新しい生活



新居で彼との生活も始まった。

それでも、時々めそめそ泣いてると彼に怒られた。

女性は痛みも伴うし、ホルモンのバランスも激しく崩れるのだからもっと労わってくれてもいいのに・・・。

そしてもっとブルーになっていた。

GWを利用してハワイに挙式しに行った。
両親は来なかった。彼の友達夫婦が一組付き添ってくれた。
体調を崩して観光どころではなかった。

結婚式当日。「なんの為に結婚するの?」そんなことまで思っていた。

帰ってからしばらくは学校と家事の両方が忙しくて気がまぎれたが、披露宴のことで母と衝突したことがあり、「やっぱりお母さんは赤ちゃんがダメになればいいって思ってたんでしょ?みんな産まれてこなければよかったって思ってるんでしょ?だから赤ちゃん産まれて来たくなくなっちゃったんだ!!」そうなじった。母は無言だった。違うと反論してくれたほうが救われた。

でも、いろいろ落ち着いたころに披露宴を行ったので、ちょっとは気分的にも楽しめた。

それでも町で赤ちゃんを見るのは心が痛かった。


私も早く赤ちゃんがほしいな・・・。中途半端に育ってしまった母性に思いは募るばかりだった。
彼には卒業するまではダメだ。と念を押されていたのでとにかく卒業するまで学生を楽しもうとがんばった。

卒業最後の学年になり成人式に出席した。

社会的認知される年になった気がした。

もう子供を作っても誰も文句言わないだろう。
だけど、なかなか子供は出来なかった。
新婚旅行では具合が悪かったから・・・とGWにもう一回ハワイに連れていってくれた。
飛行機から降りたらものすごく足が浮腫んで靴を脱いだら二度と履けなくなってしまった。仕方なくビーチサンダルを買う。

数日楽しんで帰国した。やっぱり体調悪し。
試しに病院に行ってみた。

<祝 御懐妊>

うれしかった。とってもうれしかった。とたんに悲しかったこと全部清算出来たような気がした。
しかし、お腹が痛くてもう一回病院に行った。今度はちょっとしたことでも見逃したくなかった。

結果は入院。切迫流産と診断された。

前回のこともあるので、胎盤が安定する16週くらいまで入院することになった。
そのとき5週。病院の狭いベットで寝てるだけというのはかなり辛い。
まだ胎動もないので実感もあまりないし。
つわりで気持ち悪いし。
旦那は病院が遠いので見舞いにこないし。

せっかくうれしかったのに、あっというまにマタニティブルーに。

家に帰るころには夏になっていた。




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