濃霧

濃霧

悲劇



届かないこの叫びをより深くより深く深く深く・・・

僕の目の前にいる健気な少女

その目はどこか憂いを帯びた瞳をしている

その子は僕に言った

「私の親離婚するんだと」

僕はそれを聞いて何をしてやれる?逆に言えば俺の気休めなんて必要なんてない

気休めを聞いて余計に傷つくんじゃないかと

僕はだからその子が傷ついたら助けようと偽善者ぶりを振りかざす

僕の叫びなんて少女の苦しみからしたら微々たる物だ

生きろそんなこといえるはずなんてない

紅い草原その赤は彼女の涙の熟れの果て

そう涙を流し今を一生懸命生きる少女の血の赤

そして少女はそれっきり笑わなくなった

笑顔がなくなった 目が死んだといってもいいかもしれない

そして徐に口を開く

死んでもいい??殺してもらってもいい??

一番聞きたくない台詞

一番心のそこから聞きたくない叫び

僕は苦しみを理解できない・・・それは心の中でまだ笑える少女がいるからと

そんな偽善は必要ないもちろん死ぬ必要なんてない

私はイラナイ子なの・・・

もう嫌だ・・・聞きたくない・・・だけど生きろなんて

友達風情が言えるはずなんてない……生きて何を求める?

そして彼女は病院でずっと空じゃなくて地面を見てる

僕は・・貴方を支えることが出来なかったね・・・

僕は堕ちているとき貴方は支えてくれたけど

ぼくは出来ないんだ・・・

貴方が好きだった世界で一番愛してた

何故?何故?こんなことに・・・・

僕が深い海にそう深海よりも深い深い深い海の中に沈められているみたい

でもやり直せないよ・・・

僕にはもう大切な人はいる心を許せる女の人がいる

だから僕が言える気休めは

生きて生きて生きて生きて生きて生きて

そして自分を見つけて見つけて見つけて

笑って笑って笑って

自分を大切にして

御願いだから首なんて切らないで・・・

死んじゃうんだよ?

何もない世界なんだよ?

ねぇ?笑えるよまだ御願いだから生きて下さい

それが僕が救えなかった貴方への唯一の叫びだから

親に虐待なんて辛いに決まってる

それが性的な虐待ならね

だけど・・・それをバネにして強く生きている人はいっぱいいるよ

そうやって生きれれば貴方の笑顔はとても素敵だから

私を示してあぁ~叫ぶ日々

今にも壊れそうだ

僕は救えないから

偽善ぶりを振りかざすしかない・・・



© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: