広島カープ考察

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2020.11.13
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カテゴリ: 広島東洋カープ
『森浦大輔』

 今回はドラフト2巡目で指名された森浦投手について見ていきたいと思います。
森浦は最速148キロの直球とスライダー、チェンジアップが武器の左腕投手、指名された投手の中で唯一の左腕投手で、事前情報でも「左投手が欲しい」と発言しており、2巡目での指名となりました。

 まず奪三振率から見ていきますと、通算奪三振率は286.1回を投げて272奪三振を奪うなど8.55と9.00に近い数字を記録しています。
ちなみに今季秋は39回で52奪三振を記録しており、これまで一度も奪三振数が投球回数を上回ることはありませんでしたが(投球回数に近い数字は記録していますが)、初めて奪三振数を越えています。
次に与四死球率ですが、こちらは102四死球で3.21と大道と同じ与四死球率で可もなし不可もなしといった数字です。
ただ昨季秋は与四死球率1.80、今季秋は1.38となっており、与四死球率2.00を切るなど制球力に関しては大道以上の成長を遂げています。
そしてK/BBですが、通算では272/102で2.67となっていますが、昨季秋にK/BBが5.00を記録し、そして今季秋には8.67を記録するなど大道よりも先に昨季秋の時点で4.00を越え、コロナ禍で春のシーズンは中止になったものの今季秋にも4.00を越えています。
ちなみに被安打は通算で5.97、今季秋は僅か3.23という凄い数字を記録しています。


この枠は「K/BBが高くなくても縦の変化球を武器とし、且つ奪三振率の高い左腕投手ならば即戦力として活躍できる可能性がある」という枠であり、これまでに横浜の濱口や中日の笠原、そしてK/BBも4.00を越えていて且つチェンジアップを武器としていた横浜の東は新人王を受賞し、最近では巨人の高橋が通算K/BBも4年時のK/BBは4.00を越えていませんでしたが、150キロを越す直球とチェンジアップを武器に1年目から活躍を見せています(詳しくはこちらの​ 記事 ​とこちらの​ 記事 ​を見ていただければと思います)。
森浦は指名後に「チェンジアップが一番自信がある」と言っており、奪三振率も高い投手なのでこの「左投手枠」にも合致しています。

 最後に​ 動画 ​ですが、セットポジションからの投球のようで、若干二段フォームのような動作をしてから力感を感じさせない脱力した体重移動をしているように思います。
特徴的なのはインステップの踏み出しからスリークォーター気味に投げており、ボールが隠れている間が長く、更に途中まで脱力していているのですが、リリース時のみ力を入れてくるのでタイミングが取りづらい実戦的なフォームをしているように感じます。
ただ打ち難さを重視していることもあるのか、投げ終わりに左腕があまり絡んでこず、左足も蹴り上がりが少々弱めで本塁側にターンしてきておらず、この辺りを両立できれば面白そうです。

 K/BBは4.00を越えてきており、チェンジアップという決め球を持っている左投手なので個人的に即戦力として非常に期待できる投手ではないでしょうか。
鞘師スカウトは「日本ハムの宮西のようなタイプ」と評していますが、球の出所の見難いスリークォーター(宮西はサイド)というところは確かに似ている部分はあります。
楽天に1巡目指名された早川のような155キロを計測するような絶対的エースという華やかさとは違って地味ではありますが、戦力として十分期待できる投手ではないでしょうか。


選手評価:A左(1年目からの活躍を期待)






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最終更新日  2020.11.13 22:28:47
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