ニーハオ中国

ニーハオ中国

2011/01/12
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カテゴリ: 育児
チビを連れて帰国したつばめ、
自分がすっかり中国風の子育てになっている
ことに気付きました。

ある日の晩。

リビングで遊んでいたチビちゃんが
眠くてぐずって泣きだしたので、
チビを抱いて2階の寝室に上がろうとしたところ、
母(おばあちゃん)に、

「ちょっと、片づけてから上がってよ。
 子どもなんて用事が終わるまで
 少しぐらい泣かしといたらいいんだから」

と言われました。
確かにリビングはチビのおもちゃや本だらけ。

母にすがって大泣きするチビを床に下ろして振り切り、
部屋を片付けてから2階の寝室に上がりましたが、
今まで泣いて思い通りにならなかったことが
ほとんどなかったチビちゃん、 
すっかり機嫌を悪くして、
寝室に入った後も泣き続け、
結局つばめがかなりの時間だっこしてなだめることに。
3分もかからないおもちゃの片付けをしたために
長いことチビをだっこしてあやすことになったつばめは、
「あーあ。。。」という気分でした。

日本の母からしてみれば、
片付け自体が重要だったのではなく、
何でもチビ中心にすることはない、
チビがいるから片付けもできないなんておかしい、
ということで注意したのだと思いますが、
そう言われてはじめて、
自分がすっかり中国式の子育てになっていることに
気付いた次第。

中国の家族はちょっとでもチビが泣くと、
すぐつばめを呼び、

「片付けなんてどうでもいいから、
 チビちゃんを抱っこしてやって」

と言われ、何でもチビ第一に世界が回っていたので、
母のつばめもチビさえ見ていれば
他に何もしなくてもいい(するな)という環境に
慣れ切っていたのでした。


日本のおばあちゃんは、
泣けば言うとおりになると思っている
小皇帝の孫をしつけなおしたい気持ちも
あるのでしょう、
チビが思い通りにならずに泣き出すと、

「泣くだけじゃ分からないでしょ。
 ちゃんと口で言いなさい。
 ずっと泣いてたら外に放り出すよ」

と言ってチビを庭に出したりしましたが、
頑固者のチビちゃん、そのぐらいで折れることなく、
力の限り泣き続けたのでした。

おじいちゃんにも

「もっと泣け」

とか

「うるさいから泣くな」

とか、中国では言われたことのないことを言われて、
チビはきっとカルチャーショックを受けていることでしょう。

すでに頭が中国化しているつばめにしてみれば、
子どもがうるさいのは当たり前だし、とか
チビちゃんは口で言えないから泣いてるんだし、とか
思うのですが、おばあちゃんに口で言いなさいと
言われたチビちゃん、泣きながらも

「あっち(行きたい)」

と意思表示をしたりしていたので、
言えば案外分かるものなんだなー、と感心。
中国ほど子ども中心にすることもないんだな、
とも思いましたが、日本はお母さんが
食事作りから家事育児すべてしないといけないから、
子ども中心にできない部分もあるのだと思います。
中国ではおじいちゃんおばあちゃんが
子育てを全面サポートしてくれることが多く、
つばめも食事の準備から片付けまで、
周りの家族が助けてくれるので、
チビちゃんだけにかまって
家族に甘えて過ごしていたんだなぁ、と
改めて気付いた次第。

家事をしない母に存分に相手にしてもらえるチビちゃんは
日本にはない恵まれた境遇と言える部分もあるかもしれませんが、
それがチビの教育にとっていいかどうかは分かりません。
ま、子どもは環境を選べないので、
与えられた境遇の中で育っていくしかないですね。

ただ、つばめも家族に甘えすぎることなく、
感謝の気持ちを持って過ごさないといけないなーと
気付かされたことでした。


↓舌出しチビちゃん





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Last updated  2011/01/12 01:26:44 PM
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