風光る 脳腫瘍闘病記

最初で最後



朝はコーンフレーク、昼はサンドイッチ、夜は料理をするって言うよりレンジでチンして温める。そんな感じだった。

毎週金曜日は「ハングリージャック」の日と決められていて、金曜日は必ずみんなでファーストフードを食べに行っていた。

そんなある日、ミッシェルの旦那のスティーブンの友達が泊まりにきた。さすがにその日の夜は庭でB.B.Qをしてビールやワインを飲んで盛り上がった。

翌日、朝起きてみるとミッシェルが棚の中から何かを出してきた。
ホットプレートだった。何するんだろ?

ミッシェルが冷蔵庫から高級食材を出してきた。

「ベーコンと卵だ!」朝はいつもコーンフレークなのに・・。

私はミッシェルがベーコンと卵をホットプレートで焼いている姿をずっと眺めていた。

「マイケル、(←スティーブンの友達)一泊と言わずもっと泊まってって」
心からそう願う私だった。


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