猫とＨｉｄａｍａｒｉで

< 新しい記事

新着記事一覧(全394件)

過去の記事 >

2008.07.06

『アヒルと鴨のコインロッカー』

(13)

テーマ：最近観た映画。(40988)

カテゴリ：映画　邦画

アヒルと鴨のコインロッカーＨＰ

cinemacafe.net

監督
中村義洋
原作
伊坂幸太郎

キャスト
濱田岳、瑛太、関めぐみ、大塚寧々、田村圭生、関暁夫

19歳の椎名（濱田岳）は大学入学で一人暮らしをするために、
アパートに引っ越してきたその日に、奇妙な隣人・河崎（瑛太）に出会う。
彼は初対面だというのにいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ち掛けてきた。
彼の標的はたった一冊の広辞苑。
そして彼は2年前に起こった、彼の元カノの琴美（関めぐみ）と
ブータン人留学生と美人ペットショップ店長・麗子（大塚寧々）
にまつわる出来事を語りだす。

過去の物語と現在の物語が交錯する中、すべてが明らかになった時、
椎名が見たおかしくて切ない真実とは…。
気鋭のミステリー作家・伊坂幸太郎の同名小説を完全映画化。

アヒルと鴨のコインロッカー　ＤＶＤ

アヒルと鴨のコインロッカー　文庫本

ボブ・ディラン／エッセンシャル・ボブ・ディラン　ＣＤ　￥3,780

ボブ・ディラン／DYLAN　THE　BEST（初回生産限定盤）　ＣＤ　￥2,730
発売日：2007/10/24　　

どちらのＣＤにも、Ｂｌｏｗｉｎ’　Ｉｎ　Ｔｈｅ　Ｗｉｎｄ（風に吹かれて）
「アヒルと鴨のコインロッカー」主題歌　が入ってます。　

先に原作を読みました。
伊坂作品は他にも読みましたが、この作品は辛かったです。

引っ越しして２日で、隣人に頼まれ一緒に本屋を襲う！！
えっ～！！この主人公って・・・と思いましたが、
河崎の突拍子な行動に興味がわき、先が気になり読み始めましたが・・・

動物虐待の話が・・・
動物が大好きな私には「動物虐待」は辛かったです。
犯人が楽しみながらの虐待には憤りを感じながら読みました。
そして虐待現場を目撃された犯人のその後の行動にも・・・
この犯人達は最初っから最後まで憤りしか感じませんでした。

偶然、虐待現場を目撃してしまった琴美とドルジが哀れでした。
現在の河崎の行動の意味！！切なかったです。

現在と２年前が交錯しながらの話の進め方は、
面白いのだけれど、良い所で現在の話になったり２年前に戻ったりと
先が気になって現代だけを・・・又は２年前だけを・・・
先に読んでしまおうかとも思いました。
が、我慢してちゃんと飛ばさないで読みました。

そして映画ですが、
先に原作を読んでいるので椎名は誰が？
ドルジは誰が？河崎は誰が？どの様な形で？？
といろいろ想像してました。

そして動物虐待のシーンはどの様になるのかと、
ハラハラしながら観ました。
原作より酷くなかったので良かった。

椎名は濱田岳君でしたが、私のイメージとちょっと違いました。
瑛太君は演技が上手かったです。
ドルジとまるでタイプの違う河崎の二人の役をよく演じてました。
英語も上手かったし、片言の日本語も上手かった。
大塚寧々さんは麗子さんのイメージと合ってたように思います。

原作と少し違う所もありましたが、違和感がなく良かったです。
辛さ、切なさが残りますが良い作品でした。

ボブ・ディランの（風に吹かれて）がこの映画に合っててとても良かった。

１・２行でしたが出てきましたよ～。