2006年01月20日
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 基本的には招き猫を作ることですが
 招き猫もいろいろですから

 このページで紹介している様な、「ちりめん猫」はもちろん
 もうひとつの顔として郷土玩具「江口土人形」というのも
 作っているわけです。

 郷土玩具って何?厳密な定義はよくわかりませんが
 土人形や張り子など古くからある技法を用いた
 「玩具」なのですが、子供向けの実用性のある玩具ではありません。

 それでも玩具と呼ぶのは元々玩具であったということ


 そんな玩具でない郷土玩具は誰が買うのかというと
 概ね、玩具コレクターといわれる、収集家の皆さんが多く
 特に福次郎が得意というか主に作っている招き猫の場合は
 玩具コレクターに加えて招き猫コレクターがお客様ということです。

 要するに、コレはもうコレクター相手の特殊な物
 なんですね。

 ある種伝統工芸に近い世界ではありますが、
 伝統工芸というのはもう少し実用性があるとか
 歴史的に美術として認知されているとか
 そうした事が必用な様で

 たかが玩具であった物、という言われ方で

 そういうものもあるようです。

 正直、郷土玩具コレクターの方々というのは
 比較的ご高齢の方が多いようで
 (若い人は郷土玩具なんて知らないというのがほとんど)
 蒐集暦も何十年という方が多い物ですから

 眼中に無いという方が多いようです。

 何事も長く続ければそれなりの価値が生まれます
 そういう意味では、これからも作り続けることで
 徐々に認知され
 いずれは評価されるようになりたいものです。

 このページで紹介している
 「福次郎のちりめん猫」の方はそんな伝統とは
 ある意味無縁(元々は伝統技法ですが)に
 和風インテリアか、手軽な飾り物として
 少しずつ知られればいいなと思うのです。

 残念なことに、福次郎実に不器用(制作ではなく生き方)
 でして、上手く人付き合いが出来ません。
 なれれば、結構悪くないやつだと理解してもらえるのですが
 業界とか、コネクションとかそういうところに取り入る
 ということが出来ません

 単なる僻みかも知れないですがね。





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最終更新日  2006年01月20日 19時27分39秒
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Re:福次郎の仕事(01/20)  
ごぼさたです。なんとなく感じたんですが、トップの猫さんたち昔の作風より、色目が淡い感じで、これからの春にむけて暖かみを感じます。
 私も、模型ですが彩色(塗装)にその時々の気持ちが表れてしまいます。福次郎さんの手作りと比べるわけにはいきませんが、物作りはモチベーションと根気がいると思います。 (2006年01月21日 12時03分22秒)

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