バス運転士のあれこれ


バス運転士のあれこれ
なるには 必要なこと 考えてること お願い 嘆 き
 お客様を乗せてバスを運転するには、大型自動車第二種免許が必要です。取得するには、普通免許、大型一種免許、大型特殊免許のいずれかを取得してから3年以上が経っていることが必要です。ですから最低でも21歳以上ということになります。
 試験は学科と技能がありますが、学科よりも技能の方が難しいです。ここからは技能についてのお話をして行きます。
 ある人は12回受けてます。S字、クランク、坂道発進、全て問題なくクリアしています。しかし、不合格。本人はどこが悪いのかわかりません。それに比べて、2回目で合格する人もいます。どこが違うのでしょう。
 まず、ポイントは安全確認です。詳しく説明すると安全確認のタイミングです。ほとんどの人は合図を出すのが遅いです。右左折は30m手前で車線変更、更にその3秒前にはウインカーを出している必要があります。つまり、60mほど手前から右左折の準備が始まるのです。
 それから、無駄のない円滑な運転をすることが大事です。例えば、一時停止する必要のない所で一時停止するというのは無駄なことです。安全が確認できれば止まらなくていいのです。普通車や大型一種免許と違うのは合格ラインが高いことです。何回受けても合格しない人はあきらめた方がいいかもしれません。実際にお客様を乗せて走ってみると普通車とは神経の使い方が違います。
 現在は道路交通法の改正により、技能試験は路上試験で行われます。そのため、大型一種免許を持っていない方は大型仮免許を取得してからの試験となります。免許センター内と実際の道路では全然違います。
 また、免許センターへ行かなくても教習所で取得することが可能になりました。バス運転士を目指す方は一発試験よりもこちらをお勧めします。



















バス運転士のあれこれ
なるには 必要なこと 考えてること お願い 嘆 き
 運転できるだけではプロとは言えません。お客様からお金を頂いているわけですから、サービス業であることを忘れてはいけません。親切、丁寧な対応が求められます。バスを利用されるお客様はお年寄りが中心です。愛想よくお客様に接することができない人はトラックにでも乗っていて下さい。
 あと、性格的に神経質な人は向いていません。とにかく頭が疲れる仕事です。神経ピリピリなのです。乗用車にはどうしてもなめられがちなので、雑な運転をしてると事故を起こします。防衛運転が必要となります。
 バスの運転士は信号が青でも必ず左右の確認をしています。周りの車、自転車、バイク、歩行者などが、今後どのような動きをするかを予測できています。

ミヤコーバス



















バス運転士のあれこれ
なるには 必要なこと 考えてること お願い 嘆 き
 これもたくさんありますが、何と言っても事故を起こさないことです。道路上はもちろんのこと車内にも気を配ります。バスのブレーキは乗用車と違い大変強く効きます。急ブレーキにならないような運転を心掛けています。
 それから、ダイヤどおりの運行をすること。雨の日や寒い日にバス停で待っているお客様は大変つらい思いをされています。また、早過ぎると乗り遅れるお客様が発生し兼ねません。ダイヤどおり運行する為に途中で時間調整することもあります。
 あとは歩行者を優先すること。プロの運転士は横断歩道で渡ろうとしている歩行者には必ず気付いて譲ります。本当は乗用車も同じなのですがほとんどのドライバーはできていません。道路は歩行者優先です。

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バス運転士のあれこれ
なるには 必要なこと 考えてること お願い 嘆 き
 まず、走行中は急ブレーキに注意しましょう。空いてる席があったらお座り下さい。前寄りの席は何かあった場合危険です。
 そして、両替は停車中に行いましょう。また、走行中に運転士に声をかけることは極力避けましょう。運転に集中させてあげて下さい。
 バス停以外の場所で乗り降りを要求するのはやめましょう。時々そういう方がいらっしゃいます。また、用事がないのにバス停で立つのはやめましょう。乗るのか乗らないのかわからない場合があります。
 車を運転する方は、バスを追い越してすぐ目の前に入るのはやめましょう。仮にそこで急ブレーキをかけるようなことになると車内は大変なことになります。合図は早めに出して下さい。色々とありますが安全な運行をできるようご協力をお願いします。

しずてつジャストライン























バス運転士のあれこれ
なるには 必要なこと 考えてること お願い 嘆 き
 運転士のみなさんはとても嘆いています。一日がとんでもなく長くて拘束時間は15時間くらいです。のんびり走っているように見えますがとんでもありません。
例えば、朝5時半に出社して走り始め、14時頃終わります。この時点ですでに8時間は勤務しているのですが、休憩をはさんで16時頃から再び走り始めて21時頃終わります。
 毎日ハードな運行をこなしている為、睡眠不足で体調不良の運転士が多いです。他人の命を預かっている職業なので、過酷な労働条件はやめてもらいたいものです。
 仕事が終わり帰宅しても食事してお風呂入って寝るだけの毎日。休日は体を休めるだけ。神経がおかしいせいか、まっすぐ立っていられないくらいの健康状態でした。寿命を短くされかかりました。こんな生活で人生終わったら悔やんでも悔やみきれません。

JRバス関東=静岡駅行






























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