ゆったり、まったり夢物語

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紅茶なぜ、何?

★紅茶を入れたとき表面に浮くほこりのようなものは?★

A:紅茶の上に浮く粉は、ほこりではありません。
実は、紅茶の葉で、非常に細かなものです。
紅茶の葉はよく乾燥していてもろいので、葉と葉がぶつかり合うと、ごく小さい粉が生じます。これが非常に軽いので、紅茶の表面に浮いてしまうのです。このようなものが浮くと、紅茶としてはどうしてもイメージがよくないので、紅茶をだすとき、あらかじめ茶こしに紅茶の葉を入れて、トントンとたたいて下に落ちる粉を除いてから、ポットに入れることです。こうすれば粉がとれ、表面にほこりのように浮かなくなります。
pochomukin
★レモンティーの場合レモンを入れると紅茶の色が薄くなるのは?★

A:紅茶の色は、茶の葉の中に含まれるタンニンが酸化して、できているものです。このタンニン系の色は、酸に合うと色が無色になります。したがって、レモンのような酸に強いものを入れると、紅茶の色はどうしても薄くなってしまいます。決して、紅茶そのものが薄くなったのではありません。
これは防ぐことができないもので、もし色が薄くなって困るようなときは、 少し紅茶を濃くだすとよいでしょう。あるいは、レモンの酸味が強く紅茶の中にでないように、レモンを薄く切って、レモンの量を加減する」などの工夫をする。
また、レモンを長い間紅茶の液に入れっぱなしにしておくと、レモンの皮の渋が出てしまうので、ティースプーンで5~6回かき混ぜる程度で、早めに取り出すようにします。レモンは薄切りにしないで、レモン汁を絞って入れてもいいでしょう。
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★金属製のティーポットで紅茶をいれないほうがいい?★

A:金属製でも、上質のステンレスのポットなら大丈夫ですが、ステンレスといってもいろいろありますから、必ずしも全てがよいわけではなく、その点では、やはり避けたほうが安全です。
さて、紅茶がその金属を避ける理由ですが、これは金属製品の中に含まれているいくらかの鉄分が問題となるからです。
鉄分は紅茶のタンニンと結合して、非常にきたない黒褐色の沈殿を生じます。
したがって、紅茶が綺麗でないことになります。タンニンは非常に鉄分と結合しやすく、わずかの鉄分とでも反応します。 ポットだけでなく、湯を沸かすやかんなども、鉄分が出ないように気を付ける必要があります。
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★紅茶用の砂糖の決定版は?★

A:紅茶は茶の葉自体が非常によい香りを持っています。珈琲のように、焙煎によって香りを出すといったものではありません。
したがって、余分の匂いのあるものは加えない方が、本当の紅茶の香りを味わうことができます。
そこで砂糖にしても、できるだけ純粋な物のほうが余分の匂いが加わらず、紅茶をおいしく飲む事ができるわけです。
そうした点からみると、白砂糖よりは純度の高いグラニュー糖やフロストシュガーのほうがよいということになります。
白ざらめはそれらよりもさらに純度が高いのですが、溶解性がグラニュー糖よりもよくないので、紅茶にはグラニュー糖のほうが便利です。
なお、白砂糖つまり上白糖は、いくらか糖蜜分が含まれている上に、ビスコという砂糖を酸分解したものを加えて、しっとりさせていますので、果糖の強い甘みが加わって、紅茶の味がしつこくなるという点もあります。,br>
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★紅茶の色が黒く出るのはなぜ?★

A:金属製のティーポットのところで述べたように、紅茶の中に含まれているタンニンが鉄分と結合すると、黒色の化合物になり、紅茶液が黒ずみます。
そこで、紅茶液が黒っぽくなるのは、やかんやティーポットに金けのある場合、水に鉄分が含まれている場合などにおこります。
また、沸騰させすぎた湯を使ったり、紅茶の浸出時間が長すぎたりしても、 タンニン同士がいくつにも化合して、黒っぽくみえることもあります。
紅茶は水分を4~5%にしてありますから、腐ったりする心配はありません。しかし、温度や湿度の関係で少しずつ変化していきますが、古くなった紅茶や湿った紅茶は、色が黒っぽく出るようになります。また香りも味も悪くなりますから、紅茶は買い求めたら、なるべく早く飲むようにしましょう。
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