders Hillborg "The Strand Settings" ; Björk Guðmundsdóttir [ˈpjœr̥k ˈkvʏðmʏntsˌtoʊhtɪr]
"Virus," "Joga," "All Is Full of Love" 演奏は Royal Stockholm Philharmonic Orchestra.)
290502
Sol Gabetta|Edward Elgar・Bohuslav Martinu チェロ協奏曲 ベルリンフィル ライブ (Sony Classical 平成29年刊)
(劇的な音楽。平26ライブ録音。指揮は Sir Simon Rattle. )
290502
寺下真理子|ロマンス (King Records 平成29年刊)
(バイオリンの甘美さと透明さが際立つ選曲。須関裕子さんのピアノとともに。すてきなジャズ トランペット。5人奏のニューオリンズ録音。)
290502
高澤 綾|Crescent City Connection (King Records 平成29年刊)
(すてきなジャズ トランペット。5人奏のニューオリンズ録音。)
290410
LA LA LAND (Interscope Records 平成28年刊)
(映画「ラ・ラ・ランド」を観た TOHO シネマズシャンテで購入。)
290408
★ (= "Black Star") (ISO Records 平成28年刊)
(デヴィッド・ボウイ69歳の遺作となったアルバム。「デヴィッド・ボウイ展」で購入。)
290408
Lazarus (Jones Tintoretto Entertainment 平成28年刊)
(メロディアスな魅力に満ちている。)