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2004/07/14
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カテゴリ: カテゴリ未分類
今日、大阪のとある病院からの依頼で調整に行った。

来て欲しいというメディカルソ-シャルワ-カ-からの電話
で始まった。

私は、電話の時点で、ある程度患者の病状・年齢・住所等
基本的な情報を聞いておき、それに必要な案内や医療機材を
揃え、約束の14:30に病棟に向かった。

患者は24歳の男性で、幼い頃に腸閉塞を起こし小腸を全部
摘出した、言わば「短腸症候群」であり、口から食事ができず、

点滴を注入する事しか生命維持できない方である。

もちろんこの手の患者は今まで数え切れないぐらい見てきたが、
悪性腫瘍による点滴治療でない為、こちらとして説明できるのは
薬剤の提供に関する内容が中心になる。

カンファレンスは、患者の両親をはじめ、病棟師長・担当看護師
・ソ-シャルワ-カ-・リハビリDR・訪問看護師の総勢10名が、
集まり、病棟端にあるカンファレンスル-ムにて始まった。

まず病状の説明が担当ナ-スからあり、その後訪問看護の役割に
ついて話が続いた。しかし、それまで大人しく聞いていた母親が、
訪問看護の費用の話で食いついて来た。要はなぜそんなにコスト
がかかるのか?という疑問であった。コストと言っても月に4千円

わらず、納得行かない様子。

一同に沈黙が訪れた。しかもうちの会社の薬剤サ-ビスを受けれ
ば、助成があっても少なくとも薬の配送料で月額1万円はかかる。
その説明をこの後すぐしなくてはいけない。。。

やべぇと心の中で思った矢先、病棟師長が鶴の一声を放った。

から菌が入ったら、Kさん(患者)は終わりです。今は病院で
しっかり点滴管理をしているから大丈夫ですが、家に帰ったら、
お母さんが頑張って介護しないといけません。安心して家に
帰って頂く為には、医療従事者が病状を診る事はかかせません。
その最低限のコスト(訪問看護料)を負担する事と、命の重さ
とどっちが大切ですか?」

この一言のお陰で、後の私の説明も上手く進める事ができた。
そして終了後、この師長に呼び止められこう言われた。
「本当はお金がない家庭じゃないんです、しかし最近は何が大切
なのか分かっていない人間が多くなって困ります。ご迷惑をお掛け
しましたねぇ」と。

私はこの一件でシミジミ考えさせられた。最近、自分も含め、
我々は形あるものばかり追いかけてきた。お金で買えない形の
ない物の大切さを、今一度見直そうではないかと。。。





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Last updated  2004/07/14 11:25:07 PM
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