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もう何度目でしょうかね?またしても「落語ブーム来るか?」みたいな声をネットで拾いました。ま、年末に「赤めだか」がドラマ放映されたのが、この小さな波の発端でしょうか?もう15年以上は落語ファンをしてるオレ、一昔前まで「ブームなんて来なくていい」なんて思ってました。理由は明らかで、独演会のチケットが取りにくくなるし、オレが暇な余暇の時間に気軽に寄席で楽しめる娯楽であってくれればそれで満足だったので。でも最近は少し考え方が変わってきました。原因の一つは、オレが密かに気にしてたというか将来を楽しみにしてた噺家の若者が廃業した事。まぁ、廃業していく噺家はたくさんいます。売れなきゃ食っていけないし、芸人なんて何の保証もない稼業ですしね。なんとなく「もっと人気が出て客が集まれば続けてたのかな?」なんて思ったのですな。なので、今まで落語の記事を書くときはどこか遠くから他人事のように、やもすれば少し「あまり近寄って欲しくない」みたいな排他的な雰囲気で文章を書いてた気がしますが、心を入れ替えて今回は新しい落語ファンを増やす一助になるような記事を書こうと思いました。○落語の魅力落語に興味ない人に落語の魅力を語るのは難しい。「昔から同じ話をしてるだけで何が面白いのか?」と言う人は多い。これは古典落語に限るけど。でも、これは「芸」というものをよくわかってないだけじゃないかな。じゃあ聞くけど、テレビで出てる芸人や漫才師。彼らは一定の期間、同じ内容のネタを繰り返します。でも出るたびに客の笑いは取るでしょう?あれ素人じゃ無理なんですよ。そもそも、落語には滑稽噺で笑いを取るばかりじゃなく、人情噺から怪談まで色々なジャンルがあるので、一概に「お笑い」というジャンルにカテゴライズしてしまうのが、そもそもの間違いでして。ただ、これは落語に限らず演劇というかライブの芸や芸術全般に言えるんだけど、魅力をいくら文字で読もうがテープで聴こうが、現場で生で見れば言葉なんぞいらんわけですよ。オレの友人にオペラ歌手の子がいて、一時期はコンサートに呼ばれて行ってたんだけど、それまでテレビで歌手が歌ってても特に感動もしなきゃ込み上げるものもなかったのだけど、初めて会場で生の歌声を聞いた瞬間にオレは鳥肌立ったかんね。人間て、こんなに大きな会場でマイクも無しにここまでハートに響く声が出せるのかと。あれは映像じゃ絶対に伝わらない。チケットに金払って現場で生で聞いた奴の特権だ。落語も同じです。彼らは高座の座布団の上から一歩も動かず扇子と手拭いだけで、観客の想像力を使って、高座と客席の間に映像を生み出すんです。それも大ホールや国立演芸場のような会場から、公民館の座敷や体育館、蕎麦屋の座敷と場所を選ばずにどこでもできる。「同じ話を同じ噺家が何度やっても客が金払って聞きに来る」というのは、何故なのか?という所が落語の凄い所なんですけどね。俺はこの「金払って」という部分が何より大事だと思う。そういう意味で、テレビでタダで見れる芸人で面白いと思う人は多いけど、チケット買ってまで見に行きたい芸人となると一気に減ってしまう。まぁ漫才師だと誰だろ。ナイツとかかな。単に浅草の寄席で落語聞きに行くと漫才で出演してて目にする機会多いからかもしれないけど。百聞は一見に如かず、興味があればぜひ一度、落語を聞いてみましょう。○じゃあ具体的に、どこにどうやって落語を聞きに行けばいいか?じゃあ興味が湧いたとして、実際に聞きに行くにはどこにいけばいいか?一番簡単なのは寄席です。新宿末広亭、池袋、浅草、上野などに定席の寄席がある。が…これは落語ファンが読んでたら異論あるかもしれないが、俺は初心者が初めて落語を聞くのに寄席は少し難易度が高い気がしてます。いや、敷居は凄く低いのです。当日フラッと行って入れるし、入場料(寄席は木戸銭と呼びますが)も2000円台だ。ただ、寄席はオレに言わせると「落語をある程度楽しんできた中級者からジワジワと面白くなる」場所かなと。寄席の場合、演者の持ち時間が限られて次々と入れ替わるので、基本的に短い話が多いです。膝前(トリの前の色物の前に出る人)やトリだと時間も取れて少し大きな根多もやりますけど。なので、俺は初心者には寄席より「独演会」を勧めます。好きな噺家、気になる噺家の、言ってしまえば単独ライブです。大体、2~3席の根多を大小織り交ぜて2時間程度でやって、会場の広さにもよるけど、大体2500~5000円くらい。何故、独演会が良いか?これは、ぶっちゃけて言ってしまうと「芸人の本気度が違うから」です。寄席の場合、演者は一席やって帰ってしまうし、会場の客も誰を目当てに来てるかはわかりません。演者はその日の公演を構成するパーツの一部でして、前後の噺家の根多なんかも見ながら上手く繋いで行く。でも独演会は違う。来る客は全員が自分を見に来る。自分に金払って来る客です。テレビでこっちから勝手に発信してる芸ではなく、客が自分を気に留めて出演スケジュールを探してチケットを見つけ金を払い、会場まで足を運ぶ…という所までしてくれてる客だ。この客を満足させれば次も来る。自分のファンを増やすための舞台なので、本気度が違う。初心者に落語の凄さと楽しさを教えるなら、俺は断然に独演会が良いと思います。ま、寄席は寄席で楽しいんですけどね。寄席で言えばオレのお勧めは新宿の末廣亭です。それも平日の空いてる日に椅子席ではなく、少し高くなってる両脇の桟敷席の一番前。そこに座る。何故かってと、その位置だと舞台脇から楽屋の前座の動きなんかも少し見えたりして、そういうのも含めてオレの中では特等席。それに、フラッと途中から入りやすい雰囲気と、同時に途中でも帰りやすい雰囲気か。さすがに演者が演ってる最中に立つのはマナー違反だが。あと寄席の場合、落語以外にも色物と言われる紙切りや漫才、マジック、三味線漫談やギター漫談なんかも口直しとして合間に挟む。前述のナイツなんかは今でも出てるけど、タカ&トシとかも出てたな。○じゃあ誰を聞きに行けばいいか結論から言うと、完全に個人の好みです。…と言ってしまうと実も蓋も無いのですが、なんせ金払うのは自分。なんとなく興味を持った落語家を何人か並べてみて、とりあえず最初は片っ端からチケット取ればいいのです。一回飲みに行くと思えば安いもんですよ。まぁ酒飲まないオレが言っても説得力ないけど。で、何人か聞いてると、誰かしら自分の感性に合った噺家が一人くらい出てきます。まぁ本当は幅広く色々な噺家を聞いて貰いたいのですが、落語に限らず初心者なんて最初の入り口はみんなそんなもんでしょう?誰かのファンから入るわけさ。というか最初から幅広く楽しもうと思える人なら、すでに寄席に行ける中級者というか、なんなら将来有望な落語ファンの卵ですよ。ドラフト一位で競合指名食らうくらい10年に1人の逸材ですらある。オレは最初に聞いたの誰だったかなぁ…新宿に買い物に行った帰りに末廣亭の前を通って、多分ただの好奇心だろうなぁ。なんとなく「なんだここ?寄席かな?」みたいな感じで入ってみようと思ったんだな。そこで瀧川鯉昇の噺を聞いて「いや、なんかリズムと言い口調といい、よくわからんけど面白い」と興味を持ち、帰って落語をネットで調べたら立川志の輔の「猫の皿」の動画を見つけて、それまた面白くて、翌週くらいにまた末廣亭に行ったのが始まりかな。まぁ他人に初心者は独演会へとか言っておきながらオレ自身は寄席から始まっちゃいるけれど。とはいえ、誰一人落語家を知らないという人の為に、オレの主観でズバリ「この落語家を聞け」みたいな人を何人か出してみます。今は良い時代ですし、YouTubeとかでいくらでも落語の音声だけは聴けるので、何人か探してみて興味を持っていただければ幸い。○立川志の輔言わずと知れたためしてガッテン、志の輔師匠。この人の凄い所は初心者から、もう落語を長年聞き込んだベテランまで満遍なく納得させる芸を持ってることでしょうか。まず勧めておいて外さない鉄板ともいえる。餃子とビール、日本酒と板わさ、とりあえず生中ジョッキみたいな鉄板。古典落語のレパートリーも膨大ですし、創作落語も名作級の根多をいくつか持ってるし、なんせ毎年やってる「志の輔らくご in PARCO」の一ヶ月にわたる興行で400~500人キャパの会場を一ヶ月埋め続ける芸人がどんな話芸を見せてるのか?落語の魅力を知るには恰好の噺家だと思います。ま、チケットはEXILE並に取り難くてオレも数える程しか生では聞けてませんがCDは何枚か持ってたりします。でも落語は生が一番なんでね…全国津々浦々どこでも公演してるので、遠征する気力があるなら地方ならチケット取れるかも?○春風亭昇太笑点でお馴染みですね。この人はタイプとしては爆笑系です。古典も少しやりますが、基本的には創作落語。動きや動作も激しいし、客席もドッカンドッカン笑ってる事が多いので、初心者をリピーターとして寄席に呼びたいなら適任だと思う。個人的にはオレは昇太にR-1グランプリに出てもらって落語の面白さを世間にブチかましてほしい。伝統的な落語家のイメージとは少し違って、万人の落語ファンにウケるタイプではないけれど、初心者が落語を聞き始めるなら昇太は良いと思う。○柳家三三「横棒6本引っ張ってさんざと読みます」なんてのは三三がマクラでよく使うフレーズ。この人は若手、中堅の中ではオレはダントツで「上手い」噺家だと思います。この人はタイプとして形容するなら「若手本格派」でしょうか。やっぱり語りの技術でしょうかね。スピード感、リズム、口調の良さ、情景描写の上手さ、どれをとってもオレのツボにはまります。大体この世界、若手で売れてくると、気難しい古い落語ファンなんかの爺さんなんかが「まだまだだな」なんて苦言を呈するんですが、そんな気難しい年配層の価値観もぶち抜くくらいの実力派だと思う。なんせ最大の武器はその口調の良さ。落語に伝統的な話芸を求める客層なら絶対に認めるだろうなと思う。前述の昇太あたりは逆に、この伝統性あたりもブッ壊して突き抜けてるので、若年層のウケが絶大で年配層には「なんか騒がしいねぇ」なんて言われちゃうけれど。落語家は前述したように「観客の想像力を使って世界を生み出す」事が求められるのだけど、観客を自分の生み出す世界に引き込む武器となるのは、その端正な口調。このあたりの吸引性の強さというか、惹きつける引力みたいなものは志の輔とかも強烈だけど、それとはまた違うリズムとテンポで聞き入ってしまう魅力がある。なにより怖いのは、まだ全然伸びしろがあることか。将来どこまで到達するのか楽しみな大器だけど、実は世間一般には知名度がそれほど浸透してないので、実は定席の寄席でも出演してるしチケットも比較的取りやすい。○春風亭一之輔この人も若手のホープ。21人抜きの真打昇進で話題になってたけど、三三と同世代ではありながら、タイプは全然違う。この人はマクラや細かいくすぐりで会場の雰囲気を作るのが上手くて、根多に入る前から笑う空気ができてしまう。なかなか豪快な語り口で、でも彼の特徴でもある表現力の高さで、なんてことない会話でも笑いが起きる。この人は音声ではなく生、もしくは映像と含めて見ないと魅力が半減してしまう。古典をやってるけれど、描く人物像や情景は独特なもので、とにかくなんだかよくわからないが出てくる人物が面白い。じゃあ伝統的な古典をできないかって言われたら、それが滅法うまい。「蝦蟇の油」とか蝦蟇売りの講釈が見所なんだけど、一之輔の講釈は良かった。今が旬というか、バカ売れしてホール落語のチケット取り難くなる前に一度聞いておいて損は無い噺家かな。まぁ何人か挙げたけど、他にもお勧めはたくさんいます。それこそ立川談春とか柳家小三治とか立川志らくとか色々居るけれど、初心者向けって縛りになると、やっぱ前述の4人かなぁ。変わり種というか意外なところで言うと、以前は林家こぶ平としてヒロミにいじられてた林家正蔵。当初はどうしても血統負けというか名前負けしてたのか重圧なのか、ギクシャクしてたけれど、この前久しぶりに寄席で観たら、随分と様子が変わってました。あれはあれで努力の賜物でしょうか。まぁでも、弟の三平の方が出来は良さそうではあるけど。落語はいいよね。悩みがある人とか、なんか気が晴れない人とか、試しに一度聞いてみればいい。あー、それこそ自殺考えてる人とか、どうせなら死ぬ前に落語でも聞いてから死になさい。死ぬのがアホらしくなるから。落語の世界には地道に努力して大成しましたとか、苦労が報われましたなんて話は少ない。どちらかというと仕事もしない魚屋が浜で大金拾ったとか、ガラクタの太鼓が300両で売れちゃったとか、そんな話が多い。あ、でも井戸の茶碗とか紺屋高尾とかは美談かな。相当な話芸が要求されるけど。
2016年01月28日
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こんだけ世間で騒がれてると嫌でも耳にするし、職場でも色々と話に出るんで大体の経緯は知ってたりするんですが、色々とおかしい気がするのはオレだけですかね?いや、SMAPがとかジャニーズ事務所がではなく、世間の反応が。あまり世間のジャニーズファンを敵に回したくもないけれど、まぁファンはね…どっちが良い悪い関係なく、常に味方だから。しかし、見てるとファンでもない人の反応もなんだかおかしい。おかしいと思うのはオレだけなのか?と思いながら職場で同じことを言うと、職場ではオレの考え方を「まぁ、そうだよね」と納得してもらえてるので、多分俺だけが変なんじゃないと思う。オレの感想を一言で言ってしまえば「揃いも揃ってガキばっかりじゃないか。くだらねぇ」であります。でも、多分SMAPファンの女子とかにオレがこの話をしたら、すげー怒りそうではある。えっとね、俺は別にSMAPが解散しようが事務所抜けて他に行こうが好きにすりゃいいと思ってるんです。もういい歳こいた大人ですし周囲がどうこう言う問題でもないしね。ただ、これオレの中での前提として、アイドルだろうがプロダクションに所属してる以上は社員なんですよ。事務所がテレビや映画や舞台の仕事を営業活動の末に取って来て、社員に「これお前に任せた」と仕事を振るわけで、やってる事はそこらの企業と社員の関係と変わんないわけです。例えば建設会社の営業が外に仕事を貰いに出て行って商談の末にマンション建設を自社で請け負う。これを自社の社員に設計から建設まで割り振る…。同じでしょう?で、ほとんど全ての企業において、おそらく就業規則として従業員は会社の意向に従う義務があるはずなんです。そらそうよ?言う事を全然聞いてくれない社員なんか普通の企業ならクビだよ。今回の件、まぁメディアでどこまで本当の事を言ってるかは知らんけど、報道にあるようにマネージャーと副社長だか、その娘だかが派閥化して対立してたってのが本当ならよ?まぁ双方女性だから仕事にも損得より感情面がウエイト大きいってのはある気がするけど、一言で言えばガキなんですよ。自分の嫌いな相手とは割り切って一緒に仕事できないってのは、少なくとも企業の執行役員とマネージャーという経営管理職の適性としては問題外です。ただ、社内における職位で言えば副社長の方が当然ながらマネージャーだか室長だかより上位であり、副社長が業務命令として自分に従えと指示すれば、この室長だかマネージャーは従う義務があります。まぁ、報道じゃ副社長が出て行けと言ったとか、恫喝されたマネージャーが独立を計画したとか色々言ってますが、そんなのどっちでもどーでもいいんです。上司から出てけと言われたにしろ自分から独立画策するにしろ、会社に対して忠実に従う事が出来ないという意味では同じ。まぁこのあたりは、一般の企業でも退社して自分のやりたいように仕事するために独立していく人は多いので、好きにやりたきゃ自分で会社作ればいいのさ。ただ問題は、今回の場合、事務所所属のタレントを引っ張って抜けようとしたとこなんだろう。これを一般企業に当てはめたら、どんだけ不義理な真似してるかわかりそうなもんだけど。普通の企業で自分が辞める際に自分の部下や担当してた顧客や得意先、取引先をゴッソリ持ってったら許されねぇよ。まぁ自分の信用によって得た客なら独立後も付き合いを続ける事はあると思うけど、そうなるにしても相当の気を遣うし根回しもした上で円満に移行できればの話で、普通は残る人に引き継ぎして委譲していくもんだ。まぁ、今回の場合は正に自分が抜けると言ったら部下(SMAP)が「自分も連れてってください!」みたいなパターンなわけで、そこは相当うまくやらないと、そりゃ会社と険悪になるし喧嘩別れになるべさ。で、多分そこはそのマネージャーにしても当初は上手くやる算段だったんじゃないかと思うけど。ジャニーズ抜けた後の後ろ盾というか受け入れ先は当然ながら目星つけてたはずだよね。そうじゃなく、仮に芸能界でジャニーズ敵に回して一匹オオカミで生きていけるなんて考えてたとしたら、オマエ何年その業界にいるんだって話だし。でさ、俺は芸能界詳しくねーから、わからんけど、もし仮に受け入れ先が決まってたとしたらだよ?誰がどう考えても、その受け入れ先の社長は絶対にジャニーズ側に話をしてるはずなのよ。だって実質的には移籍でしょ?絶対話は通してるし、通さないとしたらジャニーズと喧嘩だよね?そんなリスキーな事するはずがない。憶測でしかないけど、多分そこらへんでしくじったんだろうなー。でもね。これ別に後出しジャンケンじゃないけれど、報道が出た当初からオレは「まぁ解散はないんだろな」と思ってました。いや、ホントよ?だって考えてみ?仮にSMAPが分裂して解散した場合、SMAPもそのマネージャーも、ジャニーズ事務所も誰も得しないじゃん?関与してる3者…もっといるかもしれないけど、関与してる人間全員が損をする選択肢に落ち着くなんて話は有り得ないのさ、普通。三方一両損の大岡裁きは肝心の問題が解決してるから3者が損をしても一件落着なんであって、問題が解決しないまま全員が損をしてたら単なるアホでしょう。なので当初から、あるとしたら「SMAP残留」「木村が折れてSMAP全員で独立」のどっちかだろうなと。で、結果として残留したので3者のうち誰かが得して解決…になるはずでした。そうならなかったのは、あの謝罪会見でしょうか。俺ね、今回もしSMAPの木村以外の4人が残留するってなった場合、4人は木村と事務所には詫びるべきだとは思うわけです。これは人の道としてね。自分たちの都合で事務所に損害と迷惑をかけてるし、全くその気がなく本来なら無関係の木村に尻拭いをさせた形になってる以上、感情的な面は置いといて、この2者には詫びるべきで、詫びも無く残るってのはムシが良すぎるなと。ただ、それは個別に裏でやりゃ良い話。あの謝罪会見のよくわからない所は、俺には「誰に対して何を謝ってるのかがサッパリわからない」ところかな。いや、あれがもし公式の場で「騒動によりファンや視聴者に迷惑をかけたお詫び」だという形で、これはジャニーズ事務所の経営陣の誰かがメディアの前で謝罪するってのなら理解できる。だって今回の件は、あくまでジャニーズ事務所という会社の「社内問題」でしょう?社内の内ゲバで結果として社外にまで迷惑をかけました…って事でしょう?これ普通の会社なら経営陣の管理責任の問題だし、社長が会見してるはずで、まさか当事者の社員が会見して詫びるなんて事は有り得ないわけさ。飲食店でバイトが悪戯して客に迷惑かけたら店長とか、場合に寄っちゃ社長が謝るよね?それと同じさ。SMAPの4人が謝るべきは、木村と会社に対してであって、ファンや視聴者に対して謝らなきゃいけないようなことは何一つしてないよね。で、木村と会社への詫びならテレビで生でやる必要ないというか、伝える相手が違うでしょう。ファンの方を向きながら「木村君、ジャニーさんごめんなさい」って意味わからんでしょ。ジャニーズ事務所辞めて独立したいって考えたのがファンへの裏切り?そうかなぁ?俺は熱烈な阪神ファンだけど、阪神の選手がFAで他球団に行こうがメジャー挑戦しようが「頑張れよー!」とは思うけど、裏切られたとは感じないな。ただ、まぁ…4人もいい歳した大人にしては少し考えが稚拙過ぎた気はするよね。世間知らずというかな。オレ個人的には脱退でよかった気はするけどね。今回の選択肢で上策、中策、下策があるとしたら…上策はそもそも独立しないで残る。中策は脱退。で、いちばんやらかしちゃいけないのが「抜けようとしたけど上手くいきそうな気配がないからやっぱり残る」が一番イモ引いた感じで下の下なのさ。これも一般の会社で考えてみればわかるけど。しかしまぁ、世間の声を聴いてると、人気者だからってのもあるけれど、よくわからない批判も多いなと思います。そもそも最初から抜ける気も独立騒動に関わる気もなかった木村が裏切り呼ばわりされたり叩かれる理由がサッパリわからんのですよ、事務所の対応が叩かれるのも、想定される最悪の結果から比べたらおかしな話よ?だって一度退社を表明してる以上、出戻り認めずに「出てって好きな事せーよ。ウチはもう君らの席もないし後釜もいるよ」と門前払いされたら、業界干されてメディアで二度と見る事もなくなる可能性あったでしょう?ジャニーズからしたら前言手撤回で残留認めるのは譲歩だと思うよ?さんざん引っ掻き回した挙句に、最後は元に戻るのを認めてもらえたなら、それ以上を求めるのは図々しすぎる気がオレはするけどね。勘違いしてはいけないのは、主導したのが誰であれ、抜けるという意思を一度は会社に伝えたのは事実なわけじゃん?それが「全部水に流してなかった事に。以前と同じ待遇で」ってのは通らんさ。…まぁ、あそこまで露骨に制裁じみた演出するあたり芸能界はやっぱり伏魔殿なんだなとは思うけど。でも結局、今回の沙汰は落としどころをミスったせいで、結局はSMAPの評価と商品価値は下がり、事務所は看板に傷がつき世間に嫌われ、マネージャーは芸能界から引退で、三方誰も得せず損をして終わってるあたり、やっぱり関わってた連中揃いも揃ってガキばっかだなと。今回で言えば、ベストな落としどころは、4人の木村と事務所への詫びと和解。これは誰か相応の仲裁する人物がいるけれど。あとはそれに応じたペナルティか。特権剥奪でもなんでも。でもこれは社内裏で済ませりゃ良い話。わざわざ商品の粗を表で出す必要はないさね。んで表では社長なり副社長が「今回の騒動で世間を騒がせたお詫び」としてプレスに出せる範囲での経緯説明と謝罪会見をした上で、業界内に挨拶と詫びを済ませて決着…ってのが大人の対応だと思うけどね。ま、これが仮にTOKIOだったらね。事務所クビになって解散しても、主に建設業界や農業、酪農関係者からのヘッドハンティングで引く手あまたで食い扶持には困らない気もするけど(笑)
2016年01月20日
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実はこの記事を下書きしたのは軽く2~3年前。全ては職場の後輩のこの一言から始まる。「日本てアメリカと戦ったじゃないっすかー?」俺「もう70年以上前だけどな」「勝てると思ってたんすかね?」俺「教科書じゃ日本軍部の暴走だと教えるが、いくらバカでもアメリカに勝てると思ってたわけじゃないさ」「じゃあなんで喧嘩売ったんすか?」俺「どっちが売ったかって話になると微妙だけどな。靴舐めるか土下座して詫びろと言われて、上等だこの野郎と先に殴ったのは日本ではある」「なんでそんな仲悪くなったんすか?」俺「それを話し始めると日本の歴史だけじゃなく軽く500年は世界史を遡る事になるので割愛」「気になるんすけど」俺「気にするな。もう済んだ話だ。」しかし、バカのくせに最近は坂本龍馬に興味を持ったり何かと歴史に興味を持ち始めたバカマスターたぐち。仕方ないので仕事帰りにメシ食いながら軽く世界史からレクチャー。話しながら、あぁ確かに日本の教科書じゃこんなことは教えないなと気付く。「日本人は戦争中に悪い事をした」「迷惑をかけた」というのは一般的な日本人なら誰もが子供の頃に教わる話。ただ具体的に何をどうしたのか?どうしてそうなったのか?他の国はどうだったのか?何が目的だったか?みたいな肝心の所は全く教えない。そんなわけで、オレの主観に基づいて日本の戦争史を記事にしようと思いながら書いてたのが実はもう2~3年前。下書きしながら結構な長さになり投稿弾かれて、そのまま放置してたテキストがオレのPCの深層部に眠ったまま、つい最近になってファイル整理してたら出てきて「あぁ、こんなの書いてたな」なんて思い出す始末。せっかく書いた大作なので、せっかくなので世に出そう。と思い立ったキッカケが、この後輩との会話。そんなわけで、かなり長くなるけど軽く500年は世界史を遡りながら日本の戦争史を書いてみた。□16世紀 欧州の植民地支配の始まりなんで日本の戦争史を記事にするのに16世紀の植民地支配からなのか?と聞かれると困るのだけど、近代日本の戦争史を語るうえで西洋の植民地政策は切っても切れない要素なので、その始まりから。ヨーロッパ人が世界の植民地化を開始した当初、最も力のあった王国はスペインとポルトガル。俗にいう「大航海時代」ってやつです。コロンブスがインド行こうとして当時まだ未発見のアメリカ大陸にぶつかったとか、そんな時代。その結果、ポルトガルはインドを植民地化し、スペインは新大陸のアメリカを開拓していくわけ。その後、ポルトガルとスペインは南米にも進出。インカ、アステカなんかの文明を滅ぼしながら版図を拡大。この二国は、まず本国からアフリカへ物資を輸出し、それらを売って奴隷としてアフリカ人を買い、その奴隷たちをアメリカ大陸へ連行して中南米の開拓に従事させ、さらにそこで得られた富をヨーロッパ本国へ送るという、「三角貿易」と呼ばれる貿易形態を確立して莫大な富を得た。そりゃ儲かるよ。輸出で稼ぎ、現地で安い労働力を奴隷として確保して、そいつらに新大陸で開拓させて出た産物を奪って本国で売ってんだから。そしてアメリカ大陸では、富を搾取するために容赦なくネイティブ・アメリカンを虐殺した結果、幾つもの種族が絶滅。なんでこんな酷い真似ができたか?普通に貿易する気なかったのか?ってのは宗教観の薄い日本人ならではの考え方。当時のヨーロッパは一言で言えばキリスト教の世界観に基づくキリスト原理主義だ。なんせローマ法王庁からの命令にはこんな記録が残る。○ イスラム教徒やトルコ人はこれまでにキリスト教徒の国土を不当に占領し領有していたのであるから、彼らに対して行ってきた、また今後行うであろう戦争は正当である。 ○ 東洋各地やブラジルなどについては次のとおりである。救世主は未信徒を改宗させ、霊魂の救済を行うように命じ、自己の利害をかえりみない宣教師を派遣したので、彼らは布教地で優遇を受ける権利がある。彼らの言に耳を傾けなかったり彼らを迫害した者に対する戦争は正当である。 ○ アメリカ大陸の原住民については次のとおりである。布教事業を妨害も圧迫もしない人々についてだが、彼らは自然法に反する重大な罪を犯すような野蛮な悪習を守り、それをやめようともしない。こういう者の土地を占拠し、武力で彼らを服従させる戦争は正当である。ここ大事ですよ?試験に出ますよー。この思想は今後300年以上にわたる西洋の植民地政策の根幹に根付く思想になる。つまり異教徒に対してはどんな非人道的だろうが理不尽だろうが法王からのお墨付きがあるので「正義だ」と信じられてきた。彼らにとって布教は正義だ。下賤な民族に高貴な教えを伝えることで救えるはずで、いう事聞かない奴はバカだから殺しても困らんという。この歪んだ正義感と有色人種に対する優越感、差別感は今後長く続き、広島、長崎への原爆投下に至るまで一貫して持たれてた思想。で…スペインやポルトガルが世界に植民地支配を広げてた頃、日本では?えぇ、織田信長がヤンチャしてた時代です。ポルトガル人の宣教師、ルイスフロイスは有名ですが、彼らが日本で信長に謁見して布教を願った背景にはこんな思惑があったんですな。その後、日本でもキリシタン大名なるキリスト教徒の大名やらが出てきます。西洋が植民地化を進めるうえで最初に送り付けるのが宣教師。第一段階までは日本の場合、完了してました。ただ当時の日本には、それまでのインドやアジア諸国とは少し違う事情があり、西洋諸国は植民地化まで至ってない。一体どんな事情か?まず一つ、当時の日本。実は火縄銃の所有数が世界有数。ほんの数十年前にポルトガル人が種子島にもたらした一丁の火縄銃だが、その後、数十年で日本人はこれを研究、複製し技術を確立し大量生産に成功し、本場西洋もブッたまげるくらいの火器保有国だった。ましてや戦国時代で日々どこかで戦が起きてた時代、日本の軍事力は高く、侵攻するのは至難の業。そしてもう一つ。豊臣秀吉がスペインやポルトガルの真の目的に気付いていた。秀吉はそのころ、世界の情勢もある程度見聞していて、フィリピンの植民地化やスペインが世界の覇権を握ろうとしていたことも知っており、その覇権主義に日本は屈しない旨をフィリピン経由でフェリペ2世宛に書簡で伝えてる。そして秀吉の死後、徳川幕府が開かれるが家康は鎖国制度を採る事で西洋の植民地支配の思惑を潰した。その後、ヨーロッパでもスペインやポルトガルが衰退してオランダやフランスが台頭してくる時代になる。オランダと聞いてピンと来た人は教科書をよく読んでた人かな。当時の日本、鎖国と言えど実は長崎の出島においてだけ海外との交易をしていた。そこに出入りできたのは中国人や朝鮮人、そしてオランダ人。なんでオランダ人が許されたかってと、オランダ人はスペインやポルトガルのようにキリスト教の布教をしなかったから。その後、日本は江戸幕府による300年の平和時代に入るけど、西洋じゃ相変わらずガチガチ争ってて、最終的にはオランダも衰退してイギリスとフランスあたりが世界に植民地支配を広げていくことになる。現代でも南米でブラジルがポルトガル語だったりアルゼンチンがスペイン語だったり、カナダやアフリカ諸国で英語やフランス語が公用語だったりする理由は、この植民地支配の名残なんですな。で、日本が江戸時代の平和を謳歌してる中、イギリスは植民地支配してた北米がアメリカ合衆国として独立したりして、その支配の矛先をインドや東南アジアに向け始めます。オーストラリアやニュージーランドがイギリスの支配を受け罪人の流刑地として統治されたのもこのころ。アボリジニからすれば迷惑この上ねぇ話だが。英国人は多くの森林や環境を破壊し原住民の住処を奪い富を英国に持ち去り、代わりに罪人を送り付けてきてラグビーを教えてくれました。今じゃラグビーも本場イングランドよりオーストラリアやニュージーランドの方が強いですが。18世紀中ごろにイギリスで産業革命が起きたなんて話は教科書に書いてありますが、その元となる資金は世界中の植民地から送られてくる富によって成されたわけです。蒸気機関や印刷機、近代火器ってのは、イギリスが島流し開拓民と英語とラグビーの対価として奪ってきた富によって成し遂げられたんですな。一方そのころの日本江戸時代300年の平和真っ最中。戦争もなく平和なんで武器の開発もしないし侍は人も斬らないし、絵画や古典芸能や職工技術なんかが発達。海の向こうじゃ重火器が開発され、技術革新が進んでるのに呑気なもんです。信長の時代では西洋と互角に戦えた日本も、こうなると完全に時代遅れ。そりゃ、かたや戦争に明け暮れてる西洋諸国で、こっちは戦も無い平和国家。勝負にならん。が…この、あまりに開き過ぎたギャップが後に日本に大きな変革を呼びます。当時の東アジア。王者として君臨してたのは今の中国である清。アジアは有史以来、ずっとこの「中国」+「その他の国々」という構図だった。言ってしまえば、安室奈美恵withスーパーモンキーズとか甲斐バンドみたいなもんで、中国以外は「その他大勢」みたいな構図で、それが俗にいう中華思想と呼ばれる思想であったりする。で、このアジアの主である清国こと現在の中国。長く西洋からの支配を受けてこなかったけど、世界中に食指を広げたイギリスがついに中国に到達。ただ、清国も伊達にアジアの主を名乗っちゃいない。他の東南アジアの国や、それまでのアフリカ諸国に比べると結構栄えてたし物流も豊富で、古からのシルクロードを経た交易路もあったりして、イギリスが持ち込んだ物産にそれほど興味を持たなかった。こうなるとイギリスも困る。なんとかして清国の富を奪えるような産物はないかと探す。そして目を付けたのが植民地のインドで栽培してたアヘン。えぇ、麻薬ですな。全くとんでもねー連中である。そしてこのアヘンを清国政府に内緒で清国の国内に密輸し流通させる。たちまち清国中がアヘン中毒者で溢れる。客がヤク中になればこっちのもんで、清国の人はアヘンを入手するために国内の富をイギリスに売り始める。当たり前だが、当然のように清国政府はアヘン密輸を取り締まりイギリスに抗議。それを聞いたイギリス、待ってましたとばかりに清国の敵対的な態度を理由に戦争を起こす。これがアヘン戦争ですな。「お前ら麻薬買わないからぶっ殺すわ」である。世界史上、これほどジャイアニズムで理不尽な戦争があったかと。もちろん清国に勝ち目はない。イギリスは「南京条約」という不平等条約を清国との間に締結し、都合良く清国に自国の商品を買わせるように上海をはじめとする港を開放させ、香港を奪う。しかし、それだけでは終わらず、その後、麻薬の密輸船を見つけ拿捕して捜査した清国に対し、イギリスの領事がキレる。「おいてめえ、その船イギリス様の船だぞ?なに勝手に拿捕して捜査してんだよ!」アヘン運んでる密輸船のセリフとは思えんが、事実である。そして第二次アヘン戦争。アロー戦争ともいうけど、これが起きて、更に北京条約なんて条約まで結ばされる。そしてこの「イギリスが勝つ前提の戦争」にはハイエナのごとく西洋諸国が勝ち馬に乗りに連合国として参戦。戦後の利権を狙ってくる。こうしてアジアの王者だったはずの清国、西洋諸国に虫食い状態に植民地化され弱体化していくことになる。気が付けばこのころ、アジアで植民地化されてない国は、日本、朝鮮半島、シャム王国(タイ)モンゴルくらい。それも全滅は時間の問題だろうと当時の西洋は見ていた。□黒船が来たぞー!アジアがそんなことになってる一方そのころの日本はどうなってたか?あのペリー提督が浦賀に来航しております。1853年でしたっけ。年号覚えることにそれほど意味は無いですが。時期としてはちょうどアヘン戦争のあとくらいです。ペリーは徳川幕府に不平等条約を結ぶように要求。イギリスがやった清国の時と同じですな。鎖国真っ最中の徳川幕府。内容を見てとりあえず返答を保留。一年後に返答するとしてペリーを帰す。ご承知の通り「不平等条約の締結」というのは、欧米列強が当時、他国を植民地化するときに用いていた常套手段受け入れれば自分たちにだけ都合のいい条件で貿易ができるし、これを蹴るなら「敵対した!戦争だ!」となる。そんな理不尽な話あるかと今なら思うかもしれないけれど、実際に隣の清国はそれやられてるしね。これはもうね、大航海時代に布教の名目でスペインやポルトガルがやってきた手法の名残というか負の遺産ですよ。こうなると日本、なんせ隣のアジアの王者であった清国ですらあのざまだ。勝てるわけないと「日米和親条約」を締結、さらに後には「日米修好通商条約」という不平等条約も締結させられ、以後それをみたのか「アメリカと結ぶならうちとも結んでくれ」とばかりに言い寄ってきたイギリス、オランダ、ロシア、フランスなどとも同じような不平等条約を結ばされる。ちなみにこの不平等条約に調印し日本を開国したのが、桜田門外の変で有名な大老こと井伊直弼。この専横というか独断に怒った水戸藩の志士によって井伊直弼は桜田門外で襲撃されたわけですな。そしてこの不平等条約を機に、日本国内じゃ幕府の弱腰外交に対する不満が噴出する。元は幕府の支配下組織である長州藩、薩摩藩などが攘夷思想を掲げ「幕府にこの国の舵取りなんぞ任せられぬ!新政府や!」と倒幕を志向するようになり明治維新へと繋がる。300年平和にボケてた日本に最新技術の黒船がやってきたことで、そのギャップに危機感を募らせた志士達がもの凄い情熱とパワーを発揮したわけだな。幕府を倒した新政府。「富国強兵」をスローガンに西洋の様式や新しい制度、技術を次々と導入し始める。なんせ世界の先端から300年も遅れてるので、この遅れを西洋諸国が日本に進行してくる前に取り戻さなきゃならない。と…ここで日本と清国との違いが出てくる。清国は日本よりも随分と早くに西洋の技術や文化には触れてたわけですが、それを自国に積極的に導入することはなかった。日本の場合、なんでそんなにすぐに異文化の導入ができたかってのは、おそらく旧体制の崩壊があったからだろうなと。幕府がもし存続していた場合、おそらく西洋化も無かった。竜馬あたりが「刀なんぞ役に立たん。これからはこれじゃ」と万国法と拳銃を見せたなんてエピソードがホントかウソかは知らんけど、幕府を倒した主力は長州藩と薩摩藩です。そしてこの両者は共に下関戦争や薩英戦争でイギリスの力を身をもって体感し、「これはなんとかせなアカンばい!」と思想の転換をしてたのが大きい気はする。ま、この両者に西洋の大砲や武器を売って仲直りまでさせたのが亀山社中の竜馬なんすけど。ただ、安土桃山の時代…というか下手すりゃ元寇の時代から明治維新まで、日本が一貫して持ってた思想が「相手が誰であろうと他国の支配は受けない。自衛独立国家で居続ける」という点。有史以来、少なくともここ500年の間で白人の侵略に対して勝利した有色人種はいない。つい最近まで鎖国してて戦争なんか縁も無かった東洋の島国が、いきなりこんな危機的な状況に陥ったわけですな。□日清戦争日本にとって、開国後の最大の問題は隣国である清国と、その属国の朝鮮との関係。当時の状況は南からはイギリス、フランスなどのヨーロッパ勢、東からはアメリカ。そして北からはサハリンまで進出してきてたロシアの影響が大きくなってくる。一体どこから手を付けるか?と悩んだ日本。まずは朝鮮半島をロシアから守らなきゃ日本を守れないと考える。そのためには朝鮮を独立させ、日本と同じように近代化させ、同盟を結ぶことで西洋に対抗しようとした。が…東アジアには前述の中華思想が根強く、中国の属国である朝鮮は親分の中国がそうであったように日本を小国の島国であると侮どり、それどころか西洋にかぶれてる日本を若干侮辱するような対応でアッサリと拒否。まぁ中国からすれば面白くないよ。それまでは下手に出て機嫌取ってくれてた日本が、最近は西洋化してんだから。朝鮮半島がロシアの支配を受ければ日本は守れない、かといって親玉の清国にもロシアに勝つ力は無い。そんな中で日本国内では「征韓論」が根強くなり、朝鮮に対し圧力をかけるかたちで影響力を行使してでも清国から朝鮮を切り離そうと考える。当然、バックにいる清国は黙ってない。日本との間で「日清戦争」が勃発。これは意外と大きな意味を持つ戦争だったとオレは思います。開国後の日本は西洋に対抗するためにアジアの団結を志向していた。日本単独じゃ守り切れないので、周辺国と同盟組んで対抗しようと。しかし、そのための障害が清国だったんだな。皮肉なもんです。当時の日本が思ってるほど、アジアじゃ日本の地位も評価も高くなかった。所詮は「小国の島国」扱いだ。ようするに中国や韓国の反日思想は最近に始まる事じゃなく、昔から根付いた深層心理なんすな。かくして日本は「脱亜入欧」という思考にシフトする。アジアにこだわらず広く世界を見たうえで西洋に追いつこうとしたわけだな。その為にはアジアで清国を超えなきゃならん。結果的に日本は日清戦争に勝ち清国から遼東半島、台湾、澎湖諸島を得たうえで朝鮮を清国から独立させ、日本の影響下に置く事に成功する。□日露戦争清国に日本が勝った事に一番驚いたのは西洋諸国とアメリカ。それまではアジアで一番の大国は清だと思われてたのが、なんか知らん島国が勝った事で、日本は一躍有名になる。とはいえ、まだ当時アジアを植民地化してたイギリス、フランス、アメリカに認知された程度だけど。ただ、日本にとって幸いだったのは、当時は一見周囲は敵だらけに見えても、実はイギリスやアメリカとは友好的な関係を作れてた事。理由はロシアです。ロシアの清国への南下はイギリスやアメリカにとっても、あまり嬉しくない。そういう意味で日本と利害は一致してた。ただ、朝鮮半島や清国北部を狙ってたロシアにしたら面白くない。そんなわけでロシアは日本に対して、ジャイアニズム全開の要求を突き付ける。「三国干渉」と言われる要求でして、ロシア、フランス、ドイツの3国が連名で日本に対して日清戦争で得た遼東半島を清に返還する事を要求。聞き入れなきゃ3国と戦争になるという強迫ですな。一体なんの筋合いでお前らに言われなきゃならんのかって話だが、当時の日本はこの3国と戦うだけの力を持ってなかったので、この屈辱的な要求を受諾し遼東半島を清に返還。ところが…ロシアは清国に対しこの干渉による一件に恩を着せ、その日本が返した遼東半島を清から借りる。さらに清国の領土の領有権を次々に主張していくが清国にはこれを断る力がない。結局は朝鮮半島のすぐ北に自国の軍を配備するまでになる。そもそも日清戦争はこれを防ぐための戦争だったので、日清戦争で日本が苦労して手に入れた目的は全て無駄な努力になった。要するにロシアは日本が戦って犠牲と引き換えに手に入れた土地を美味しい所だけタダで頂いた形になる。いくら小国の島国でも、目の前でここまで舐めた真似されたら怒る。ロシアはロシアで、どんな真似しようが日本が自分たち相手に喧嘩売るなんて考えてないので要求はエスカレートしていく。ところが日本人、強い相手に泣き寝入りするには少しプライドの高い民族だったようで、勝てないなら勝てる方法と状況を生み出す方へ動き出し、ロシアをよく思ってないイギリスと日英同盟を締結。背後の憂いを無くし支援も得た状態でロシアに対し宣戦を布告する。これに一番驚いたのは当のロシア。いくらなんでも極東の島国が自分たちに喧嘩売って来るなんて考えてない。とはいえ、戦争はすぐ終わるだろうと高を括っていた。ところが開戦してみると旅順港は奪われ、203高地で負け、挙句に世界最強を自称していたバルチック艦隊は日本海海戦で東郷平八郎提督率いる日本海軍の奇策ともいえる東郷ターンにより壊滅…というかほぼ全滅。相次ぐ敗戦でロシア国内でも政府への反発や厭戦気分が蔓延し経済が停滞、とはいえ一方の日本も長期戦にわたる莫大な戦費を戦時国債で賄いながら国家総動員で戦い続けて青息吐息のスタミナ切れに近い。結局はアメリカの仲介により講和となり終戦。「日露戦争は日本が勝った」と一般では言われるけど、内容的には引き分けに近い判定勝ちというのが妥当かな。結局は賠償金も取れなかったし樺太の領有だけだ。ただ、日本が得たのは樺太だけかと言うとそうではなかった。世界有数の大国だったロシアに勝った事で、日本の評価は一気に上がり、世界中でロシアに苦しめられてた国々では日本ブームが巻き起こり、子供にトーゴーと名付ける人たちが出始め、偶然エジプトにいた孫文は現地人に日本人と間違えられ大歓迎され、アジアの小国が「列強」と認識されるほどに地位が上がり、遂には不平等条約を破棄することに成功する。日本の教科書じゃ第二次大戦以降はあまり書かれないけど、今も西洋以外の有色人種地域では日露戦争は、初めて有色人種国家が白人国家に勝った戦争としてキッチリ教えられる。で。これで日本の危機が去ったかというと、そんなことは無いんだな。えぇ、いよいよ太平洋戦争です。□ラスボス現る太平洋戦争日本が日露戦争に勝ち清国北部の満州を支配し列強として大国化した時期、もう一つ大国化した国があります。えぇ、アメリカです。太平洋の島々を植民地化し、スペインとの戦争に勝ちフィリピンの植民地化に成功し大国化した。そして更に中国大陸に残る清国への進出も狙ってた。そうなると邪魔なのは日本となる。まず、日清戦争後のロシアと同様、日本が日露戦争で勝ち取った満州鉄道をはじめとする中国大陸における利益をアメリカにもよこせと言ってくる。そんな横暴な要求は当然拒否した日本。すると、アメリカはイギリスに日英同盟を破棄するようにすすめたり、イギリスやフランスと結託して日本に経済制裁を行い、それまでの友好関係もまったく無かったかのような態度に出て日本を孤立化させようとする。それまで友好的だったアメリカが豹変したのは利害だけでなく実は別の側面もある。「人種差別問題」ですな。日露戦争では有色人種が白人に勝ってしまった。それまでそんなことは不可能だと500年くらい信じてた世界の人達は驚く。そして、多くの有色人種国家を植民地化してるイギリスにとっても、これは脅威になる。日露戦争の結果は世界的にも有色人種の国々には歓喜とも呼べるくらい好意的に捉えられていた。これは当時のネルーや孫文や多くの指導者のコメントからも容易に想像できる。日本はそのような世界の人種差別的風潮を感じ、第一次世界大戦が終結した後のパリ講和会議の席上で「人種平等に関する提案」という人種差別撤廃案を提出する。これはこれで画期的な事だ。だってそれまで世界の動向は白人によってのみ決められてきたのに、そこに黄色人種が参加して差別撤廃案を出してんだから。でも、その提案に対する投票の結果は賛成17/反対11と賛成多数だったのに、委員長を務めていたアメリカ大統領のウィルソンの「このような重大な案件は全会一致でなければダメだ」との理不尽な独断で不採決。いかにもアメリカっぽいでしょ?(笑)その後もアメリカの対日イジメは続く。ワシントン会議で日英同盟を破棄させ、建造艦の軍縮を決め日本は主力艦の建造に制約がかかる。排日移民法を制定し日本からの移民を禁止。アメリカ、イギリス、中国、オランダによる、いわゆるABCD包囲網と呼ばれる日本への一方的な経済制裁。ここまで露骨にやられれば、さすがに日本も「欧米諸国と仲良くするのは無理だ。どうしてもなりたきゃ白人になるしかねぇ」と気付く。そこで明治維新以降「脱亜入欧」を志向してた日本は、その思想を捨て、日本が存続していくためにはアジア諸国を植民地支配してる欧米諸国を追い出し、それらアジアのの国々を団結させるしか道はないと考え始める。日本がアジアを結束させ指導的な立場に立ちアジアの独立と団結を一挙に図ろうとした。これが「大東亜共栄圏」の思想だね。そんな丁々発止のやり取りの中、アメリカから「ハルノート」を突き付けられた事で、日本は開戦を決意する事になります。なーんて話を仕事の後に小一時間ほどバカたぐちにメシ食いながら話してて、そういえば昔こんなことを記事の下書きで書いたまま放置してたような?みたいな感じで思い出し、数年ぶりに探し出すに至るわけです。歴史ってのは延々とつながって今に至るものなので、アメリカと日本がなんで戦争したかを知るためには、日露戦争から話す必要があるし、日露戦争を話そうとすると日清戦争は切り離せないし、そこを話そうとすると欧米の植民地政策の話を知らないとピンとこないし……てな具合で軽く5~6世紀は遡る必要が出てくるなと思って、暇な時にメモで書いてた記事が、投稿する際に文字数で弾かれ、なんかそのままお蔵入りしてたんですな。書いた当時はこのブログの読者なんか身内だけだし、オレは吐き出したい事とか誰かと話したいテーマなんかを投下して自己満足して済ませてた時期なんで軽い気持ちで書いてたせいか、投稿弾かれてそのまま「ま、いいか」で済んでたんだけど、数年ぶりに読み返したら、なんか勿体なくなったんで今になって記事に起こしてみたわけです。まぁ、こういう経緯を詳しく知ると今の日中問題とか日韓とか米中関係なんかも柔軟な視点で見れたりすると思うんですけどね。もちろん今と昔は色々と常識や価値観も違うけど。
2016年01月16日
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昨日ニュースを見てたら、大量の難民を受け入れたドイツで年末に難民1000人が次々に女性を襲い100人以上の女性が婦女暴行や強盗の被害に遭い、被害届が500件を超えたそうです。…いや、まぁ難民を受け入れた時から分かりきってた事だろうとは思うので、今更特に驚くアレでもないのですけどね。わが日本、実は世界で一番だと思うのですが、難民の審査が厳しい国です。5000人の申請に対して許可が出たのが10人とか、そんな塩梅です。少し前までね、世界は難民受け入れに消極的な日本の姿勢を非難してたんですよ。それが最近になって一変して、今じゃ「日本は正しかった」「ヨーロッパは日本に学べ」みたいに手の平返されてたりするわけですが。まぁオレはハッキリ言ってしまうと、半端なリベラリストや似非ヒューマニズムで勘違いしてる人たちの考え方が大嫌いです。あくまで思考面で受け入れないというだけで、別にその人が嫌いか好きかは別なんですけどね。困ってる人を助けるというのは、人として当然湧くであろう良心ですし、その行為は多分正しいんですよ。ただ、ただね…誰かを助けるのには覚悟と多少の犠牲が必要なんです。そして、人の人生というのはとてつもなく重いので、覚悟も犠牲も無い程度の助けは、根本的な解決に至るほどの力を持たないし、数が必要だ。例えばね、ホームレスが一人いますよ。この人に一時の同情でパンを恵む。このパンが持つ力は、一食分の空腹を満たすだけだ。このホームレスを毎日生かそうとしたら毎日パンをくれてやる程度の犠牲は必要だけど、その程度の犠牲なら一時の同情で相殺できる程度の価値だろう。では、このホームレスの今後の人生を救ってやろうとしたら何をするべきか?まず仕事を斡旋してやらなきゃいけない。もちろん面接で落とされないように身綺麗にしてやる。路上生活者という過去が採用にネックになるなら身元も保証してやらなきゃいけないし、推薦状を書いてやるくらいの心積もりは必要だ。就職活動中の住居と食事も世話してやる必要がある。ここまでやって、やっと「一人の人間の人生の再スタートのキッカケ程度の救済」になる。これを無償、下手すりゃ自腹切ってまで救ってやろうというのが覚悟と犠牲でしょう。申し訳ないが、オレは自分の友人や親族がこういう状況なら助けてやる気になれるけど、見ず知らずの他人をそこまで真剣に助けてやる覚悟は持てない。そこまで高尚な人間ではないのです。難民の受け入れってのは、これを国家規模で全国民に多少の負担を強いて行う政策だ。人口を増やしたいとか労働力を確保したいとか、そういう目的はあるにせよ、あまりにもリスクが大きすぎる。だって言葉も違えば文化も違う外国人だ。このドイツでの集団婦女暴行事件だって、起こるべくして起きてるよ。だって考えてみ?イスラム圏の人達からしたら女性はみんな顔以外は隠して公共の場を行き来してるのが日常だったのに、それが受け入れ先じゃ肌を露出して歩いてんだからブッたまげるし、理性も飛ぶさ。宗教観の違い、文化の違いってやつだね。それにね…難民てことは自分の祖国はもはや治安を維持できてない状態で逃げてきてるわけだよ。人は余裕がある時は犯罪には走らない。しかし余裕を失って精神的に負担がかかると弱い人間は犯罪に走る。あとね…これは性善説だ性悪説だって話にも通じるんだけど…少なくともこれはオレの意見ね?俺は人間てのは「環境に慣れる生き物」だと思うんです。いや…環境ぬ慣れるっていうか自分の置かれた状況の正しい把握ができなくなるって言えばいいのかな?例えば今、日本で「自分は恵まれてると思うか?」というアンケートを取ったとして、まぁ結果はどう出るかはわからないけれど、オレは多分、発展途上国で同じアンケート取った結果と、日本の結果にそれほど大差は出ないと思う。「恵まれてる」の基準が絶対評価なのか相対評価なのかってのもあるけれど、平たく言うと、ある国では「三食ちゃんと食えて仕事もある。」という水準を裕福だと感じる国もあるのさ。この水準で言ったら日本人なんかほぼ9割以上が裕福で恵まれてるよ。「非正規雇用で正社員になれない。老後のたくわえが心配だし収入少なすぎて結婚もできない」という状況を不幸だと感じる日本人は多そうだけど、世界を見れば非正規どころか仕事もなく収入0で明日生きていけるかもわからん人間なんかゴロゴロいるよ。そういうやつの一部が明日を生きるために他人から金銭を奪うとか強盗するとか、理性が崩壊して女性を襲うとか犯罪に走るわけさ。人間ね「自分が恵まれてる。」と自覚できる人は意外に少ないのです。むしろ「自分は不当な扱いを受けてる。恵まれてない」と考えて大なり小なり少なからず不満を抱いてる人の方が多い。なんでか?簡単ですよ。人間ね、自分が悪くないと思えば努力しないで済むし楽だから。自分に原因や責任があるとか人より恵まれてるとしたら、原因を解消する努力をする必要が出てくるし、責任を取る必要も出てくるし、恵まれてると不満も言えないから。「世の中が悪い」「政治が悪い」「会社の上層部が悪い」等々、自分にはどうにもできない所に原因を求めた方が楽なんですわ。だって自分に原因がない以上は努力する必要ないし。わかりやすい例として、例えば芸人が劇場で芸をやる。客のウケはイマイチ。楽屋に戻ってその芸人が「今日の客はバカばっかりだ。オレの笑いを分かってない」と言ったとする。一方、別の芸人は同じ状況で楽屋に帰って来て「今日のオレは何をしくじったんだ?客層を読み間違えたか?ネタがいまいちか?原因はなんだ?」と反省をする。この両者、3年後にどうなるんでしょうね?言うまでもないと思いますけど。繰り返しますが、人間は環境に慣れる生き物で、自分が恵まれてる自覚がしにくい生き物だと思ってます。常に外に対して不満を抱いてた方が逆に安心できてしまうのかもしれません。要するに「俺は悪くない」という考え方に流れやすいんですね。今回の難民の件に限らず、まぁドイツ以外にもスウェーデンとか難民を受け入れて治安が悪化した国なんかたくさんあるのだけど、ではその当の難民たちがどういう心境で居るか?不思議な事に、どこの国の難民も不満を抱いてて文句ばかり言ってるんですよ。不思議ですねぇ…本来なら祖国で暮らせなくなった自分たちの面倒を見てくれてる有り難い存在なはずなんですが、何故か彼らは受け入れ先の文化に馴染もうともしませんし、秩序に順応する気もあまりありません。俺はそれを見て「郷に入らば郷に従え」という諺を日本に生み残した先人は偉大だなと思いましたよ。そりゃそうでしょう?いや、オレもう20年近く前ですが、バイクで日本全国を巡って数カ月ほど旅をしてた時期があります。言ってしまえば形式こそ違うけど当時の俺なんか難民と大差ないですよ。まぁ仕事は無くても貯金はあったけどさ。普段は山中や海岸でテント暮らししてたり、旅の期間中で軽く4~5回は職質を受けてたりした旅ですが、沖縄とか京都の古寺とかオレを居候させてくれた親切な人たちも中にはいたわけですよ。沖縄の時なんか海岸で暮らしてたオレに台風が迫ってる中でオレを家に呼んでくれた老夫婦がいたわけさ?「兄さん今夜どうすんのさ?」「台風じゃさすがに海岸テントは無理かなぁ」「今夜海で寝たら朝にゃ台湾まで流されるでよ」みたいな経緯で家に呼ばれ、以後そのまま数週間ほど居候してた事があるんすわ。いや、台風過ぎたら出るつもりが、引き止められて去りにくくなり長居したんすけどね。そりゃさ、一宿一飯の恩どころか毎日布団で寝れる環境を与えてもらえた身としては精いっぱいのお返しをするわけさ。掃除もするし肩も揉むし仕事の手伝いなんかもしたし風呂も沸かせば、納屋に放置されてた壊れたチャリンコも直したし網戸の張替とかもやったな。民宿泊まれば金取られるところをタダで寝床とメシ食わせてくれてんだから。これでもしオレが島の近所の若い女性とか襲ったり商店から万引きしたりしてみ?クソ外道でしょ?でも、こう考えられるのはオレが日本みたいな不自由のない国に生まれて、この放浪も自分が好きでやってたから心に余裕があったわけだな。別に地元帰りゃ住む家もあるし仕事も探せる身分だったし難民と比較するのはおかしいけどさ。でも、要するに今回やってる事はそういう事でしょう。なんでそんなことになったのか?それはもうオレにはわからんけれど、まぁ有り体に言えば人間は楽したがる生き物で、自分が恵まれて感謝するのは一瞬で、それが続けば恵まれてる状況が普通に感じ始めて感謝も薄れ、そのうちまた文句言い出すようになる…みたいなね。難民てことは祖国にいたらいつ死んでもおかしくないという身の危険を感じてたから逃げてきたわけだけど、それが安住の場所を与えられると今度は周囲に溶け込めない不満を抱き始める。つい最近まで明日の命の心配をしてた身なのにね。年収0の難民が「生きていけねーよ」と言ってる一方で年収200万の人が「生活していけん」と不満を垂らすかと思えば年収2000万の人が「税金高すぎだろバカ野郎」と不満を抱く。ま、人間なんてそんな生き物ですよ。例えば難民全員に仕事を与えて住居を用意しても、きっと今度はこう言いますよ。「この国は自分たちを差別してる。選挙権もくれないし」とかね。まぁ日本が難民なんか受け入れたら確実に勘違いリベラリストとか幼稚なヒューマニズムを振りかざす団体とかが税金食いつぶしていく気がしますけどね。賢い選択だとおもうけどな、日本の難民政策。薄情な考え方に見えるとしたら、それは恵まれてる証拠ですよ。
2016年01月12日
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年明け6日も経ってから新年の挨拶もないもんですが、かと言って元旦早々からブログ更新してる男ってのも「帰省せーや」「やる事なんかないんかい」なんて感じもしますしね。○新年会で、今年の年明け早々に実家に帰りがてら新年会に参加。まぁ正月2日から酒飲もうなんて集まる連中なので、参加者の9割は独身です。家族持ちは男子で一人。オレ入れて最初は4人で始まった小さな新年会。全員男。店に到着するや否や、いきなり「これみんなにお年玉」と袋を渡されたので開けてみたら、ポケットTENGAが入ってるわ、開口一番の話題でいきなり「最近はトシのせいでサオの立ちが云々…」「ついにバイアグラを試す時が…」というシモ話から始まる。いい歳こいた38の野郎連中が正月2日から集まってこんな有様。途中で電話してさらにメンバーを呼んで最後は女子も交えて8人になったんだが、女子が居れば少しは話題が変わるかと思いきや、既に酔ってる連中は止まらず。まぁ男子会なんてのは基本的には8割下ネタ2割が仕事と世情の会話くらいのウエイトではあるのだけど、その2割の内容が女子には理解が困難なほどに深かったりする。商社マンで今は水の事業だかの投資の仕事で海外を往復してる2児の父である男のサオのタチの話から嫁相手にバイアグラに頼ったら負けだというポリシーの話に移り、1人目の女の子の時はそうでもなかったけど、次に男の子が生まれた時に自分のDNAを次の世代に繋げたって意味で自分の人生が世の中に一つの爪痕を残した達成感の話になり、やっぱり男として生まれてきた以上は世の中に何かしら痕跡を残したいじゃんという流れになり、それが子孫なのか、自分の設計した建築物なのか、世に送り出した作品なのか、会社設立なのか、資産なのか名前なのかは何でもいいんだけれど……ってな具合に、開始が高校の部室の会話レベルの下ネタでも、そこから最後はイギリスでのン千億円の投資事業の話まで会話が膨らむんだから、伊達に38年生きちゃいない。どこからでもキラーパスが出せる、どんなこぼれ球も拾ってチャンスを作れるのは高校生の部室の会話では無理なのだ。で、参加した女子の中に独身の女子が二人いた。まぁ片方はバツイチで8歳の娘がいるけど。場の男子たちに対して、その女子たちが婚活の苦労を語ってた内容が面白かった。見た目それほど悪くないどころか、むしろなんで独身で彼氏もいないのか不思議ではある女子なのだけど、男の一人が聞く。男「自分からアプローチしたりはせんの?」女「気になる人には自分から結構わかりやすく態度や言動で出すかな」男「それで男が『俺に気があるのかな?』って乗ってきたらメシ誘われるだろ」女「そこで一度離れるかも」オレ&男一同「なんでだよ!」女「いや、確認というか試すというか」男「いや、そこで離れたら男から見たら『あ、オレの勘違いか。フラれたな』ってなるべ」女「なるの?」男「なるな。まず試す意味がわかんね」オレ「んー、試したくなるのは理解できなくもないけど、それはこっちに気付かれないようにやってくれ」男「そうそう、露骨に離れられたらフラれた判定になる。酔ってりゃ別だけど」ま、そもそもどんな言動や態度や素振りが誘ってるのかすらオレの場合は感知怪しいって話でもあるのだが、押し引きって感覚は男女の差なんだろうね。ちなみに、その子のタイプの男性像とやらが・経済力・肌がきれい・年齢より若く見える・優しい・プチマッチョだそうだ。それを聞いた場の友人が実も蓋もない一言で一刀両断してた。「でもね、金持ってて体鍛えてて性格優しくて年より若く見えて不摂生もなく肌ツヤ良い男ってのは誰がどう放っておいてもモテるわけで、その競合他者が多くいる男は38の女より若い女を選ぶと思うわけよ」ぶっちゃけ場の誰もが思ってても空気を呼んで黙ってたツッコミを容赦なく入れてしまうあたりがコイツが女子にモテない理由であり、酔っぱらいの強さかなとも思うわけだけど(笑)「ちなみに今この場にいる男から無人島に一人連れてけと言われて選ぶなら誰が良い?」出た、酔っぱらいが酔うと必ず女子に聞く質問の鉄板である。女「んー、あえてどうしても選べと言われたらノムさん」まさかの当選。オレ「…別に金持ちでもなければ肌ツヤが良いわけでも若く見えるわけでもねーけど?」友人「マッチョと言うか、背はデカくてガタイが良いけど腹筋は割れてないよ?ノムさん」余計なお世話だ。女「でも木とか伐採して家とか作れそうだし素潜りで魚採ったり山でイノシシ捕まえてきたり生活力ありそうじゃん」どうやら「ただしイケメンに限る」ならぬ「ただし無人島に限る」選考であったようだ(´_ゝ`)もう片方のバツイチ娘持ちの方は自分が子持ちなのがネックに感じてるようだ。まぁ世の男全てがそうだとは言わないけれど、少なくとも男から見たら相手の女性に子供がいるかどうかは女性が思ってるほど、それほど大きな障害にはならない気はするけどね。むしろ男が気にするのは「その子が自分の事をどう思ってくれるか?」だったりしそうではある。なんせ嫁のほかにもう一人、口説き落とさなきゃいけない対象が増えるわけだし。○ふと脳内妄想した年末年始の行事クリスマスから年末年始にかけての行事を後輩と面白おかしくネタにしてました。~サンタ工場の師走~工場長「社長、今年は例年以上に注文が多く生産が遅れ気味です」社長「いつもの事だ。特別シフトで2交代24時間シフトを組んで対応しろ」工場長「それと、やはり発注キャンセルとオーダー変更が相次いでます」社長「なんでイブまで2週間切ったこの状況で変更なんだよ、納期間に合わねーぞ」工場長「子供の欲しいものは日々変わりますので…」トナカイ運行管理局長「大変です社長!日本エリア担当のトナカイに妊娠が発覚し産休を申請してます」社長「なんでメス雇うんだ!」トナカイ運行管理局長「雇用機会均等法といいますか、オスだけしか雇わないと煩いので…」社長「まぁ日本か。仕方ない、外注でアマゾンお急ぎ便で対応しろ。あの国の流通システムは世界一だ。なんとかなる」工場長「そもそもキリスト教圏でもないですしね…」人事部長「社長!その日本ですが、トナカイだけではなく担当サンタも欠員気味です」社長「うそこけ!町中にあふれてんじゃねーか。中にはミニスカ履いてるのまでいるぞ」人事「いや、あのバイト達はイブ過ぎると今度は神社で巫女のバイトするので」社長「あの国の宗教観はどうなってんだよ」~初詣を控えた明治神社の一幕~神主「陛下、今年も芋洗いかの如く大勢の参拝客がスタンバイしております」明治天皇「いや、というかさ、陛下って呼び名もどうなん?一応ワシこれでもご神体だからさ。」神主「神様とお呼びするのもなんだか抽象的な気がしまして」明治天皇「どうせ来る参拝客の大半は明治神宮の神体がワシだなんて知らんよ」神主「今年も色々なお願い事や祈願が寄せられております」明治天皇「どれどれ…お金が貯まりますように?か。却下!次!」神主「早っ!」明治天皇「オマエな、一晩で何人来ると思ってんだ?一人に使える時間は限られる。次は…なになに?『彼女ができますように』だぁ?却下!次」神主「次はこれです」明治天皇「えーと…『元気な子が生まれますように』か。よし、ちょちょいのチョイ!っと。これでよし!4000グラム級の五体満足な男児が生まれるよう手配しといたぞ」神主「初産にしちゃデカすぎやしませんか?」明治天皇「平気だ、ブログ主は4300あったが普通に支障なく生まれてきた。それに今は帝王切開が流行りだ」神主「次はコレ」明治天皇「えーと…『おかーさんの病気が早く治りますように』か。任せとけ、朝飯前だ」神主「あの…却下と承認の基準はどこなんでしょう?」明治天皇「ばかやろう、昔から『無病息災、五穀豊穣』ってのは人力の及ばぬ神様の専売特許と決まってる。努力で何とかなる事は努力しなきゃいかん。」神主「…神道の割に教えが仏教っぽいですが」明治天皇「どうせ日本人は区別ついちゃいねーよ。次、えーと『東大合格』とな?」神主「難しい所ですね、努力してもあそこは『努力した天才』しか入れませんし…」明治天皇「これはあれだ、近所の東郷神社に外注だな。オレの頼みなら断るまい」神主「まぁ東郷元帥は必勝祈願の神様ですしね。」明治天皇「でもあの海戦時のZ旗の意味は『各員一層奮励努力せよ』だけどな」神主「しかし、凄い人の数ですな」明治天皇「さすがに鳥居の真ん中を空ける余裕も無いなこれは」神主「手水で手を洗いに行くと列に戻れないという」明治天皇「絶対、柄杓に口つけてる奴とか使い終わった後に洗わない奴いるぞ」神主「それで畏れ多くも天皇陛下にお願い事をするという」明治天皇「でも靖国神社に初詣して何かを祈願するって話は聞かないな」神主「あそこは完全にノリが墓参りですしね」明治天皇「色々なご利益祈願のお守り売ってるけどな。偉い奴が墓参り行くだけでギャーギャー騒がれるんだから気の毒ではある」神主「でもブログ主は子供の頃はご先祖の墓参りで手を合わせてる時、お願い事をしてたようですが」まぁオレは初詣は地元の小さな神社に毎年家族と行ってから、爺さんの墓参りして帰るのが恒例ですが、さすがに今は墓参りで祈願はしておりません(笑)
2016年01月06日
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