リュウちゃんの懐メロ人生

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2024年08月01日
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西の京ロータスロード」、
奈良市の西側にある
薬師寺、唐招提寺、喜光地、西大寺の
「4塔ハス巡り」、
今年も歩くことが出来た!


(薬師寺東塔とハスの花)


(2021年のポスター)

​7月17日、2年ぶりに 「西ノ京ロータスロード」 を歩いてきました。​
天気予報では、この日の最高気温は33℃!、真夏日!

今年の夏は10年に一度の猛暑、
連日、猛暑日が続く中で、
33℃は、
めったに無い「低温日」だ!??
この日に行くしか無い!

​​午前8時に家を出発、午前8時50分にロータスロードの起点である 「薬師寺」 の近くの 「近鉄西ノ京駅」 に到着、
​​
アチャ~、
ロータスロードのイベント開催中なのに、
薬師寺は午前9時からしか入場出来ない!

で、午前9時ジャストに薬師寺に入場しました。



今回の「ロータスロード巡り」も、いつものように、仏像巡りは無しで、ひたすら野外のハス巡りです。
2年前の「薬師寺:には、境内に500鉢ほどのハスが持ち込まれていたのですが、

アチャ~、
今回は2年前の半分ほどしかス鉢がない!
これから追加されるのかな?

















「薬師寺」 は、680年に天武天皇によって藤原京に建立されましたが、8世紀の始め。平城京遷都に伴い、西ノ京に移設された古刹です。
薬師寺には2基の三重塔があります。
​​​​その一つ、 「東塔」 は、建立された奈良時代から、そのまま残っている建築物であり、 薬師寺の伽藍の中では最古の建築物 で、 「国宝」 に指定されています。明治時代に来日したアメリカの美術史家、アーネスト・フェロノサが、この「東塔」を見て、 「凍れる音楽」 と評したことは有名な話ですね。
​​​​
以下、東塔、西塔とハスのコラボ写真を何枚か貼り付けます。

三重塔とハスの花のコラボ、
薬師寺のハスの一番の見所なのだ!

​<東塔とハスの花>







​<西塔とハスの花>







​約30分位、薬師寺のハスを見物して、 「唐招提寺」 に向かいました。



​ここで 「本日の行程」 を紹介致します。
先ず、下の地図をご覧ください。


(西の京ロータスロード、ウォーキングマップ)

上掲のMAPで、

​★起点となった ​「薬師寺」​ は、地図の一番下の中央部にあります。​
​​★「薬師寺」の少し上部に、 「唐招提寺」 があります。「薬師寺」から「唐招提寺」までの距離は、 約600m、徒歩約10分 です。​​
​​​★「唐招提寺」の左少し上に 「垂仁天皇陵」 があります。「垂仁天皇陵」の左上部に ​「喜光寺」​ があります。「唐招提寺」から「喜光寺」までの距離は 約1700m、徒歩約30分 です。​​​
​★「喜光寺」のずっと上部に 「西大寺」 があります。​
​「喜光寺」から「西大寺」までの距離は 約1400m、徒歩約20分 です。
起点の「薬師寺」から
終点の「西大寺」までの距離は約3700m、
33℃の真夏日に、無事に踏破出来ます事やら?

「唐招提寺」 に入ります。


(唐招提寺金堂)

​<唐招提寺(とうしょうだいじ)について>
​​​ 「唐招提寺」 は、奈良時代の西暦759年に「唐(中国)」からの渡来僧・ 鑑真 (がんじん)によって開山された奈良でも屈指の古刹です。西ノ京4塔の中では、境内に様々な木々が生い茂り、一番 「緑豊かな古刹」 なのです。他の3塔のハスは、皆、「鉢植え」なのですが、唐招提寺のハスは 「地植え」 が基本なのです。また、西ノ京4塔の中で、唯一、ハスの品種名が(一部ですが)表示されているお寺なのです。​​​
​​
金堂の右手前の、「休憩所」の前の鉢植えのハスが、第一の見所です(まだ殆んど開花していませんでしたが、、、)



​開花していたハスの品種名を確認しました所、 「即非蓮」 とありました。
「即非蓮」、はて?
「京都植物園」の「即非蓮」は、
赤いハスだったが、ここは白いハスだ。
はて???



「金堂」の横手にある、小さな蓮池です。

結局、地植えのハスが観られたのは、
ここだけだったのだ(残念!)









「金堂」 の前に置かれた鉢植えのハスです。
「唐招提寺」のシンボルである金堂に、
ハスの花はお似合いだ!









​「金堂」の裏手にある 「本坊」 にも、50鉢ほどのハスがあります。


一昨年は殆ど咲いていませんでしたが、今年は少しだけ咲いていたのです。







​「本坊」から、「戒壇」の前を通り、 「薬草園」 に向かいます。「戒壇」の前にある「水路」の地植えのハスは、今年も開花していませんでした(残念!)



「薬草園」に入ります。



​「薬草園」の一部に、100鉢ほどの 「ハスの品種園」 があります。


一昨年は、5種類のハスしか紹介出来ませんでしたが、今年は、上掲の「即非蓮」を含め、10種類のハスを確認出来ました。

以下、この日撮った9種類のハスを紹介致します。

<薬草園のハス>

(1) 「西湖蓮」



(2)「法華寺蓮」



(3)「舞妃蓮」



(4)「王子蓮」



(5)「大賀蓮」

​​​​​​​​「大賀ハス」は昭和26年、当時68歳だった 大賀一郎博士 によって、 千葉市検見川 にあった「東京大学検見川厚生農場」の 「落合遺跡」 の発掘の中で発見されました(最初の一粒の種を発見したのは、当時ボランティアで発掘に参加していた中学生の 西野真理子 さんでした)。

この時発掘された3粒のハスの種の内、2粒は発芽しませんでしたが残りの1粒が見簿とに発芽、昭和27年の夏にピンクの大輪の花が咲いたのです。このハスの開花は、アメリカの 「ライフ誌」 に、 「世界最古の花・生命の復活」 という記事で大々的に紹介され、以後、このハスの花は 「大賀蓮」 と呼ばれるようになりました。

このハスの種は、「放射性炭素年代測定」によって、今から 2000年前 の弥生時代以前のものと推定されています。​​​​​​​​
​「大賀蓮」は、昭和29年に 「千葉県の県天然記念物」 に指定されました。


(大賀蓮)

​(6)「原始蓮」
​​
大阪府の天然記念物に指定されているハスです。
​​ 原始ハスは、「古事記」のなかで歌人・ 引田部赤猪子 ひきたべのあかいこ、「古事記」の雄略天皇の条に登場する女性)が 「日下江の入江のハチス花ハチス 身の盛り人羨しきろかも」 と詠んだハスと言われ、約1600年前の5世紀ごろから咲き誇っていたとされています。





<「古代ハス」について>
​​​​​​​​ 「大賀蓮」 「原始蓮」 も、 「古代ハス」 と呼ばれるハスです。
「古代ハス」の正確な定義 は無いようですが、およそ 1000年前 の地層や遺跡から見つかったハスの種を発芽させ、開花に成功したハスを「古代ハス」と呼んでいるようです。現在のところ、日本で「古代ハス」と呼ばれるハスは、「大賀蓮」、「原始蓮」の他には、埼玉県行田市の ​「古代蓮の里」​ に咲いている 「行田蓮」 の3種類だけのようです。
​​​​​​​​
「行田蓮」につきましては、下記のサイトをクリックしてご覧くださいね。
(7)「藤壺蓮」



(8)「姫蓮」



(9)「紅万々蓮」
​​ まるでバラのようなハスの花ですね。


​​
​午前10時半頃に「唐招提寺」を後にして、 「喜光寺」 に向かいました。

​「唐招提寺」から「喜光寺」へ行く道の中間点に、全長227mの巨大 前方後円墳 があります。



​​この巨大古墳は、 第11代「垂仁天皇陵」 ​です。​ 記紀の記述に登場するのみで、実在したか否かは ​「謎の天皇」​ です。
​​
​​ 今年もシラサギが群れていた!







​午前11時、 「喜光寺」 に到着、


​​ 「喜光寺(きこうじ)」 は、奈良時代の722年に、 行基 によって創建された古刹です。​​
​行基は、その後、東大寺の大仏造粒の実質的な責任者を務めましたので、「喜光寺」は別名 「試みの大仏殿」 と俗称されています。
​「ハスの花」は平成7年(1995年)から育て始め、現在では80種250鉢のハスが境内に植えられています。
ネームプレートが無いので、品種名は皆目分からないのですが、この日撮った写真を何枚か貼り付けます。

ロータスロード4塔の中では、
ハスの花の一番の老舗、
喜光寺のハスには、独特の風格がある。

























​「本堂」の裏手に回ります。裏手には、ロータスロード4塔の中で唯一、 「水連池」 が在るのです。
ハスとスイレンが観られるのは、
4塔の中で「喜光寺」だけなのだ!
「水連池」の中に、ハスが共生していた。
今回の新発見だ!











​午前11時30分、「喜光寺」を後にして、4塔目の 「西大寺」 に向かいました。
​幸いなことに、歩き始めてすぐに「 西大寺行き」のバス に乗ることが出来ましたので、西大寺には午前11時40分に入ることが出来たのです。



​「西大寺」の 創建は西暦765年 、ロータスロード4塔では一番の新参の古刹です。​
​鉢植えのハスの登場も4塔の中では、一番の新参者で、広大な境内の片隅にある 「愛染堂」 の小庭に100鉢ほどのハスを観ることが出来るのです。
「愛染堂」の見所は、
新しく建立された緑色の「平和観音像」と
ハスのコラボだ。



















​正午、 「西ノ京ロータスロード4塔巡り」 を全て終えて、西大寺を後にしました。
​​ さて、昼食です。

実はリュウちゃん、以前から、 ​​​<ロータスロード4塔巡りを終えた後は、大和西大寺駅の南口にある 「ラーメン小舎・熊っ子」 で昼食を摂る>​​​ と決めていたのです。
​​
​「ラーメン小舎・熊っ子」は、静岡県在住のブログ友・M子さんから、 「友人夫妻が経営しているラーメン店が近鉄大和西大寺駅の近くにある」 と紹介されていました。
​実は、「熊っ子」には、過去に2回、店の前まで行ったことがありますが、2回共、 「定休日」 の看板が掛かっていて、店に入ることが出来ませんでした。
まるでフランツ・カフカの「城」のように、
目の前にあるのに中に入ることが出来ない!
今回が3回目のトライアル、
3度目の正直で、やっと店に入ることが出来た!





店に入り、M子さんの友達と思われるママに自己紹介、
過去2回、店に入れなかったことを話したところ、
「この店は、朝、開店して、午後1時に一旦、店を閉めて、夕方にまた開店します。お客さん(リュウちゃん)が来店されたのは、多分、2回共、午後1時過ぎの筈、その時間は、毎日、定休日の看板を掛けて、休憩しているのです」 との事、
そうだったのか!
これで奈良版「カフカの城問題」は、
一件落着だ。

店内の写真です。





本日の客は、リュウちゃんの他には、女性が一人だけでした。
​ママ曰く、 ​「ここは、繁華街ではない辺鄙な場所なので、昼のお客様はいつも少ないのです。店の稼ぎ時は夜なのです」​ との事、
そうだったのか!
午後1時に一旦閉店する事の裏には、
深い理由があったのだ。

さて、昼食です。
先ず、「餃子」一人前と、ビール大ジョッキを注文、

プファ~、ビールが旨い!
結局、ラーメンや定食は食べず
餃子一人前(7個)だけのツマミで、
大ジョッキを3杯も飲んでしまった。
ビール好きリュウちゃんの真骨頂
ここに極まれり、なのだ!



今回は以上の理由で、餃子以外の当店の評判のメニューは食べなかったのですが、以下にこの店の評判を伝える記事を2つ貼り付けます。興味のある方はクリックして覗いて見て下さいね。
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最終更新日  2024年08月02日 16時29分55秒
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