【2004】



紀伊国屋サザンシアターで、月1で1000円前後でDVD上映会をやっている。
1月は「ルードビッヒ・完全版」
公開当時は「神々の黄昏」という副題が付いていたと思うがどうも邦題らしい。
当時は契約の関係で3時間にカットされたものを後日関係者が復元したのが「完全版」。
キッチリ4時間。ディスク2枚。
映画館ではないのでスクリーンは小さめだが、ぶちぶちきれないのが素晴らしい
フィルムだと、数10分ごとに無粋な黒丸が入って、ひどい時は音が欠けるから。

公開当時、私は「ベニスに死す」と「家族の肖像」は見たが(TVだったかもしれないけど)これは見ていなかったようだ。
それでも、タイトルに記したキーワードは知っていたわけだが今ならそれに「エリザベート」が加わる。
この20年というか数年で、私はバイエルンの王家にフランス革命並に詳しくなったので。
その上、意図したわけではないが、直前に、オーストリア皇太子ルドルフの「天上の愛 地上の恋」の一気読みで「予習」してしまった。
完全版は[関係者の証言]を随所に入れてあるが、20年前だったら歴史背景がちんぷんかんぷんだったであろう。
書中尋ねてくるエリザベートなんてなぞの女だったわ。

最も印象的だったのは映像につきまとう「翳り」。
ルードビッヒの顔すら半分近く陰に覆われている。
まるで蝋燭の明かりで撮ったかと思うほどだ。
(余談だかこの時代「電気」は、存在している)
肖像画そっくりのエリザベートの髪にも見とれたがこの映画で始めてハットピンの本来の使い方を理解した (1月29日17時10分)

映画の後に 遙香さん (****.ne.jp)

「ルードビッヒ」を見終わったらなぜか[ほろほろ鳥のロースト]が食べたくなった。
それに、赤ワイン
作中ではそんなシーンは無いんだけど
ルードビッヒはシャンパン(本当にシャンパーニュ製発泡白ワインかどうかは知らないが訳ではシャンパンになっている)ばっかり飲んでたけど。

ほろほろ鳥は無くても、鴨のローストくらいあるだろうとルミネ1のイタリアンカフェバーへ行く。
新宿での夕食は、半分くらいここ。
プリフィックスが2000円からあるのだが数100円追加すると珍しい食材の今日のお勧めも食べられる。
メニューを見るとなんと、どんぴしゃ
オードブルに「ホロホロ鳥のコンフュのサラダ」があった。
オードブルに「いのししのパテ」もあって、めったに食べられるものでは無いので単品で追加してしまった。
(お店の人に結構ボリューム有りますよと心配されてしまったけど前菜とパスタのコースに主菜足したのと同じ事だから)。
赤ワインも軽いのと確りしたのを1杯ずつ頼んで満足 (1月29日17時23分)

★武士-MUSA-韓国版ラスト侍? 遙香さん (****.or.jp)

恋愛映画、スパイ映画、韓国映画が最近ブームだが時代劇歴史ものも結構ある。

これは、明が、蒙古人から覇権を取り戻した時代。
帰ってこなかった高麗の使節団の物語。

使節団は明政府に受け入れられず流刑になるのだが、砂漠で旧元の軍の襲来に会い、護送してきた明軍と、巻き添えで使節の高官は全滅し、高麗の軍人と雑兵が取り残される。
このままでは、国へ帰れない。
高麗の将軍は、たまたま元に捕らわれている明の姫を奪取し、明政府への手土産にしようとするのだが…

韓国映画といいながら大半が中国ロケ。
高麗人より、漢人、蒙古人のほうが多いんじゃないかというインターナショナルな映画(あ、音楽は日本人だったかも)

「ラストサムライ」は、いわば美学の映画だがこちらは、「意地」の映画。

「このままでは帰れない」という高麗の将軍の意地
「ちょっと外の世界が見たかった」明の姫のわがまま
「高麗の一奴隷の技量にほれ込んでしまった」元の将軍の執着
これらが、両軍全滅に近い犠牲をもたらす。
かろうじて生き残り、食料もなく小船に乗り込んだ数名の高麗人と
廃城に難民と取り残された姫の運命は誰も知らない。
(1月29日23時19分)

一騎当千 遙香さん (****.or.jp)

この映画の一番の見所は高麗高官の奴隷ヨソル。
奴隷なのになんでこんなにガタイがいいんだぁ。
そしてやりの名手。
この人がいなかったら、高麗人は数10分で全滅してたんではなかろうか。
元の将軍が、すっかりほれ込んでしまって、
捕まえても、俺の部下になれといって助けてしまうので
いくさが長引いてしまった。

刀の形がいろいろバラエティに富んでいたのも面白かった
(1月29日23時31分)

☆たくさん見たのねえ 青さん
しかもジャンル、内容、てんでばらばら。
あはは。
目の使いすぎで疲れちゃったんじゃないですか?
MUSAは見たかったんだけど、こっちではかからなかった。
わざわざ映画を見に出かけると言うことは、ほとんど不可能なので
そこでかかる映画しか見られない。
東京は都会だべ・・・
神々の黄昏ははるか昔に見たなあ。
白鳥城で白鳥を見て、これはおまるだ、と思った・・
金ぴかだったり洞窟があったり、何しろ趣味の悪い城でしたが
城なんてそう言うモノだろうと思ったよ。
景色の中に浮かぶお城が本当に綺麗。
父上のお城も近くにあるけど、こっちはいたってシンプルで
ルードヴィヒが突然変異なのだろうと思いました。
昔の映画を見直すのも本当にいろいろわかって楽しいでしょう。
ホロホロ鳥とイノシシ・・・映画見て、美食がうつったの?
ワインにはとても合う料理だったことでしょう。

ホント、自分のための贅沢がうらやましい限り。
みゆきさん歌いまくりか~~。玉様の茨木もみたいなあ。
すごいんだろうなあ。
でも少し目を休めて、一度眼科にかかりましょう♪ (1月31日8時37分)

★京極堂シリーズついに映画化  
人によっては「妖怪シリーズ」ともいうあのシリーズがついに映画化されるらしい
京極堂:堤真一、榎木津:阿部寛 とか
堤真一は健康的過ぎる気がするがなぁ。私のイメージとしては、眉間に縦じま寄せて、(本とは健康なのに)肺病もちに見える芥川龍之介みたいなタイプなんだけど。
文武+芸術もこなすエキセントリックな天才えのさんは、「どんと来い超常現象」ののりかしら。
実は私のキャスティングでは京極堂:トヨエツ、榎木津:及川ミッチー王子、サル:宮迫だったりする(ミッチーの背丈を知らないのが難だったんだけど。京極堂より高い方がいいから)。あれ、宮迫は、木場修だわ (2004.07.01 23:09)

☆ほぉ~~ 青。さん
それは楽しみ♪
ふた昔前の角川映画のノリだろうか?
本編より予告の方が怖いというか面白いという・・・

ちょっと期待♪ (2004.07.02 08:52)

★なぜ今、「丹下左膳」 YSセーコさん
TVの放映日(左膳:獅童君)と映画(左膳:トヨエツ、柳生の弟:野村君)の公開日の間が3週間ない。
ねたはどちらも『百万両のつぼ』。
『成り行きで左膳とお藤が面倒見ることになったちょび安の持っていたつぼが、大規模工事を押し付けられた柳生藩が、藩主の弟の婿引き出に渡してしまった家宝の『こけ猿のつぼ』で、隠し財産の秘密があるとわかって、争奪戦になる』というプロットは同じでも
みごとにちがうアプローチになっている。
TV:冒頭で『姓は丹下、名は左膳』と名乗り、終末近くに、腕と目を失ったシーンの回想が入る。どちらかというとつぼの争奪戦に重点がかかり、つぼは転々して、公儀の手に入る。
映画:冒頭に、切られてお藤に拾われる。終末近くの切りあいで初めて「姓は丹下、名は左膳」と名乗る。どちらかというと人情に重点がかかり、つぼは、ちょび安がずーっとかかえてる。

どちらが面白いという気はないけど、映画版のほうが私の好みだったかな。
オープニングがきれいだったのと、獅童君は気になる役者だけどトヨエツは一応好きな役者なので。
お久ぶりの野村君が面白かったし、ちょび安も映画の子のほうがちょっとだけかわいかった。

(2004.07.25 01:43)

★プリアモスって、トロイ王だったのか はるかさん
「ハムレット」で、旅芸人の登場するシーンで、まず、ハムレットが暗誦し、座長が続ける「プリアモス王の最期」。
パリスの父上だったのね。(映画を見た後で「ハムレット」の訳本を見たら、ちゃんとトロイの王って描写があったわ)

さて、ブラピ主演の「トロイ」。といっても、アキレス、パリス、ヘクトル(パリスの兄)の3人の若者とその妻・恋人達の群像劇の趣きが強い。神々は存在することになっているが具体的には出てこない(まぁ、「アキレスのかかと」や「パリスと3美神の贈り物」を知らない人はいないと思うが。)
ヘクトルの死後、軟弱で意気地なしだったパリスが勇者として目覚め(まだ卵だけど)、英雄アキレスが戦争そっちのけで恋人プリセウス(パリスのいとこ)の探しを求めて、二人のスタンスが逆転してしまったのが面白かった。
映画では語られないが、この戦争で、ヘレンをパリスに奪われたスパルタ王メネラオスの兄のミュケライ王アガメムノンは、長女を生贄に捧げ、怒ったクリュタイムネストラが、愛人と共謀してアガメムノンを殺し、「エレクトラ」の物語につながるのね。
(2004.07.25 12:23)

★今日は何の日?「幽霊の日」 YSセーコさん
1825年の今日、江戸の中村座で「東海道四谷怪談」が初めて上演されたとか
そういえば、ちょっと前に、世界初?の幽霊専門誌が刊行されたとか言う話があったなぁ
(「怪」があるじゃないかと思ったが、あれは妖怪専門誌?らしい。執筆陣はかぶってると思うけど) (2004.07.26 22:58)

伊右衛門茶を見ると はるかさん
数ヶ月前のメルマガで「伊右衛門茶から『四谷怪談』を連想しますか」というアンケートがあり
私は当然「連想する」をクリックしたわけだが
その集計結果がどうなったのかわからない。
多分1週間後のメルマガに乗ったはずなのだが
その結果はたぶん末尾なので読み落として削除してしまったか
フリーメールが一杯で届かなかったんだろうなぁ

あぁ、結果はどうだったんだろう (2004.07.28 16:50)

泥沼にすっくと咲くお岩さま はるか さん
映画「嗤う伊右衛門」のことを書いてなかった気がするので

原作:京極夏彦、監督:蜷川幸雄、伊右衛門:唐沢寿明、お岩様:小雪。

非常に原作に忠実。印象として、こんなシーンはなかったとか重要なエピソードがないとかゆうことがなかった(原作のほうは、読んだのは1年以上前なので、あくまで印象だけど)
伊右衛門の知り合いは底辺の人間ばかりで、婿入りした先も貧乏なので、画面は暗いのだが(結構どろどろ)、そこに、お岩様が蓮の花のようにりんと咲いている。
伊藤喜兵衛の屋敷だけが舞台装置のように鮮やか。

素直になれないお岩様と不器用な伊右衛門のすれちがい夫婦の破局へ向かう純愛。
登場人物のほとんどが死に、屋根も床も朽ち果てあばら家となった御家人長屋を上空から写してカメラを引いてゆくエンディングは、シアターコクーン的?(屋敷の周りが雑木林でその周りは、現代の東京の街が広がっている。六本木ヒルズが最初に登場した映画かも)

シアターコクーン的ラスト:コクーンの舞台は奥の壁が開いて渋谷の街につながっている。初めて「身毒丸」で武田真治、白石加代子が手を取り合って、外へ消えていくのを見たときは大変ショックだった。
勘九郎さんも「夏祭浪花鑑」でつかい、平成中村座にも取り入れている
(2004.08.01 23:35)

☆はるかさんが書きだしてくださったので 青。さん
ここを見るのが楽しみ♪
夏と言えば、の話題が続いていますね。
幽霊の日は知らなかったし、 伊右衛門茶のアンケート結果も知らないな~。
そのアンケート見たことがあるような気もするんだけど。
絶対連想しますって。
まぁ、TVCMの、もっくんとりえちゃんがいい雰囲気なので、
最近はそうも思わなくなってきたけれど。
小雪の小岩さんは綺麗だったでしょうね♪
行く時間があれば見てみたい映画だったなあ。
シアターコクーン式・・・う~~~ん。
見ていない悲しさで、言葉で説明されてもよくわからない。
本当に外にでちゃうってこと??舞台じゃ無理だよね??
それ見てみたい~~。
(2004.08.02 08:26)

★「ヴァン・ヘルシング」もう一人のD はるかさん
「全世界でNo.1に輝いた」という触れ込みの「ヴァン・ヘルシング」
日本においては、ハット&マントと見まごうロングコートに姿に、Dを連想する観客が多いらしい。
素性が、ドラキュラとゆかりがあるらしいところも含めて。
むしろ、本来、菊池秀行が想定した【D】は、こうゆうキャラクターだったはずだ--イラスト担当が天野喜孝でさえなかったら--
天野さんいわく、「死街譚(文庫)」のDが本来のイメージに一番近いのではないか--と
美男ではあってもいわゆる美丈夫、けして、「その顔が視界に入っただけで男も女も惚ける」ようなキャラではなかったらしい。
編集者に「女の子のファンが増えますよ」といわれて、キャラクターをイラストに合わせたのが、いまのD。

話がVHからそれたがハイド氏との戦いで、文化財を壊したと上司に苦情を言われ、人々からは「人殺し」と後ろ指指される姿は、日本のサイキックアクションのヒーローにも通じる。

錬金術と蒸気テクノロジーが同居する「開発部」にスチームボーイと同年代なんだと思う

ドラキュラ伯爵は、結構、かのハマープロのクリストファーリーのイメージを踏襲しているように思えるが
昨今のドラキュラは、十字架も、にんにくも効かないのね。

私的に残念だったのが、WEREWOLFの訳語。「ウルフマン」なんて、味気ない。
昔ながらの「狼男」のほうがまし。
「狼」の字が字幕で使いにくいとかあるのかしら。
ハリポタではどうだったっけ?
私のトレンドは「人狼」かウェアウルフなんだけどなぁ
(小説版は「人狼」にウルフマンとルビ)
ヴァン・ヘルシングの素性は大体わかったけど、なぜ、数百年前にの人間が19世紀に生きていたのかという説明がついてないような
やっぱり続編があるんだろうか。
(2004.10.04 23:45)

VHを見ている間頭がグインサーガしてしまった はるかさん
東欧からバルカンにかけての地域は、「串刺しブラド公」だの「狂王イシュトバーン」だの元ネタが多いので、私の場合、ドラキュラ物にはグインサーガのショートカットができてしまっているのだが(天野喜孝ルートもあるし)。
VHでアナ王女の苗字がヴァレリアス。あら1字違いねと思ってたら…
修道僧カールが、ヴァレリウスそっくりに見えて椅子から滑りそうになった。灰色のフード付マントなんか着るとますますそっくり。
「ファラミア」だってことは知識として承知してはいたのだけど(それを口さがない宮女たちに「貧相な小男(見る人が見ればその目は知性にあふれているのだが)」だの「ねずみ男」だの言われてた御仁といっしょにしては申し訳ないか)。

(数年前に記憶喪失で「出現」したVH自体グインみたい)

ファラミア氏は(すでに役者さんの名前を覚えていない。実は「ファラミアの顔」もおぼえてなかったりする)、カール役では、背を縮めていたそうな。ご苦労様。
映画を見てる間、カールの頭は<トンスラ>になっていると思い込んでいたのだが、ファラミア氏,そるのはいやだといったそうな。

しかし一番受けたのはなんと言っても
「いいの、半聖半俗だから」。
なんておめでたいセーカクなんだ。ヴァ氏もこれくらいネアカだったら、生きるのが楽だろうに(ヴァ氏は、ネクラひょうきん)

ところで、原語の方で「モンク」って単語が聞こえてたが、今までモンクって体術を使う武道僧だと思ってたわ(これは、FFの影響か)


まったく、VHの感想のはずが、Dとグインのことしか書いてないわ

(2004.10.05 10:48)

ハマープロの大胆な脚色 はるかさん
さて、ドラキュラ映画の原点といえばハマープロ作品(クリストファー・リー&ピーター・カッシング)。
先日DVD上映会がありラインアップに「ドラキュラ」が有ったのだが、監督の名前しか書いてない。
添えられた小さな写真では、C・リー氏のような気がするので、確認すると,やはり、ハマープロ作品とのこと。

菊地秀行氏によると、少年時代に、この映画で刷り込みされてから,小説を読んだら冗長に感じられたそうな。
数年前に古典的冒険・推理小説を人気作家が翻案する、少年向けシリーズがあり、「ドラキュラ」は,当然菊地氏だったわけだが、活劇的にテンポは早くしたが、映画のような大胆なキャラクター改変はできなかったらしい。
それがちょうど今月文庫化されたので、見比べ,読み比べとなった。
見た順番:VH→ハマー版→菊地版(一応、完訳版も図書館で探して読むつもりではある)

前述のように、菊地版は、人間関係は、原作を踏襲していると思われるがハマー版はかなり入れ替わっている。
小説では、ミナとハーカーが夫婦で、ルーシーの三人の求婚者が、教授とともにドラキュラと戦うが、ハマー版では、ルーシーとハーカーが婚約していて、ミナはアーサーの妻。メイドのグレタの勤め先も変わっている。
往年の名作とはいえ、刺激に慣れてしまった目には、ドラキュラもその場で組み合わせた「燭台の十字架」であっさり退治されてしまうように映るのは仕方ないか。
本筋とは関係ないが、ルーシーの主治医が治療の効果が無いので、セカンドオピニオンを進めるシーンがあり、この映画のころもう一般化していたのかと驚く。 (2004.10.05 11:24)







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