四葉のクローバー

四葉のクローバー

インフルエンザと予防接種  



インフルエンザや麻疹(はしか)の予防接種は、たまごに強い反応が出ていると受けられない、といわれます。

そもそもは生後3ヶ月頃の話。
乳児湿疹のひどかった琳は、小児科で血液検査を受ける前から「たまごは制限するように」といわれる。
まあ、まだ離乳食も始まっていませんから、この場合は母親(私)の制限ですね。
食べたものがおっぱいに出る割合は、数パーセント程度だといわれています。
時間的には、食べた直後から。

このとき採取した血液では、卵白に反応が出ていました。しかし、生後三ヶ月では正直はっきりした結果を得ることは難しいでしょう。

その後、オキサトミドの服用を続けていましたが、私のアトピーのかかりつけ医に見てもらうチャンスがあり、生後7ヶ月で再度血液検査をしました。
結果は陰性。ただし、IgEの値がかなり高いので、アレルギー体質であることは疑いようがない。
その後もたまごは一切除去したまま、生後10ヶ月を迎えました。

ときは10月。インフルエンザ予防接種の季節です。
翔と琳、二人の予約を入れました。

11月5日。問診表を記入し、先生の診察。
「あー、たまご、やめてるんだよね。一度食べさせてからにしようか」と、琳は見合わせ。反応が出ていても、食べてなんともなければ接種できるのだそう。翔は一回目を接種。

11月19日。翔2回目接種。琳は風邪で発熱、再度見合わせ。次週予約を、との事。

1・急性疾患のかかり始めは、ほかの免疫がついている最中でインフルエンザに対して耐性がつきにくい
2・体力が低下していると、ワクチンとはいえ、安全率が下がる
3・風邪の治りかけは、耐性をつけやすい
との理由でした

11月26日。琳一回目接種。先日、かに玉を食べさせたところ、こぼれたものが付着したふくらはぎに、ジンマシンが出たことを話す。卵なのか、カニなのか。はたまた、食物アレルギーなのか、接触性なのか。30分ほどで消えたことなどを説明。

1・食べるよりも、接触性のもののほうが発疹は出やすい。
2・その後、卵を食べた時に反応がないのならばカニの可能性が高い
3・予防接種をうたないという方法もある。確かに熱が出るが、脳炎は不適切な解熱剤によるもの。
4・たべる場合よりも注射の方が、反応が激しいこと。(血中に直接入るので)
など、細かい説明を受ける。

麻疹もまだなので、一度パッチテストを受けることにして、結果次第で打つかどうするか考えることにした。

パッチテスト。インフルエンザワクチンの摂取量の1/1000量を皮下に注射。15分後の判定で、膨張8mm以下、発赤19mm以下であれば、接種可能なのだそう。まるでツベルクリンだ。

琳の場合は腫れはなし、発赤は9mmで、接種可能。
ただし、接種後は充分な観察を、と言われました。もちろん30分はきっちり病院にいて、先生の診察を受けてからの帰宅。

しかし、こういう方法があるとは知らなかった。(私の勉強不足?)
私がこの先生を好きなのはこういうことを億劫がらずにきちんと説明してくれるから。「医者がこう言うんだから間違いないだろ、素人は黙ってればいい」といった雰囲気の医者は、私はいやだ。
自分(もしくは家族)の治療は、納得して受けたい。
以前一緒に仕事をしたとき、この先生は待ち時間が長くなる、と文句を言う人もいたけれどね。

ワクチンは確かに不活性化、もしくは弱毒化されている。
でも、副作用のない薬なんてないと思う。
体力の弱っている時ならば、その毒にさえ、打ち勝つことができない時もあるかもしれない。

予防接種の意味を考えたい。

副反応は怖いかもしれないけれど、それ以上にその病気にかかるほうが重篤な場合が多いから、接種するのではないか。
「痛いから、かわいそうだから」「面倒だから」で受けないのはどうかと思うが、受けない、という選択もありだろうと思う。

今回、私も正直悩みました。
「別にどうしても打たなきゃいけないわけではない」
「まだ翔も幼稚園に行っているわけじゃない、罹らないかも」

でも、6年前の正月に自分がかかったインフルエンザのしんどさ。それを子供に経験させたくない、という思いのほうが強かった。


この先も、ポリオ、麻疹、風疹、三種混合追加、日本脳炎など、予防接種は目白押しだ。麻疹は特に心配していたのだけれど、この先生なら安心して任せられる。

子供の予防接種に関しては親が責任を持たなければいけない。
信頼できる医者を見つけることができて、私は幸せだと思う。


© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: