妖精の住む家

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オープンテスト


翌日にはテスト会場に居た。深く考える時間はなかった・・・
公文はおろか、ドリルさえもしたことのない天然培養の娘。
学校の勉強のみ。その状態がどういうことかも,全くわかっていなかった。

テスト会場に消えてゆく娘を待つ間、他の保護者の方たちと室長の話を聞いた。
・私達の時代と比べ、小学校の内容が半分になっていること
・公立中学校の週単位の科目別授業時間数。(あまりの少なさにのけぞった・・)
・学力低下の問題が思うよりずっと深刻なこと。
初めて聞く話ばかりだったので、考え込ませるのに十分だった。
(母も天然培養・・・^^;)

嬉しそうにテスト会場から出てきた娘は
「私、ここに入りたい!」と、言った。
「だって、先生の言うこと、わかるもん!面白いよ~!」・・・<そっか~
「テストはどうだった?」
「うん、出来たよ」
子供の”出来た=解答欄を埋めた”であるという話は聞いていたが
能天気な母は娘の話を鵜呑みにした。
帰宅後、主人と話し合い、他にも塾を見てみようと決めた。
この時点でまだ、N能研が受験専門塾だとは気付いていなかったように思う。<おばか
だって、近所の復習塾と比較しようとしていたんだから・・・

それから毎日、娘に「Nに行きたい!」と言われ続けた。
「他にもこんな塾もあるよ」パンフレットを見せる。
見もせずに「いやだ!Nがいい!」
「他にも行ってみようよ」
「行かない!Nがいいの!!」
ふだん、大人しくあまり主張しない娘だが、こう!と言い出したら、てこでも動かない。
これは、とにかく行かせてみるしかないか・・・と思い始めた2週間後
テストの結果が届いた。

「?!出来たって言ってなかったっけ?」<だから~!、解答欄、埋めただけっ
そこには遠く平均点に及ばない点数と、入塾許可証が入っていた。
後に、そのテストで入れなかった子はいなかったらしいと聞くが、
その時は、心底、胸をなでおろした・・・(;;)
だって、あんなに入りたがってたんだから。

受験する気持ちのないままN通いが始まった・・・


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