中学生の頃 II



その先生は私と同じ時に入った先生で
先生もこの中学では新米で部活動での指導も
私達が初めて生徒だった

それまで柔道部って言うのは
あってないようなもので活動を正式にしていなかった
ただ筋力トレーニングが出来る器具があったので
先輩達は筋トレで使っていた感じだった

だから正式に柔道のトレーニングを受けたのは私達が最初^^
かなり熱い先生だった

ある時、県下の強豪中学と試合をした時
私達は試合をする前から勝てないと思い
簡単に負けてしまった
そして更衣室でケラケラと笑いながら制服に着替えていると
M先生は涙を溜めながら更衣室に入ってきて
いきなり私達をなぐり始めた

M先生を止めたのは試合の係りの人だったが
何度なぐられただろう。。。
私は下唇を切って出血してたが
私を含めて身体の傷より心の中が痛かった
M先生の車の中で自分達がしたことを初めて知って涙が出たことを憶えている
それからは試合で手を抜いたことはなかったよ・・・・・・たぶん。。。汗

M先生にはいろいろ世話になった
私と両親の仲介をしたり
晩御飯をほぼ毎日食べに行ったりで
M先生の奥さんは嫌な顔をせずに食べさせてくれた
M先生にあの当時子供が出来なかったのは私達のせいだろうか???

M先生(当時20歳代)は根に持たない性格で
本当に今でも尊敬に値する先生だ
M先生を知っている人は多いと思う
ただM先生は障害者学校へ転勤する機会が多く
そちらの方で噂を聞くことがあるかもしれない
唯一の欠点が世渡りが下手でいつも上司に恵まれていない点だ

M先生の教育は何かの参考にでもなるかもしれない
例えば、修学旅行の時
私にお金を貸してくれた
(ちなみに返したのは何年も先です。。。汗)
貸してくれたお金で行った修学旅行で私達は
お風呂を覗きに行った
あの時M先生は執拗に追いかけ
転んだ一人が餌食になって馬乗りにされボコボコなぐられたが
次の日にはそのことにも触れず、私達と同じように騒いだ

そんな先生だった
...( = =) トオイメ


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