ハイネの森

Calendar

父の紀行文

(37)

2008.12.04

住吉大社付近～南海堺東駅付近　(小栗街道その３)

(2)

テーマ：ちいさな旅～お散歩・日帰り・ちょっと１泊(43597)

カテゴリ：小栗街道

前回終了の住吉大社近くのお味噌屋さん「池田屋本舗」からスタート

学校があったり住宅地だったり、あまり特徴のない旧道を南に向かう。

足元の道路に何ヵ所かプレートがはまっていた。
大阪市作成の『熊野街道』のプレートだが、北から歩いてくると向きが逆。

歩道内に設置されていたところもあるので、歩いている人を対象にしたプレートだろうが、
他ブログなどで『熊野街道』を歩いている人の記事を見ても、北から南へ、すなわち熊野をめざして歩く人がほとんどだ。
その方向ではこのプレートはこのように逆になってしまう。
単純に北を上にして地図を書いた結果がこのようになってしまったようだ。

大阪市最後の地名は『遠里小野』。
『おりおの』だ。
読みにくいので、お店の名や病院などもひらがなやカタカナで表記されることが多い。

大阪市と堺市の境界線、大和川にぶつかった。

『遠里小野橋』を渡って堺市に入る。
堺市側の地名にも『遠里小野』があって一瞬頭に「」が浮かんだが、
元々は遠里小野村だったのが、江戸時代1704年に大和川の付け替え工事が行われて
村が二つに分かれたために、川をはさんで両側に『遠里小野』の地名が残ったらしい。
後白河法皇が熊野詣をした頃は、ここに川はなかったのだ。

左前方にひときわ高い塀が目に入る。
高いのは当然で、塀の中は大阪刑務所。(あまりご縁がないほうがいいわね)

「境王子跡」を通って、南進すると方違神社に着く。