スペイン雑貨店ROMERO

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タラゴナ

TARAGONA  タラゴナ

夕暮れ

  バルセロナから南の海岸沿いのこの歴史の古い町は
  地中海のバルコニーのようです。崖の上にあって、
  崖の下の海との間を列車が走っていて、当然駅は崖の下にあります。

  タクシーが駅前で待っているなんて事はないので、重い荷物の旅人
  にはキツ~イアプローチです。階段を上るのに必死で、キレイな海
  を眺めている余裕なんてなかった。
  ローマ時代より前からあって、列車が後からできたのだから
  そんなもんのかな。

  やっとの想いで上に上がると、どか~んと広い
  プロムナードがこんどはゆったりと下り坂になっているのです。
  旅行者のためのインフォメーション.オフィスも全く不親切に
  分かり難い所にありました。
  時間だけではなく地図の距離までもがいいかげんな国だと、
  どなたかが書いていたけど、正確さや便利さが普通だと思って
  いる日本人にとっては ある意味で鍛えの場になっているのかも。
  この町にはガウディーが設計したワインの貯蔵施設もあると
  後から知りました。残念!
  ローマ時代の遺跡や、石切場の蹟とかあったらしいのですが、
  悪魔の橋と呼ばれている所へ行ってみました。
  名前の由来を知りたいものです。

  有名なので観光化されているのかと思っていたのですが、
  誰も行く人のいない こんもりした小山の奥深くの所で
  昔の(たぶんローマ時代からの)小道を40分位歩くのでした。 



ANGEL



  朽ちた修道院の建物、かなり高さのある円柱の上の
  片手の無くなった天使像、野生のローズマリー、キンギョソウ
  などの咲くトレッキングコースのような所だったのです。
  静かで 人の手の入っていない自然が楽しめる所でしたが、
  一人では決して行ってはいけませんぜ。 バスの通っている道の  
  近くまで出たら 散歩しに来た人4人くらいに出会いましたが、
  途中では他に誰一人とも会いませんでしたから。
  山歩きの目印に黄色と白のペンキで矢印が石に書いてありました。
  それが無かったら、たどり着けなかったでしょう。

Puente del Diabre

  夕方の8時過ぎにやっと橋を見つける事ができたのですが、
  遅かったおかげですばらしい空の変化が見られました。  
  自然とタラゴナの郊外の工業化していく様子も対照的でした。

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