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実は今月9日に人体解剖実習があった
こういう話苦手な人は 読まないでね(-"-;A ...アセアセ
先輩からの情報や友達からの話で 私の中ではいろいろなイメージが繰り広げられていた」
まぁ 現実は やはり大きく違ったけれども・・・
私たちが行う解剖実習は 「献体」 と呼ばれるボランティアによって成り立っている
残酷な言い方かもしれないけれど 実習が終わる頃には 全く原形がない・・・
そのボランティアは この世に存在するボランティアの中で 1番すごいことなのではないだろうか
と とーーーーーっても思う
今回は 私たち看護学部生は 医学部が解剖しているのを 見学している時間がほとんどだった
まず解剖室に入ると 奥行きのある部屋だった
そこに16個の 台 があって そこに遺体が1体ずつ 寝ているのである
本当に 寝ている という感じだった・・・
そしてそれを囲み 医学部生が解剖しているのである
当然見たことの無い 異様な光景だった
部屋に入った瞬間 嗅いだことのない臭いが 私を襲った
ホルマリンとアルコールの臭いだ
自分の持ち場につくと とてもふくよかな女性が寝ていた
厚い皮下脂肪があって 学生はそれを切除している最中だった
私たちもそれを手伝わせてもらった
今思えば 脂肪の臭いだったのかもしれないが 私たちのところだけ他とは違う臭いがしていた
激しい頭痛に襲われたが 途中で出て行くのは 自分で許せなくて
強引に 解剖見学に集中した
一瞬でも気を抜けば 吐き気をもよおしそうなくらいだった
自分自身 けっこうギリギリな感じだった
立ってるのがやっとだった
その女性の左手は 亡くなったときにおそらく家族の人に握られていた状態で硬直していたそうだ
なぜ「そうだ」というのかと言うと
遺体は 手足の乾燥が非常に早いので 手足にはアルコールが少々したたるほど浸み込ませてある包帯でぐるぐる巻きなので 見えないのである・・・
基本的に見ているだけだったので 途中で他のところを見学しにいった
痩せ型の人のところでは ジャーキーのような臭いがした・・・
私は部屋をぐるっと1周して思った 何度も思った
この人たち 死んでるんだよね・・・?
でも 死んでるって・・・何・・・?
ほんとに生きてたの・・・・?
ホルマリンを入れた傷口が生々しい・・・
私たちの隣のグループにいた 友達は・・・
泣きながらずっと震えていた・・・
でも決して部屋を出て行こうとはしなかったようだ
震えながら 目に涙を浮かべながら じっと解剖の様子を見ていた
そして 2時間の見学は終わった
ちなみに医学部生は 週3回 13時~19時まで 解剖漬けらしい・・・
私は家に帰って まずシャワーを浴びた・・・
着ていた白衣は あの部屋の臭いが染み付いていて
実は今も 洗う勇気が出ず 袋に入ったまま 放置されている・・・笑
その後 ずっと家で大人しく寝てたけど けっきょく頭痛は治らなかった
翌日も昼ごろまで引きずっていた
というか 頭痛はどーでもイイってくらい 臭いに過敏になっていた
シャンプーの臭いが あの部屋と同じ臭いだった
キッチンに捨てられていたバナナの皮も あの臭いだった・・・
けっして ホルマリンとかが シャンプーとかバナナの皮の臭いだなんて思えなかった
そう思おうと頑張ったけれども
やっぱり
シャンプーや バナナの皮が あの臭いなのである
そして食事中 や 寝る前 など 独りでボーっとしてるときとか
考えることが特に無いとき
あの部屋の光景 解剖の光景が 鮮明に蘇ってくるのである
私はこのまま病んでしまうのではないだろうか と 少し悲しくなった
実はあと1回 29日にあるのである
そのときは少人数で行くから きっといろいろ触るのだろうと確信している
かなりの不安がすでにある
というかそれまでに白衣を洗わなければ・・・・・・・・・・・・・・・
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