221210
Adam Parker Smith "Over the Hills and Far Away" @ ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート (日本橋三丁目)
(何十人ものワイルドなスーパーマンの乱闘コラージュ。癒し系と安易な形容をしては申し訳ない中年男女のぷくぷくぬいぐるみとその写真構成作品。疾走する赤い車の写真に赤い絵具を疾走させた絵。ギャラリースタッフの森晃子・野見山佳恵のおふたりのキュレーションになる、NY在住の作家の本邦初個展。DM葉書に写っている女性モデルは、じつはキュレーターのおふたりでした。)
221207
岡本瑛里 (えり)
展 「謡にまみえに」 To See the Voices of the Spirits @ ミヅマ・アクション2階 (上目黒一丁目)
(行ってよかったぁ! 遠野物語とハイパーリアルなポケモンのドッキングの世界ですが、濁りのない油絵具でじつに丁寧な仕事。ファイルを見ると、いまのスタイルのひとつ前の世界も完成度が高い。高水準を極めながら脱皮を繰り返す、高い才能を感じました。この岡本さんが、なんとわたしの娘ふたりと同じ普連土学園出身なのです。いまは東京藝大の院生。個展は25日までですが制作途中の絵があり、「たぶん個展が終わるまでここで描きつづけます」 と明るい微笑が。)
221207
阪本トクロウ けだるき一日生きるだけ Living a Lazy Day @ アートフロントギャラリー (渋谷区猿楽町)
(都会の一角や水辺や森のシルエットを端正に切り取って、心やすらぐ色彩で丁寧に仕上げる。昭和50年山梨県塩山市生まれ。東京藝大日本画卒。)
221207
角田 (つのだ)
修一 THE Parodist @ Gallery Speak For (渋谷区猿楽町)
(初めて行ったギャラリー。広くてきれい。写真集出版記念展。森村泰昌ばりのセルフポートレートによるパロディ群だ。みごとな労作。角田さん本人がおられましたが、さわやかでカッコいいんですねぇ。女性なら放っておけませんね。写真集にサインをもらいました。)
221203
二十世紀肖像 ― 全ての写真は、ポートレイトである (Human Images of 20th Century ― All Photographs Are Portraits) @ 東京都写真美術館3階 (昭和8年撮影の中山岩太 「長い髪の女」 の艶と新しさ。昭和元年撮影の Edward Weston "Nude" の、裸身を押し包んだ斬新の美しさ。昭和21年撮影の Arnold Newman "Igor Stravinsky" の絵画的構成美。)
221203
ラヴズ・ボディ ― 生と愛を巡る表現 (love's body ― art in the age of AIDS) @ 東京都写真美術館2階 (展覧会名は、英文のほうが直截だ。広報に使われた、崖から身を投げるバッファローらの写真が、テーマと関係なさそうに思えるが、撮影家 David Wojnarowicz さんが平成4年にエイズで亡くなったひとなのである。)