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「何かないかなぁ~?」ホテルのロビーに置いてある「Pariscope」をペラペラと見ています。「パリ版ぴあ」みたいな感じです。展覧会、映画、レストランなどの最新情報が手に入ります。ペラ、ペラ、ペラ、ペラ、ペラ、ペラ、ぺっ...目に止まったのが、「マティス展~Une Seconde Vie」(7月17日まで)です。「面白そうだなぁ」さっそく、メトロに乗って、リュクサンブール美術館へ向かいましょう!リュクサンブール美術館のHP(仏語のみ)「入館料10ユーロかぁ、ちと高いなぁ」まあ、とりあえず、入ってみましょう!すごく凝縮した感じで、様々な種類のマティスの作品が展示されています。もちろん「JAZZ」のようなチョー有名作品もあります。僕が、特に興味を引いたのは、コペンハーゲン図書館所蔵の、マティス直筆の葉書や手紙です。これも、大量に展示されています。いかにもマティスっぽい絵やデコレーションが書かれていて、楽しめます。「こんな手紙をもらったら、嬉しいだろうな!」見終わった後、気持ちがパッと明るくなる展示会でした。この展示会には、マティスのすべてがあんります。この美術館もある、リュクサンブール公園は、僕の大好きなスポットです。宮殿の近くに、一人用の椅子が、いっぱい置かれています。これを、好きなように使って、のんびりできます。噴水の池では、水鳥たちと一緒に、模型ヨットが、スイスイ浮かんでいます。お兄さんが、1時間3ユーロで、貸し出してました。子供たちに人気です。テニスコートもあります。なんだか、ローラーブレード・テニスが流行っているようです。どうも、手打ちになってるように見えますが、スイスイスイっと楽しそうです。「僕の第二の人生は、これを極めるかな!?」Icarus from Jazz『マチス ( Matisse)』↑マティスと聞いて、頭に浮かぶのは、この作品です。
2005年06月02日
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H.R.ギーガーをご存知でしょうか?スイス人シュールレアリズムアーティストです。「エイリアン」のデザイナーとして有名です。彼のおかげで、未来世界に対して、悪夢のような、ヌメヌメとした世界感を植え付けられてしまいました。そんな彼の作品を集めた展示会が、プラハで始まりました。会場は、国立技術博物館Narodni Technicke Muzeumです。博物館の入館料は、通常70コルナ(約330円)です。でも、「H.R.ギーガー展」を見るためには、130コルナ(約520円)必要です。7月13日まで開催されています。「H.R.Giger in Prague」展オフィシャルページ(英語・チェコ語) エイリアンの実物フィギュア、数々のデザイン画、気色悪い家具やオブジェ...ギーガーの世界が展開されてます。これでもか!って言うくらいです。こういう世界が好きな人には、たまらない感じです。僕は、さすがに、これだけ見せ付けられると、飽和状態になっちゃいました。悪魔的な、じと~っとした世界を堪能しました。こんな後は、国立技術博物館の常設展示が、心を癒してくれます。クラシックな乗り物を集めた、巨大な部屋へ行ってみましょう。クラシックカーのコーナーでは、チェコ製車が楽しめます。写真は、1935年製のTatra80です。チェコスロバキア初代大統領、T.G.マサリクのために製作された車です。なんとなく、人間性を取り戻した気分になります。ホッとできます。---ジョギング日誌---寒くもなく、暑くもない、絶好のジョギング日和でした。集中力を高めて、走り込みたいと思います。本日の走行距離:11km今月の走行距離:105kmプラハマラソンまで、あと34日
2005年04月18日
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ミラノの、王宮Palazzo Realeで開催されている、「ルネ・ブッリRene Burri写真展1950-2000」に行きました。ブッリは、スイス出身のカメラマンです。約300点が展示され、彼のこれまでの作品の全体像を見られるようになってます。まずは、ピカソ、ジャコメッティ、マン・レイ、チェ・ゲバラなど、芸術家や政治家のポートレートが目を引きます。各人が、とても寛いだ雰囲気を醸し出している印象を受けます。撮られる側と、撮る側の、信頼関係みたいなものが感じられます。それから、戦争写真です。不謹慎な言い方ですけど、正直「美しい!」です。ブッリの、美意識が伝わってきます。こんな写真を、10代で見てたら、僕も、報道カメラマンを志して、戦地に向かっていたかもしれません。ある意味、とても危険な作品です。コッポラ監督の映画「地獄の黙示録」的です。この他にも、旅先での、ユーモラスな写真もあります。それと、各国で発行された入国許可証やプレス証明書、エアチケットなどが、展示されています。世界を股にかけて活躍するブッリの姿が見えるようです。美しさ、楽しさ、滑稽さ、哀しさ、怖さ、怒り...写真の持つ様々な魅了を堪能できる写真展です。残念ながら、ミラノでの、この写真展は、4月2日までです。どこかで、ルネ・ブッリの名前を見かけたら、覗いてみて下さい。きっと、何かを感じるはずです。Mugnum Photosのルネ・ブッリのページ↑このサイトで、ブッリの、多くの作品を見ちゃうことができます。↑戦争の、美しさ、滑稽さ、哀しさ、怖さ、怒り...が、圧倒的なパワーで、見られます。---ジョギング日誌---本日の走行距離:11km今月の走行距離:181kmプラハ・ハーフマラソンまで、あと4日---お知らせ---66666キリ番ゲットの方には、パリの絵葉書送ります。王宮から見る、ドゥオーモ(工事中)にも、美しさ、滑稽さ、哀しさ、危うさを感じました。
2005年03月29日
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フランクフルトにある、シュテーデル美術館に行きました。お目当ては、フェルメールと、フランス印象派の作品です。シュテーデル美術館のオフィシャルサイト(英語・ドイツ語)マイン川べりにある、美術館に着くと、なにやら、フェルメールの作品のポスターが貼ってあります。ちょうど、「17世紀の日常生活の中のオランダ画家たち」展をやってるんです。入館料8ユーロを払って、ズズズイッと館内へ。知らないオランダ画家は、すっ飛ばして、フェルメール作品を探します。「ありました!」なんと、一つの部屋の四方の壁に、5点のフェルメール作品が、展示されてます。「恋文」(アムステルダム美術館)「窓辺でリュートを弾く女」(ニューヨーク・メトロポリタン美術館)「地理学者」(シュテーデル美術館)「手紙を書く女」(ワシントン・ナショナルギャラリー)「レースを編む女」(パリ・ルーブル美術館)この中で、特に気に入ったのは、もともと、この美術館所蔵の「地理学者」です。フェルメールにしては珍しく、男性単身モデルの作品です。窓から差し込む光、絨毯の質感、小道具へのこだわり...フェルメールっぽさが、思いっきり堪能できます。「ラッキー! 思わぬメッケモンの絵画展だったなぁ!」しばらく、フェルメール部屋の中央に置かれた椅子に座って、全身でフェルメールの気を感じていました。この絵画展は、5月1日まで開催されてます。フェルメールファンは、是非どうぞ。今回、印象派作品は、見逃してしまいました。6月に、コンフェデレーションカップを見に、またフランクフルトを訪れますんで、その時まで取っておきます。---ジョギング日誌---本日の走行距離:10km今月の走行距離:137kmプラハ・ハーフマラソンまで、あと11日
2005年03月22日
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ギャラリー・ウ・クジジョヴニークーGalerie U Krizovniku(住所:Krizovnicke namesti 3, Praha)で開催されている、「政治ポスターとプロパガンダ展」を見てきました。このギャラリーは、カレル橋の、旧市街寄りのタモトにあります。カレル4世像の後方に、入口があります。共産主義時代の、政治的ポスターが、多数展示されています。共産主義レッドと、労働者と、不気味な作り笑いが、延々続きます。マルクス、レーニン、スターリンなど、オールスター総出演です。最初は、「なかなかアバンギャルドで、面白いもんだぁ」と見ていました。でも、さすがに、途中から、息が詰まってくるのを覚えました。最後の方には、英米の主導者、チャーチルたちを揶揄するポスターまで登場します。ここまで来ると、頭が痛くなります。「う~ん、こういう世界に生まれなくて良かったなぁ」というのが、正直な感想です。怖いもの見たさに溢れた方は、是非、見に行って下さい。ロシア語が分ると、さらに、楽しいと思います。3月30日までで、入場料は100コルナ(約400円)です。Galerie U Krizovnikuのウエブサイト(チェコ語のみ)---ジョギング日誌---今日も、プラハは、快晴でした。カッキーンっと冷え込む中、ストラホフ修道院あたりを、スッコーンっと走りました。朝靄の中、プラハ城と、プラハの街並みが、美しく眺め渡せました。一瞬、時が止まるように感じる、風景です。本日の走行距離:16km今月の走行距離:38kmローママラソンまで、あと35日
2005年02月06日
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プラハに住むようになってから、早起きになってます。毎朝6時くらいに起きます。冬場は、もちろん、真っ暗です。朝の楽しみは、チェコアニメです。チェコテレビ1チャンネルの朝の番組「ドブレ・ラーノ(おはよう)」で、チェコアニメのコーナーがあるんです。だいたい6時40分くらいからです。今は丁度、「ボブとボベック」というのをやってます。これ、すごく好きです。空飛ぶシルクハットに住む、2匹のウサギ、ボブとボベックが、あっちこっちの街に飛んでいきます。そこで、テンヤワンヤの大騒ぎをしでかします。彼らは、なかなか頭が良くて、人間もイテ込まされます。それでも、憎めない奴らです。「ボブとボベック」の前には、以前にもご紹介した、人形アニメ「パットとマット」をやってました。相変わらず、Do It Yourselfで、あちこちイジリ回し、ハチャメチャなことをしでかしています。こちらも、憎めない奴らです。で、うまく行ったら、(実際にはドジってるんですけど)、このポーズです。時々、チェコ人と、このポーズ、やってます。「パットとマット」は、日本でも、DVDを手に入れられるみたいですんで、見てみて下さい。パットとマット ドジで愉快な2人組 ~それでいいのか~【TDBT-9】 =>20%OFF!《発売日:01/11...また、チェコへのご旅行の際には、早起きして、チェコアニメを楽しみましょう!チャンネルは、「チェーテー・イエドナ(CT1)」です!---ジョギング日誌---相変わらず、雪が降り続いてます。今日も、室内で、50メートルダッシュなどをして、少し汗をかきました。本日の走行距離:6km今月の走行距離:150kmローママラソンまで、あと47日
2005年01月25日
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ウィーンで仕入れた情報を3つ書いときます。1.「シャガール聖書神話展/Die Mythen der Bibel」アルベルティーナ美術館で、3月28日まで開催しています。この美術館は、国立オペラ座の北西にある、アルベルティーナ広場に面しています。美術館の白を基調にした豪華な内部を見るだけでも、価値があります。今回の特別展では、マルク・シャガールが描いた、聖書を題材にした作品が集められています。モーゼ、ノア、ソロモン王、などなど、お馴染みのキャラクターが登場します。ムハ(ミュシャ)が、「スラブ叙事詩」を描いたように、ユダヤ人のシャガールも、聖書という自分のベーシックな部分に帰っていったのでしょうか?でも、宗教画を描いているとはいえ、やはりシャガール・タッチは変わりません。浮遊感と、静けさと、やさしさが満ちています。また、教会のステンドグラスの原画や習作が展示されているのも面白いです。入館料が9ユーロと、やや高く感じます。けど、ヨーロッパで見た展覧会では、最も混んでました。アルベルティーナ美術館のHP2.ラーメン亭「ほのぼの」中欧地域にはない、本格的なラーメンを頂けました。でっかいマンガが、店いっぱいに飾られた、ポップな雰囲気の店内で、味噌ラーメン(6.80ユーロ)などを食べました。プラハから、このラーメンを食べるために、またウィーンにやって来そうです。場所は、国立オペラ座を東の方に歩いていって、7分くらいです。Hegelgasse 17Tel: 01-512 96693.国立オペラ座再オープン50周年祝典コンサート1868年に完成した、ウィーン国立オペラ座は、第二次世界大戦終戦直前に、連合軍による爆撃を受け破壊されます。敗戦による困窮の中でありながら、オーストリア国民は資金を集め、それから10年後の1955年に、復興を遂げます。11月5日に、カール・ベーム指揮によるベートヴェン「フィデリオ」により、再スタートしたのです。2005年は、その再オープンから50年目に当ります。これを記念して、11月5日に、祝典コンサートが開催されます。---祝典コンサートのプログラム---小沢征爾「フィデリオ」ズビン・メータ「ドン・ジョバンニ」クリスティアン・ティーレマン「薔薇の騎士」「ニュルンベルクのマイスタージンガー」フランツ・ヴェルザー・メスト「影のない女」ダニエレ・ガッティ「アイーダ」歌手も、バルツァ、グルベローヴァ、ドミンゴ、ハンプソンなどの豪華メンバーです。行けるかなぁ...行きたいなぁ...---ジョギング日誌---プラハに帰ってきて、いつものフヴィエズダ公園で、ジョギングしました。地面が、軽く凍っていました。明日から、スロバキア北部へ行きます。本日の走行距離:10km今月の走行距離:123kmローママラソンまで、あと54日
2005年01月18日
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チェコの絵本は、ホンワカした雰囲気を醸し出していて、結構好きです。時々、本屋で、ペラペラと立ち読みしたりします。日本でも有名なキャラクターは、もぐらのクルテクです。アニメーションにもなっていて、人気があります。プラハの街を歩いていると、よくクルテク人形を見かけます。日本語の公式ホームページまであります。クルテク日本公式HPさて、絵本原画展が、プラハ国民劇場の近くで開催されていたので、見に行きました。「To Children for Joy / Detem pro Radost」場所:Prazsky umelecky salon住所:Narodni 9, Praha 1 (1.patro)05年1月10日までクルテクはいませんでしたが、現在の代表的なチェコ人絵本作家の作品が展示されていました。僕のお気に入りは、次の2人です。まず、ガブリエル・フィルツィークGabriel Filcikです。この人の作品は、とても暖かみと賑やかさがあります。ヒロ・ヤマガタの童話版みたいな感じです。展示されていた作品ではありませんが、こんな感じです。もう一人は、ミハル・ツィフラージMichal Cihlar です。こういう作品です。プラハ在住者は見たことがあると思うんですけど、ずっと、プラハ動物園のポスターを書いてました。カラフルな版画みたいな画風で、動物たちが描かれていました。僕が展示会場に行った時は、チェコの子供たちが10人くらいいました。簡単な食べ物も用意されていて、ホームパーティーみたいな雰囲気です。「変な東洋人が入ってきたなぁ」的視線を感じつつも、暖かい作品の数々を楽しみました。---ジョギング日誌---プラハは、快晴でした。しかし、こういう日は、気温が低いです。走行時(午後6時頃)の気温は、-3℃でした。本日の走行距離:10km12月の走行距離:139km「毎日スクワット100回」:○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○:20連勝中
2004年12月20日
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1989年の「ビロード革命」による民主主義化から15年、そして、チェコのEU加盟元年ということもあり、当時を振り返るイベントや番組が多いです。そんな中の一つ、「1989年11月Listopad 1989」写真展を見てきました。場所は、聖ヤン・ネポムツキー教会(住所:Jungmannovo nam.18)です。入場料30コルナ(約120円)でした。当時の民主化運動を切り取った、白黒写真がスゴイ迫力です。印象的な写真の中に、ヤン・シィビークJan Sibik作品があります。ヴァーツラフ広場や、旧市街広場に集まる何万人もの群集。高揚する人々の表情。警官隊の前に並べられる無数のローソク。写真という媒体のパワーを、改めて感じました。白黒のプラハも良いです。僕も、プラハを白黒写真で撮っておこうと思います。この写真展は、来年1月2日までです。12月に、プラハへお越しの方は、是非立ち寄ってみて下さい。---ジョギング日誌---プラハは、ここのところ、寒さが少し和らいでいます。気温が8℃くらいまで上がります。そろそろ、街は、クリスマスのデコレーションが目立ってきました。本日の走行距離:10km12月の走行距離:10km「毎日スクワット100回」:○○:2勝
2004年12月02日
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今年の9月から始まったサービスなんですが、毎月第一水曜日は、プラハにある、ナショナル・ギャラリーの無料開放デーになっています。プラハに9箇所あって、それぞれが特色のある展示をしています。第一水曜日は、開館時間も延長されて、午後3時から8時までが、無料開放時間になっています。ナショナル・ギャラリーのホームページ(英語)HPの”Visitor’s guide”をクリックすると、9箇所のギャラリーを見ることができます。「タダ」という言葉に弱い、大阪人の僕は、路面電車に乗って、ヴェレトルジニー宮殿Veletrzini Palace(住所:Dukelskych hrdinu 47, Praha 7)へ向かいました。ここは、19-21世紀の広範囲な美術品が展示されています。この美術館で好きな場所は、やはり、「印象派」の画家たちのコーナーです。建物の3階(日本で言う4階)にあります。モネ、セザンヌ、ゴッホ、ユトリロ、シスレーなどの作品が並んでいます。また、アンリ・ルソー「風景の中の自画像」も、このギャラリーの目玉です。パリのセーヌ河畔に立つ、パレットを持った自画像です。後ろの船に、日本国旗のような旗がいっぱいあるのが面白いです。パレットには、二人の女性の名前が書かれています。一つは、一人目の奥さんです。もう一つは、二人目の奥さんです。2回目の結婚をするまでは、別の女性の名前が書かれていたそうです。ルソーの画風そのままに、無邪気な感じがします。同じ階には、ヨセフ・チャペックをはじめとした、チェコ人画家の展示もあります。ヨセフ・チャペックは、「ロボット」という言葉を作った作家、カレル・チャペックのお兄さんです。全部で6階建てですので、全部見て回るのは大変です。3階の展示作品だけでも、十分満足できますので、一度お訪ね下さい。---ジョギング日誌---今日は、内輪の忘年会などがあり、休足日です。12月の目標である、「毎日スクワット100回」初日は、酔っ払いながらも、執念でやりました。本日の走行距離:0km12月の走行距離:0km「毎日スクワット100回」:○
2004年12月01日
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チェコフィルハーモニーの拠点、ドヴォルザーク・ホールは、ルドルフィヌムという建物の中にあります。この建物の中には、大小ホールの他、ギャラリー、カフェなどがあります。今、ギャラリーで、「スカーラ in ルドルフィヌム」という展示会をしています。変なもん見たさで、行って来ました。ギャラリーの入口は、ルドルフィヌムの正面玄関ではなく、ヴルタヴァ(モルダウ)川沿いにあります。入場料は、100コルナ(約400円)でした。フランティシェク・スカーラFrantisek Skalaは、1956年生まれの、チェコ人アーティストです。森などで拾った、木々やガラクタを組み合わせて、芸術品にしちゃいます。ギターの連作、30×50cmくらいの木製自動車の連作など、ユニークな作品が、会場一杯に展示されてました。木製自動車には、クモの巣がはっていたり、埃が積もっていたりして、遊び心一杯のガラクタです。特に面白かったのは、海藻から作った顔の数々でした。アメリカ西海岸で採集した海藻から作ったようです。写真では、気持ち悪いだけですけど、実物は、「コワ面白さ」一杯です。ヤン・シュヴァンクマイエルに通じる雰囲気を醸し出していました。「チェコは、変テコな芸術家が多いなぁ」と改めて感じました。---ジョギング日誌---夜の間に降った雪が、薄っすら積もって、フヴィエズダ公園は、白いベールに覆われたようでした。「ガリッ、ガリッ、ザクッ、ザクッ」凍りかけた雪を踏みしめる音を楽しみながら、走りました。本日の走行距離:20km11月の走行距離:237km11月の目標走行距離:300km目標達成率:79%
2004年11月21日
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僕は、人形劇が好きです。NHKの人形劇シリーズ(「三国志」とか)、「サンダーバード」なんかを、よく見てました。で、今日は、沢則行さんの人形パフォーマンスを見ました。沢さんは、プラハ在住で、ヨーロッパと日本を中心に活躍されています。場所は、プラハ・マイナー劇場(Divadlo Minor)です。7つくらいの短い話を、おしゃべりを交えながら、一人で演じられました。沢則行さんのプロフィール本人の写真で、一緒に写っているのが、「豚」で使われる人形です。三匹の子ブタがモチーフになっています。沢さん本人が、ファンキーなオオカミになって、このブタさんと絡みます。「43歳ですけど、いつまで、このブタたちと一緒に、踊れますかねぇ...」と、ポツリと言っておられました。いつまでもずっと楽しく踊っていそうです、きっと。「赤ずきん」は、僕の好きな演目です。プロフィールに写真がありますが、古い型のプロジェクターを使った、影絵みたいな感じです。アイデアが面白いです。写真右手にある、イビツな形をした赤いものが、赤ずきんちゃんです。赤ずきんちゃん、おばあちゃん、オオカミによる、話の展開と、その見せ方が、非常に面白いです。今日は、日本人会主催ということで、お子さん連れが多かったです。でも、沢さんの舞台は、どちらかというと、大人が楽しめる人形劇なんじゃないかなぁと思います。---ジョギング日誌---プラハ・フヴィエズダ公園を走りました。木々の葉が色づき始め、落葉も増えてきました。秋真っ盛りです。本日の走行距離:16km10月の走行距離:62kmパリ20kmレースまで、あと7日
2004年10月10日
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先日、人形劇「ハムレット」を見に行きました。その時、プラハ城内の野外劇場の近くで、オードリー・ヘップバーンのポスターを見かけました。それで、「オードリー・ヘップバーン写真展」が開催されているのを知りました。オードリー・ヘップバーンは、僕の好きな女優さんの一人です。「ローマの休日」の彼女が、特に好きです。で、写真展に足を運びました。場所は、プラハ城内の、ライカ・ギャラリー・プラハです。写真家Bob Willoughbyが撮影したスナップ約100点が、展示されていました。80コルナ(約320円)です。1953年から、1966年に写された写真でした。撮影現場から、私生活のスナップまであります。オードリーの、最も美しく、輝いていた時だと思います。オードリーのこういう感じの写真です。素敵な笑顔、そして時々、疲れた表情も見られます。どんな人にも、いろいろな表情、いろいろな気持ちがあるんですネ。「ハムレット」に導かれた、「オードリー」への道でした。---ジョギング日誌---本日の走行距離:13km8月の走行距離:177kmブダペストハーフマラソンまで、あと8日
2004年08月28日
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プラハ南部の郊外に、ズブラスラフ城Zamek Zbraslavはあります。このお城は、現在、東洋美術館になっています。入館料は、80コルナ(約320円)です。地下鉄B線スミーホフ駅Smichovske nadr.を下車して、バス129、241、243、255、360番のどれかに乗り換えます。バスが南下して行き、右側に競馬場が見えて、さらにベロウンカ川を渡ってしばらく走ると、ズブラスラフ広場Zbraslavske nam.に着きます。バスを降りた右側一体が、ズブラスラフ城の敷地になっています。日本コーナーには、観音菩薩、釈迦如来、などの美しい姿が並んでいます。海外で、たまに、こういう仏像に出会うと、ありがたい気持ちになっちゃいます。思わず手を合わせる...オット!気を付けて下さい!この美術館の見張り番は、みんな女性なのですが、ものすご~く、体格がいいです。背の高さと、横幅が同じくらいあります。きっと、非常にハードルの高い選考基準をパスして、選ばれし者だけが、この要職に就けるのでしょう。挙動不審で目を付けられて、押さえ込まれたら、ひとたまりもありません。冷静に鑑賞しなければ!「おおっ! 『富獄三十六景』『東海道五十三次』のセットまで有るじゃないかっ!」と身を乗り出すも、見張り番の視線を感じ、興奮を隠して、お行儀良く見て回る僕でした。これらのお宝の、購入年が、1950、60年代になっています。共産主義全盛期に、どうやって手に入れたんだろうか?どうも胡散臭いです。さて、現在、この美術館では、「浮世絵の黄金時代Zlaty vek Ukiyoe」展を開催しています。説明によると、100年前に、ピルゼン市産業博物館館長であった、ヨゼフ・シュコルピル氏が、340枚の浮世絵を、ハンブルグの画商から購入したとのことです。今回は、その中から、選りすぐりの150点が展示されています。確かに、「美人画」「役者絵」「名所絵」を代表するような作品が並んでいます。北斎、歌麿、歌川豊国...う~ん、すごい!こんなにヘンピな場所に、日本のお宝が埋もれているんですネ。しかも、巨大な番人に守られて。不思議な空間だなぁ~。---トレーニング日誌---今週のプラハは、夏らしい快晴になっています。紫外線を避けて、夕暮れ時にチクッと走りました。本日の走行距離:7km8月の走行距離:17km腕立て:50回腹筋:40回背筋:120回ブダペストハーフマラソンまで、あと33日
2004年08月03日
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ザルツブルグの、追加情報です。現代美術館Museum der Moderne Salzburgで、「フェルナン・クノップフ展」をやってました。ウィーンフィルハーモニー通りWiener-Philharmoniker-Gasseというスゴイ名前のトコにあります。ちょうど、今、日経新聞の朝刊に、作家小池真理子さんの「世紀末のエロス十選」というコラムが掲載されています。7月22日が、クノップフ「愛撫」でした。スフィンクスとオイディプスを描いた、こんな絵です。この絵は、今まで2回見たことがありました。最初は、姫路市美術館の「クノップフ」展で、2回目は、常設されているベルギー王立美術館です。スフィンクスの獅子の精悍な肉体と、不思議な静けさを醸し出している表情のギャップ。オイディプスも、男性の肉体なのに、何だか柔らかな女性的な顔をしています。ユニセックス的で、倒錯的な妖しさが、非常に印象に残っていました。で、ザルツブルグの街をウロチョロ歩いていると、この絵を使った「クノップフ展」のポスターが目に付いてたので、美術館まで足を運びました。入館料は、8ユーロでした。「クノップフ展」は、8月29日まで行われます。久しぶりに再会した「愛撫」は、相変わらず妖しいぼんやりとした光を放ってました。小池さんは、このように書かれています。「もう何も信じられない、と半ば陰鬱に開き直っているような人間に、アンドロギュノス(両性具有)スフィンクスは洗練された、性別すら超えた、邪悪さのかけらもない精神愛を注ぎ込む。この場合の”人間”というのはクノップフ自身であり、また私たち自身であると言ってもいい。」まあ、僕は、この絵を見ても、ここまで想像力を膨らますことはできません。妖しい静謐さの中に、精神を委ねるだけです。あなたは、如何でしょうか?---トレーニング日誌---筋トレのみです。腕立て40回腹筋40回背筋120回今日のJJ-RUNポイント:57月のJJ-RUNポイント:260
2004年07月28日
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アルフォンス・ムハ(1860-1939)は、チェコ共和国南モラヴィア地方のイヴァンチツェ出身です。ウィーンとミュンヘンで学んだ後、パリへ出ます。そこで、アール・ヌーヴォーを代表する画家として有名になったわけです。日本では、フランス語読みの、アルフォンス・ミュシャと呼ばれています。チェコ在住の旅ランとしては、「ムハ」と書きたいと思います。プラハには、ムハ美術館Muchovo Muzeumがあります。ムハの得意な、美人画がたくさん有ります。ムハファン(っていますよネ?)必見の美術館です。さて、今回は、ムハ美術館ではなく、ギャラリーで、ムハ作品を展示していたので、見に行ってきました。Jiri and Bela Kolar GalleryBetlemske nam. 8, Praha 1Tel: 222 220 689プラハ旧市街の、ベツレヘム礼拝堂の真ん前に、ギャラリーはありました。ちなみに、この礼拝堂は、チェコの宗教改革者ヤン・フスが、説教を行った教会です。さて、ギャラリーの重い扉を開けると、二人のお兄さんが、熱心に本を読んでいます。「ドブリー・デン(こんにちは)」と声を掛けた僕に、チラッと視線を走らせましたが、お二人とも、また直ぐに本へ意識を集中されました。少し変テコな空気の中、ギャラリーの中へ入って行きます。「お~、ムッハやんけぇ~!」ムハのリトグラフ作品が並んでいます。小ぶりな作品が多いです。リトグラフで書かれた絵葉書なんかも有ります。ムハ作品を楽しんだ後、お兄さんたちの状況を確認しましたが、相変わらず、熱心に読書されています。お邪魔をしてはいけませんので、静か~~にドアを開けて、退散致しました。この展示会は、8月29日までやっています。無料ですので、気楽にムハを楽しみたい方は、是非行ってみて下さい。くれぐれも、お兄さんたちのお邪魔にならないように、お静かにお願いします。---トレーニング日誌---プラハも、少し暑くなってきました。ジワ~と額に汗しながら、ジョギングしました。本日の走行距離:7km7月の走行距離:73km腕立て40回腹筋40回背筋120回今日のJJ-RUNポイント:127月のJJ-RUNポイント:150
2004年07月16日
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