ゆきあけのボヤキ

鳥取

７月の３連休。

大阪から友達家族が来た時に観に行った試合。

ゆうちゃんのチームは愛媛県大会で優勝し全国大会の切符を手に入れた。

その全国大会が鳥取で開催されることになっていた。

復活するなんて思ってもいなかった８月。

こっそり観に行ってやろうかなとか思っていた（笑）

でももう堂々と観に行けるようになった。

試合数日前、大阪に帰省した。

さすがに一人で観に行けるわけでもなくＪに付いてきてもらうことにした。

仕事が忙しい中、快くＪはＯＫしてくれた。

ゆうちゃんの逃亡中、あんなに迷惑をかけたのに、心配させたのに。

忙しい中仕事放っぽり出してその日に松山まで来てくれたＪ。

また私の行動に付き合ってくれる。

本当に有り難かった。

本当に感謝している。


ガス欠になったり試合会場間違えたりハプニングだらけの中到着した。

もう試合は始まっていた。

「ゆうちゃん！頑張ってや～」

と、バッターボックスに立つ前のゆうちゃんに声をかけてくれたＪ。

９月だけど山の上だったので寒かった球場。

ゆうちゃんがピッチャーすることなく試合は残念ながら負けてしまった。

試合が終わってから私達はしばらく観客席でしゃべっていた。

そこに軽く着替えを済ませたゆうちゃんが上がってきた。

復活後初めて会うゆうちゃんとＪ。

ゆうちゃんはすぐさまＪにこれまでの謝罪をした。

そして握手を求めた。

断るＪに半ばお願いするかのように握手を求めたゆうちゃん。

結局「これから心配かけません！」と約束しながらゆうちゃんとＪは握手を交わした。


泊まる所なんて予約してなかった私とＪ。

結局ゆうちゃんたちが泊まっているビジネスホテルに泊まることにした。

偶然にも私たちの部屋とゆうちゃんの部屋は同じ階だった。

ゆうちゃんはチームの打ち上げに出かけた。

私達も外に出て夕食処を探した。

聞きたくもないだろうＪに久々酔っ払った私はおノロケ話全開だった。


ゆうちゃんへプレゼントを用意していた。

ランドリーのＴシャツ。

鳥取へ行く前日、Ｊと梅田で買い物をしていて購入していた。

「これゆうちゃんにいいんちゃうん？」とスライダーマンのＴシャツを見つけたＪ。

「ほんまや、試合お疲れさん用でゆうちゃんに買って持って行くわ。」

優柔不断な私。

何色にしようか随分悩んだ。

白のＴシャツ多いからなぁ～でも黒はなぁ～う～ん白も可愛いけどなぁ～

やっとこさ薄いグレーに決定した。

プレゼント包装してもらい、鳥取でカードの裏にメッセージを書いた。

私達の部屋に来たゆうちゃんに酔っ払っていた私は飛びついた。

っていうか酔っ払いすぎて記憶は飛び飛びになっている（笑）


後から聞いた話・・・

「子供作るんはいいけどちゃんと責任取れるんやな！！」

とＪはゆうちゃんに何度も念を押しながら確認していたようだ。

親友として、そして私達の困難を全て間近で見てきていたＪ。

また何かあったらゆうちゃんが前回のように逃亡するんじゃないかと一番心配していた。

復活してまだ日も経っていない。

Ｊの中でゆうちゃんの信用はまだ無いに等しい状態。

ましてや今回は子供を作ろうとしている私とゆうちゃん。

“ほんまに大丈夫なんやろな”と、とても心配だったようだ。

「大丈夫！！」と何度も答えるゆうちゃんを少しは信用出来ていたのか・・・Ｊ・・・