この世の果てのカラマーゾフ

この世の果てのカラマーゾフ

ウィリアム・エックハート


以下は、彼のインタビューのうち、特徴的な部分・彼を理解する上で重要だと思った部分です。
本からそのまま一句たりとも変えていないでそのまま抜粋したものは、「○○」のように、カギカッコではさんであります。(著作権を尊重し、かつ正確な引用方法がわからないためです)
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リチャード・デニスとは、高校時代からの友人関係。
デニスと一緒にタートルズを育てた。
統計の理論が導く価格分布よりも、実際の価格分布は広い。したがって、トレーダーは理論的に導かれる以上のリスクを抱え込むことになる。(理論上必要だとされる以上のリスク管理が必要)
「一般的なルールとして、結果に対して常に疑い深くあること。システムがよく作動しているように見えれば見えるほど、その間違いを探し出そうと努力すべきなんだ」
人間は、中立的な立場でデータを見ない。目立つポイントにばかり目が行ってしまう傾向がある。
市販のシステムを購入するのは勧められない。
RSIや、ストキャスティクスは、ほとんど意味がない。
マーケットの動きはランダム(予測不能)ではない。だから、予測は可能。
「人間の本性とは、利益を最大にするようには作動せず、どちらかというと利益を得るチャンスを最大にする働きがある」
「生き残れる人は、一度のトレードの失敗が精神を不安定にしてしまい、失敗を重ねてしまう、というような雪だるま現象になることを避ける」 つまり、失敗をしても、次のトレードに前回の負けを持ち込まない。純粋にルールに従ったトレードができる。
「一般的なルールとして、損失は人を強くし利益は人を弱くする」
トレードで勝つためには、自分が気持ちいいと思うことをしていてはいけない。「やっていて気分のいいこととは、間違っている場合が多い」
コントロールできない状況を変えようと思ったり、それについて思い悩んではいけない。
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大学で数学を専攻した人です。マーケットの分析に、とても高度な数学的な手法を使っています。
彼のインタビューのうち、半分以上は、僕には理解ができませんでした。
時たま、興味を引かれる話題がありましたが、それはトレードに関するものではなく、カール・ポパーについて言及した部分と、生物進化における有性生殖への移行の部分でした。
取引手法についての考えはインタビューの前半に、トレードに携わる際のメンタル面の注意事項は後半に書かれています。

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