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2024年06月12日
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カテゴリ: 戯言
なんかガーシーが落語家になるとか言ってるそうです。

まぁ勝手な予想ですが、おそらくガーシーが落語家の何たるやを知った上で発言したとは思ってないし、むしろ漫談と落語の区別がついてるかすら怪しいと思ってますが。

「創作落語ならウケる」とガーシーに空気入れた落語家もいるとかいないとか。

基本的には落語家になる道は一つで「師匠に弟子入りして高座名をもらう」の1つしかない。

ただ、それ以外にアマチュア落語家で自分で会を開いて客を集めて稼いでる人たちもいる。
落語を生業として食ってる人たちなので「プロ」と言えるのかもしれないが、彼らは団体に所属してるわけじゃない。
野球で例えればNPBと社会人野球の関係みたいなもの。
「野球を仕事としてやって報酬をもらう」「あくまで会社員として野球部に所属してる」の違いみたいな。

今回、ガーシーが問題になったのは「東笑亭ガーシー」という高座名を名乗ってる事。
これに芸協の東生亭世楽が待ったをかけた。

ガーシーはオンラインサロンで東笑亭の名を売るとか言ってる。
勝手に作った高座名を売る方もどうかと思うが、字は違えど音が同じ世楽としてはウジャウジャわいてくるであろう東笑亭と東生亭を一緒にされるのは困ると。「暴露亭ドバイならいいんだよ」と(笑)

世楽が名前に嫌悪感を示すのは、そもそもこの「東生亭世楽」という高座名が200年ぶりくらいに復活した古い高座名だからだろう。
元は三笑亭だ。

俺の中で勝手な解釈というか定義だけど「プロの落語家」と「アマチュア」の明確な違いは「香盤」があるかどうかだと思ってる。
要するに落語協会、芸協、立川流、円楽党、上方落語協会のどこかに所属して名前が登録されて序列がついてるかだ。
香盤てのは落語家の序列であって、基本は入門順だが昇進すると繰り上がる。
同期入門でも片方が先に二つ目に昇進すると香盤が上がるのだ。
過去に21人抜きの抜擢真打になった一之輔とかは、早い話が先輩を21人ぶち抜いて真打になってる。
近年だと女流の林家つる子も抜擢だ。8人だったかな?
アマチュアに香盤は無い。そもそも一人でやってるし団体所属してないし。

「前座修行もしないで落語家を名乗るな」と世の落語ファンは怒った。
落語家の中でも桂文治の弟子の空治が絡んでたが、師匠の文治から「かまうな」と叱責されてる。


俺は別にガーシーが落語やるのも反対はしないし好きにすればいいとは思ってる。
ただ、落語家を名乗るからには落語をやってほしいわけで、なんか聞けば「創作落語をやる」と言ってるそうな。
俺はガーシーが創作落語と漫談を混同してないかを危惧してる。

創作落語、新作落語とも言うけど、あれ作るのは難しい。
落語になってるかどうかという意味で、新作落語を作るなら古典一通り習得しないと無理だろう。

立川志の輔は今の落語会で頭2つくらい抜けてる超一流の売れっ子だ。
彼の独演会の構成は大体が新作落語と古典落語の両方が出る構成が多い。
古典落語もべらぼうに上手いが、彼は二つ目の頃から新作落語を作ってた。
彼の新作はちゃんと落語なんだよ。
古典落語家として持ち根多だけで230くらいある春風亭一之輔も以前に「手習い権助」という新作落語を作ったことがあるが、古典200以上も習得してる男が新作一つ作るのに相当苦労していた。
単に「新しい面白い話をそれっぽく作る」なら一晩で作れるんだろう。

果たしてガーシーに作れるのか?
まぁ作家に頼むのもありだけども。

オレが落語ファンとして怒るとしたらガーシーが落語名の名で落語にも何にもなってない漫談や暴露話で金取って「落語家です」とやりだす事かな。

彼が本気で落語家を目指すなら山崎方正やナベアツみたいに落語家に弟子入りして転身するだろうし、本当に落語を愛してるなら誰に言われなくても自分から弟子入り志願してるはず。

別に楽屋のお茶出しや着物の畳み方や太鼓の叩き方を知らんでも落語はできるんだよ。
あんなのは楽屋で色々な師匠との人脈だったり生の落語をタダで聞ける学費代わりの労働だと思えば。
ただ、楽屋でしか得られない知識や経験もあるし、それを代替するには豊富な人生経験を要するだけで。

10月にデビューだそうですが、彼が落語を好きで愛してるなら前座話の一つでも聞けるかもしれません。
プロは師匠に稽古つけてもらって上げの稽古を経てないと高座にかけられない根多もアマチュアなら勝手にやれますし。

とはいえ、そこでいきなり一文笛とかやりだしたら米朝一門と戦争になりますけどね。
業界のタブーとか知らんだろうしな。

以前に爆笑問題の太田が若い頃に談志に「鰍沢を聞きたい」とリクエストして談志の顔色が変わったという話を談春にしてて、それ聞いた談春が「さだまさしに『長い夜』を松山千春より上手く歌えとリクエストしてるようなもん」と呆れてたが、さだまさしが歌うなら松山千春も許しそうだがガーシーが歌ったら「てめぇこの野郎」だろう(笑)

ちなみにそこで談志が代わりにやったのが『鼠穴』だそうで、それ聞いた太田が談志の凄さを思い知るというオチ。

やっぱ「この根多はこの落語家」みたいな十八番が周囲に認められるようになると超一流だろうな。

「しじみ売り」をあそこまで人情あふれる話に仕上げたのは志の輔だと思うし「芝浜」の新しい形を作ったのは談志だろうし、誰もがやる初天神をぶっ壊して「団子屋政談」とかいう抱腹絶倒の改作にしちゃった一之輔とか。

別にオレはガーシー一人に荒らされるほど落語界は脆くないと思ってるんで楽観してますけどね。
どっちかというと桂文治の「かまうなほっとけ」派ではある。

オレは志の輔とか雲助とか三三ならチケット5千円でも1万円でも買うけど、ガーシーの暴露話を聞きにチケット買う気にならんし。
そこは越えられない壁があるよ。

というか思ったより落語家が稼げなくて早々に違う道に行きそうですけどね。





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最終更新日  2024年06月12日 22時31分07秒
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