第七章追加完了


「ん~と。セルシオから貰った地図によると・・・ここから20キロくらい先に洞窟があるな。」

バシ!

セナの靴がディオスの頭をたたく。
「って~!何しやがる!」
「あら。居たの?靴にゴミ入ってるみたいだから払おうとしただけよ。」
「セナ・・・お前俺が台詞言った瞬間にブーツ脱いで殴ったろ!?」
「I Don’t Know.」
「標準語しゃべれ~!!!」
相変わらずの二人。
「静かにしやがれ、ボケ。」
ギルが髪を掻きあげながら言った。
「ごめんなさいね。ギル。」
セナはギルに後ろから抱きついた。
「あ?なんだ?セナ。朝から酔ってんのか?」
「んなわけないでしょ!サービスしただけよ!」
「やめろやめろ。ギルがショック死しちまう。」

ドカ!

セナの足がディオスの顔に直撃した。
「い・・・って~!!!!!」
もだえるディオス。
「さ。さっさと行きましょ。」
セナは地図を開いた。
「セナ・・・やっぱりお前よってるだろ?」
ギルがため息をつきながら言った。
「失礼ね!朝から飲むほど私は馬鹿じゃないわよ!それに飲んでも私はたしなむ程度だからそんなにおかしくならないわよ!」
「ビール一口で酔う奴がよく言うぜ。」
ギルははぁとため息をつき、歩き出した。
「ギル・・・v何か言ったかなぁv」
「・・・いえ。何でも・・・。」
「そvならいいけど。んでディオス!さっさと来ないとおいていくわよ?」
セナはいまだにもだえているディオスに話しかけた。
「こんの暴力女!」
「ありがとうvほめ言葉として受け取っておくわv」
セナはディオスをはたきながら言った。
「おい!セナ!ディオス!早く来い!」
ギルの声が聞こえた。

「どうした!?ギル!」
二人が走っていくと驚く光景を目にした。
そこにはギルの首につめをあてがっている女がいた。
「こんにちはv悪いけど、これ以上先には行かせないわ。」
その女はくすりと笑っていた。



© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: