Serene state of mind

Serene state of mind

2015.12.19
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カテゴリ: ライブレポ
5.5KB超えにつき色文字少な目、本文中敬称略
(2015年12月7日 atビルボード大阪 1st set)

佐藤竹善 、現れるなり"ざわざわざわ…"→エレキギターを手に
1. After The Rain
2. Please Come Home For Christmas
"こんばんは、 佐藤竹善withジャズ・クリーチャーズ です"
今年クリスマスアルバム3作目"無事今回もできてよかった"
ツアーは去年冬から。去年はバンド名はなかったが…
今年他界した水木しげるの出身地・鳥取で「 妖怪ジャズフェスティバル
トリで妖怪の着ぐるみを来た人が乱入"それもボビー・コードウェルの曲で"
それでジャズ・クリーチャーズ(妖怪) (―といえばハロウィンといえばカボチャと時季外れなイラストですが、カボチャ→シンデレラの馬車→奇跡の一夜、とも受け取れるか、ご判断は皆様にお任せいたします ―ややこじつけ)
 …きれいな猫娘、"コナッキーと呼んでます"(子泣きじじい)、"着ると分かるが、ねずみ男"

今回は名古屋・金沢でも。大阪は1・2部ともSold Out
3枚目を中心に、1・2枚目からも"少し早いクリスマスの雰囲気を"

3. Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!
"この曲よく知ってますよね"
50年代の曲だが、シナトラの歌で有名。色んな人が歌っている…ヘビメタもある "猛吹雪だろ、そりゃ"
自分にとっては「 ダイ・ハード
20代まではジャズはあまり知らなかったが、オスカー・ピーターソンの「Night Train」を聞いて以来ポップスやハードロックと同じ位耳に入ってくるように…


"マライア・キャリー、ダイエットに成功"のニュースがつい最近
これもいろんな人が取り上げている"メロディーがいいから" 最近はマイケル・ブーブレ
今日はリズム・ブルースなジャズ"ねずみ男がアレンジ"
4. All I Want For Christmas Is You
"私がクリスマスに欲しいのはあなただけよ"…男が歌うと違うが


ピアノ: 宮本貴奈
小沼ようすけとの「ダブルレインボー」の話
アレンジを手掛けたアルバムがグラミー賞にノミネート
ベース:"先程いやらしいベースを聞かせてくれました" 井上陽介
1997年にソロアルバムをレコーディング、カーネギーホールでも演奏
"井上陽水と1字違い" 会ったとき"紛らわしい名前でごめんね"と一番に言われた話
ドラム:コナッキーこと 江藤良人
1998年、モントルージャズフェスティバルに +orange pekoeのサポートメンバー
+大野雄二Lupintic5のメンバーでもある

毎回、スタンダード・クリスマスソングではなくてもその頃に歌うとまた違うメッセージになる曲・オリジナルの3本柱でアルバムを作っている
日本ではそういうCDは少ないが、"クリスマスの楽しみが広がったらと思う"

→1stより…SHANTIと初共作
5. ジュリー
"ジュリーって女の人の名前ですよね、でもジュリーにはジュリーというあだ名"
その昔、外国人の名前を付けるのが流行っていた。フランク永井はフランク・シナトラから

SHANTIは今回、最後の10分20秒の大曲の作詞
エスコヤマの小山進がショコラのコンテストで世界一に
2年前、小山も音楽好きということで近しくなり、今回はカタログみたいなジャケットにしたいと小山に依頼 "味もいいが、写真に収めるとビジュアルもいい"
この時、引き受けてくれただけでなく、 コンテスト出品のショコラの背景に壮大なファンタジーを作ったと言われた
カカオは南米の先住民のものだったが、それをヨーロッパが侵略して奪い…そのストーリーに音楽を、という話に
てっきりテーマ曲かと思っていたら、どうやら組曲にしてほしいらしい…
で、自分もやりたくなっていって…
"とってもいい経験になりました"
でも今回、3人ではステージでは無理"
他にSHANTI・平原綾香とのデュエット
平原が学んだクラシックと彼女が好きなソウルの両要素のある曲を、と「I Need You」を選曲、クラシックのバロックを活かしたアレンジに
クリスマスアルバムでデュエットにしたことで、より幅広いメッセージになったと思うが、今回は1人なので切々としたラブソングとして
6. I Need You
"ちょりんちょりんな歌でしょ? …分からないでしょ、ボクが作った言葉"
1人で歌うとちょっといやらしい空気も…しかし2人で歌うといい塩梅に

"トラディショナルソングです" 無数のアレンジがあり、取り上げるにあたってポップスとアフリカのアーシーな感じ+Double Rainbowならではのアレンジ
7. O Holy Night
"こういうのなるとやめられないんですよね"
今日はいきなりハードロックから始まり…色んなジャンルがあり、それぞれの良さはあっても…"気付くセンスが大切"
ジャズ界で活躍している2人がハードロックの話ばかりしている "持つべきものは才能ある友達"

「ロミオとジュリエット」でデズリーが歌っていた曲。
元々クリスマスソングではないが…被災地を思って歌うとフッと違う風景が見えてきた
8. I'm Kissing You
"これを歌うと神経すり減るんですよ"
英語の響き・音・伝わるメッセージは日本語と違う良さがあり…字幕を見ながら楽しむ洋画の世界みたいに、J-Popと違うトーンを楽しんでほしい
→"この曲、日本語で歌えるのは河村隆一位"
どんなショーウィンドーにあるリッパなものより君の方が素晴らしい…という歌
9. What Can I Give You This Christmas
→アコギを手に…
3枚アルバムを作った中、1曲だけ日本語曲がある。
プロモーションビデオでは松重豊が…
"ボクも演技の勉強しようかな~…でも演技は一生出来ない"
10. Another Christmas Time

"もっと何か喋ります? …歌えよって"
SING LIKE TALKINGで長いステージをやっているが、BBLは2部制 "こういうのを歯がゆいという"
クリスマス音楽の素晴らしいところは…いろんなタイプの音楽をやっている人が、ふっとその雰囲気に吸い込まれるところ
<この爆笑シーンは再現不能>
11. Winter Wonderland

【アンコール】
竹善以外サンタ帽で戻る
"何故(自分だけ)かぶってないか? 入らないからです" 試したら源頼朝みたいになった
"一応ズボンだけ赤くしてみました"  (帽子はいいとして、せっかくならアンコールでサンタルック、なんていかがでしょう)
12. Last Christmas

【RedGreenPumpkins】2015.jpg

まず、竹善さんのクリスマスアルバム3年連続リリースおよび今回のクリスマスライブツアーの実現に、私からもお喜び申し上げます。
この日、2部で急遽わたなべゆうさんが参加だったそうで、観られた方が羨ましいとは思いますが、
竹善さんもどこかに書かれていたように 毎回違うステージだからこそ 、各回のそれぞれの瞬間を楽しみたい
+ 今回もファン仲間が予約を取ってくださって一緒に行けたので、そのご縁にも感謝したいものです。
去年と同じメンバーで"ジャズ・クリーチャーズ"と名前が付いたトリオと一緒だったこのツアー、
去年は当初"陽介さん以外知らないや、誰?"と思った記憶がありますが、クリスマス(もしくはクリスマスシーズン)のライブには"演奏が見えて伝わる"ステージが似合いますね。

今年は、「 Your Christmas Day III 」に入っているからか、店や街中など色々な所で「Let It Snow~」をよく耳にする気がします。
今作ではクリスマスソングではないはずの「I Need You」の印象が強いからか―
"クリスマスソング・クリスマスシーズンを意識して書かれた曲でなくても、クリスマスシーズンに聞くことで伝わり方が変わる"という歌は、J-Popにも結構あるのでは。
竹善さんにそういう曲も歌ってほしいかというと、そうは思いませんが ―竹善さんのこだわりもあるでしょうし―
竹善さんのクリスマスアルバムがきっかけで、日本でもこういう音楽の聞かれ方がしてほしい ―と思ったのでした。





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最終更新日  2016.03.05 17:00:39
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