妖精の住む家

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12歳なりの自立


実際に自分の娘の受けた入試の報告会なんて、不思議な感じだ。
でも本当は、考察結果報告までが塾の商品なのではないだろうか。
「で?実際どうだったの?」を、知りたいと思うのは私だけかな?

もちろん、私が知りたいのは、Nで何人御三家に合格したか?とか、
難関校は何人で・・・みたいな事ではない。
渦中にいた時には、散々翻弄された偏差値の精度は
結局どうだったの?とか、
実際に自分の子が受けた入試問題の分析とか・・・である。
これらは、頂いた資料で大体のことは知ることが出来た。

また、かねてより疑問に思っていたことのヒントがあった。

志望校に合格する子は「自立」している、という話を良く聞く。
言われなくても自分で頑張る力。やるべきことの自覚。
やる気の見える態度や、時間管理etc ・・・?
う~~ん・・・どうもしっくり来ない。
受験生として仕上がる時期の娘は、相変わらずマイペースだったし
放っておいてもガリガリやるとか、寝なさいと言っても
「もう少し、頑張る!」と言ってなかなか寝てくれないとか(笑)
そういう自分力みたいのが備わると信じていたのに、
満足いくように備わらなかったからである。
大人っぽい方であると思っていた娘がこうだったのだから
下の子は、きっと大変なことになる(笑)とも考えていたのだ。

何度か、全て娘に任せて私はいっさい手を引こうと考えたこともある。
でもやはり制約された時間(6年2学期は休みは1日もなし)で、
いかに効率よく力を身につけるべきかと考えた時、
その選択は、まだ娘には無理だと考えて踏みとどまった。
でも、心のどこかで「自立させないと・・・」とも、思っていた。

そしてそれが間違いだったと今日気付いた。

中学受験生は12歳の小学生だ。
12歳の小学生なりの「自立」で良いのだ。
その「自立」とは、完璧な時間管理を自分でして、
やるべきことを全て選び出し、遊びたい心を完璧に自制し
自ら進んでストイックに頑張る!
という程のものでなくても良かったのだと・・・

自分が受験するのだという意志を持ち、
何故、勉強するかがわかっていて、
その為には多少の我慢と忍耐が必要だと理解し
毎日の積み重ねを大切に出来る。

これで充分だったのだ。
後は、周りのサポートがあって当たり前。
何だか気が楽になった。
それでも、ずいぶん我慢したけど、
つい「いつまで本読んでるの?!」とか、「早く起きなさい」とか
言っちゃってたもんで、自立できてない奴だ・・・なんて(笑)
考えてみれば、当たり前。小学生だもんね。
周りに支えてもらっているってことを理解できていれば
充分だったんだ・・・良かった♪

これからは息子を全力でサポートしてゆこう!


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