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知事選関連ネットニュースその2
2006年知事選関連のニュースです。上の方が新しいです。
参考リンク
★★
長野県政関連ニュース(Yahoo)
★★
信毎ニュース特集「2006長野県知事選」
★★
知事選関連ネットニュースその1
★★
知事選関連ネットニュースその2
★★
知事選関連ネットニュースその3
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★★
220万人に問う:’06知事選
若林健太氏「公募で自分選任が事実」 /長野
今夏の知事選にいち早く出馬表明した公認会計士、若林健太氏(42)。県内各地で遊説
するなど準備を進めている。自民党県連の公募では「候補予定者」に選ばれた。その中で
村井氏が出馬を表明し、同党内では同氏を推す声が高まっている。
しかし、若林氏は「公募で自分が選任されているのが事実。新しい県の姿を示していくこ
とが私のすべきことだ」と不退転の決意を表す。村井氏の出馬にも「郷土の大先輩で、決
意に敬意を表したい。選択肢が増えるのはいいこと」とした。
また、現職の田中康夫知事(50)は「すでに出馬表明されている皆さんを含めて、信州・
長野県のより良き未来のための政策論争が出来ることを願っている」などとコメントした。
【江連能弘、仲村隆】
7月1日朝刊(毎日新聞) - 7月1日12時1分更新
★★
220万人に問う:’06知事選
「県民主役の県政を」村井仁氏、立候補表明 /長野
◇田中知事との違い強調
7月20日告示、8月6日投開票の知事選で、前自民党衆院議員の村井仁氏(69)が
30日、立候補を表明した。村井氏は今の県政を「田中知事が主役になっている」と批
判。「県民が主役の県政をつくる。本当のサーバントリーダーを目指す」と述べた。
松本市内のホテルで開かれた会見で村井氏は「(田中県政は)すべてが知事の意向を
受けないと進まない。結果として吉村県政時代と変わっておらず、実態は『夜明け前』
のまま」と現県政を批判。「私は権限を持たない知事になりたい」と話し、田中知事と
の違いを強調した。
また、市町村の自主性を尊重する考えを打ち出した。村井氏は「道州制の時代に備えて、
市町村などの自治体を強くすることが大切。(市町村数の)81色に輝く地域をつくる」
を理念に掲げた。一方で具体的な政策については、言及を避けた。
また、無所属で立候補する考えを示した上で「最終的にはサイレントマジョリティーから
支援をもらいたいが、既存のさまざまな組織から支援をいただけるのであれば頂戴したい」
と話し、広範な支持を訴えた。
村井氏は木曽町出身で東京大卒。旧通産省を経て86年に衆院議員に初当選。6期を務め
たが、郵政民営化法案に反対し、昨年9月の衆院選では立候補を断念した。
【藤原章博、川崎桂吾】
◇「私は超田中になる」--周囲の熱意にベテラン決断
天命なのかなと思った――。村井氏は知事選出馬の決断をそう語った。一度は政界からの
引退を決めたベテラン政治家。背中を押したのは、関係者からの度重なる出馬要請だった。
当初は出馬に消極的だった。昨年8月の衆院選不出馬以降、「知事選に出ては」と声を
掛けられた。しかし、村井氏は取り合わなかった。5月中旬に自民党系県議が出馬を打
診しても「私に何をやれというのか」と固辞したという。
話が進んだのは6月に入ってからだ。村井氏の関係者によると、村井氏は総務省官僚の
務台俊介氏(49)を知事候補に望んでいた。しかし、同氏は出馬を断念。「そのこと
が出馬に傾くきっかけになったのではないか。村井さんは情に厚い人。出る人がいない
ならば、最終的に自分が責任を取るということ」と話す。
「新長野県政連絡協議会」や、県議を通じ首相官邸筋から要請があったのも同じころ。
最終的には市民グループ「輝く明日の長野県を考える会」の支持が大きかったとされる。
告示が1カ月に迫った中での決断だった。
30日の表明会見。最初こそ硬さが目立ったが、徐々に現役時代の姿がよみがえった。
締めくくりで語気を強めた。「県民が主役の県政をつくる。私は反田中ではなく、
超田中になる」【川崎桂吾、藤原章博】
………………………………………………………………………………………………………
■解説
◇反田中派一本化焦点に
知事選の構図がほぼ固まった。公認会計士の若林健太氏(42)、現職の田中康夫知事
(50)、経営コンサルタントの峯正一氏(44)、そして前衆院議員の村井仁氏(69)
の4氏が出馬する見通しだ。今後は村井氏を軸にした反田中派の結集と候補一本化に向けた
「調整」が焦点となりそうだ。
関係者が田中知事の有力な対抗馬になるとみている村井氏。考える会など市民グループの
要請に応えた形での出馬だったが、自民党県連や県議会、市町村長、連合長野が支援の
構えを見せており、組織型選挙の色合いが濃くなりそうだ。
ただ、表明の遅れなどもあり、各団体で支持が固まっているとは言い難い。ある県議は
「考える会で村井氏が選考された過程が不透明で、後援会が納得しない。ポスター張りを
頼むこともはばかられる」と話す。市民グループの関係者は「村井氏には『守旧派』の
イメージが強い。県民の支持を広く集められるのか」と慎重な構えを見せる。
また、自民党県連の「公募候補」の若林氏との調整もネックになりそうだ。反田中票の
分散を恐れる県連関係者は「若林氏には辞退してもらうしかない」と話し、候補の一本化
の必要性を強調する。村井氏も「若林先生とは同じ方向性の問題意識を持っている。本人
と話し合いたい」と話しており、近く調整が行われる可能性が高い。
02年の出直し選では、反田中派の候補者が乱立。告示直前で女性弁護士に一本化された
経緯がある。しかし、この調整は県民の目に「密室政治」と映り、田中知事圧勝の一因と
もなった。候補者調整は選挙の常だが、長野県民の目は肥えている。仮に今回も調整に乗
り出すのであれば、有権者を納得させるだけの説明が求められるだろう。【川崎桂吾】
7月1日朝刊(毎日新聞) - 7月1日12時1分更新
★★
220万人に問う:’06知事選
羽田氏は不出馬 「国政に専念したい」 /長野
民主党参院議員の羽田雄一郎氏(38)は27日、東京都内で会見を開き、
「選挙は勝たなければ意味がない。国政に専念させていただきたい」と語り
知事選への不出馬を表明した。同氏は反田中派の市民団体や民主党関係者などから
候補者として名前が挙がっていた。
不出馬の理由について、羽田氏は「田中知事の支持率が50%近くある現状で、
乱立してしまうと県民の付託には答えられない」と述べた。さらに羽田氏は
「自民党内部に民主党の知事が誕生することへの懸念を強く感じた」と述べた。
【川口健史】
6月28日朝刊(毎日新聞) - 6月28日11時3分更新
★★
村井前衆院議員、無所属での出馬を表明=8月の長野知事選
8月の長野県知事選をめぐり、前自民党衆院議員の村井仁氏(69)は27日、
「幅広い結集のため、ぜひ力をいただきたい」と述べ、無所属で出馬する意向を表明した。
都内の同氏の事務所で記者団に語った。
村井氏は現在、自民党県連の顧問。このため、県連会長の小坂憲次文部科学相が外遊から
帰国した後、顧問辞任を申し出た上で、今週中にも正式表明する考えを示した。
(時事通信) - 6月27日15時1分更新
★★
220万人に問う:’06知事選
考える会、村井仁氏に出馬要請へ /長野
◇会長「経験を県政に生かせる」
今夏の知事選で反田中の候補擁立を目指す「輝く明日の長野県を考える会」
(代表世話人、近藤光・連合長野会長)は26日、前自民党衆院議員の村井仁氏(69)に
出馬を要請する考えを明らかにした。村井氏は取材に対し「詳しい話を聞いておらず、
何とも言えない」と話している。
近藤会長は会見で、村井氏が出馬に意欲的とされる点を評価。「将来への不安が強い現在に
おいて、(国家公安委員長などを歴任した)村井氏の経験を県政に生かせる」と擁立理由を
説明した。27日に本人に出馬を要請するという。
考える会は5月20日の会合で、擁立候補を村井氏と参院議員の羽田雄一郎氏(38)の
2人に絞り込んだことを示唆。その後は「自民、民主両党の調整に委ねる」として、
候補擁立には消極的な姿勢を取っていた。
しかし、田中知事が今月22日に出馬を表明したことなどから方針を転換。
23日の世話人会議で村井氏擁立を決めたという。近藤会長は「県民に対し対立軸を鮮明に
する時期が来たと判断した」と説明。「幅広い結集軸になり得る」との認識を示した。また
羽田氏については「出馬の条件が整わなかった」とした。【川崎桂吾、藤原章博】
◇くすぶる異論、一本化が焦点か
「考える会」が村井氏の擁立を決めたが、反田中派の意思統一は図られていない。
村井氏の擁立には自民党県連関係者が動いていた。しかし県連内部では「公募候補」に
選ばれた公認会計士の若林健太氏(42)を推すグループなどが反発しており、
調整の難航が予想される。
また県議会の中でも会派ごとに意見が割れ、連合長野内部にも異論がくすぶる。
民主党は静観の構えだが、内部では「自主投票」を求める声が大きくなっている。
村井氏の関係者は「多くの人が『出馬しろ』と言ってくれるが、誰一人『勝てる』とは
言ってくれない」と話し、反田中派の分裂を危惧する。村井氏が出馬を決断するかは、
候補一本化の道筋がつくかが焦点となりそうだ。
【川崎桂吾】
6月27日朝刊(毎日新聞) - 6月27日12時3分更新
★★
田中知事が3選出馬を表明
(2006年06月23日)
田中康夫知事(50)が22日、8月6日投開票の知事選に立候補する意思を表明した。
7月20日の告示まで1カ月足らず。去就を明らかにする場に選んだのは、大多数の議員と
「対決」してきた県議会の議場だった。「県政改革を担わせて頂きたい」と3期目への
意欲を語る田中知事。対立候補選びに奔走してきた「反・田中」陣営は「これで戦闘態勢に
入れる」とするが、実際に名乗りを上げたのは公認会計士の若林健太氏(42)のみ。
「勝てる候補者」探しに時間をかけてきただけに、「切迫した状況」と焦りの声が漏れた。
■「県政改革」なお意欲
知事が出馬表明する見通しが伝わった後の午後0時45分。県庁玄関前にはすでに多くの
報道陣が集まり、田中知事の到着を待ちかまえた。うつむき加減で庁舎に入る知事は、
記者の質問に「議場でお話しします」。
午後1時に開会された県議会。冒頭の議案説明の終わりに、「8月31日で2期目の任期を
終える私、田中康夫の、信州・長野県を思う気持ちをしばし述べさせて頂きます」と切り出した。
「県民の皆様からの信託を8月6日の投票日に頂戴(ちょう・だい)したなら、
『信州から日本を変える』と5年8カ月前の知事就任当初に申し上げた気概を抱き続け、
サーヴァント(奉仕者)・リーダーとして県政改革を担わせて頂きたい」――。
原稿に目を落としながら、淡々とした口調。議場からまばらな拍手が起きた。
■財政など実績を強調/県議会冒頭
田中知事はこれより前の議案説明で、真っ先に財政政策の成果にふれた。県債残高の
5年連続の削減、プライマリーバランス(基礎的財政収支)の7年連続黒字化など、
数字をいくつも挙げ、「全国各地の国民に対し、220万県民が少しく胸を張れる成果」
と実績を強調した。
そして「前人未到な努力を重ねても、09年度には財政再建団体に転落する可能性も
排除し得ない」と危機感を示した。
「出馬表明」の中で田中知事は、04年に示された中長期的ビジョン「未来への提言
~コモンズからはじまる、信州ルネッサンス革命」を継承し、「着実に迅速に改革の道を
歩みます」と3期目への意欲を語った。信州型木製ガードレールなど、議会に提案してきた
予算や条例案を「今後も実現すべきマニフェスト」とし、廃棄物条例案など継続審議に
なっている施策の実現も挙げた。
「脱ダム」宣言でダム計画が中止された浅川の治水・利水対策については、「一日も早く着手
するための、河川整備計画の(国の)早期認可を実現していく」と従来の方針を繰り返した。
「信州・長野県の知事として奉仕させて頂く人生を、私に与え、支えて下さったすべての
方々に感謝申し上げます」の言葉で締めくくった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
6月県議会に田中知事は、昨年12月から1人欠員の教育委員にNPO法人「侍学園
スクオーラ・今人(いま・じん)」(上田市)理事長の長岡秀貴氏(33)を、1人が
任期切れとなる公安委員に中央タクシー社長の宇都宮恒久(英遠)氏(59)を、
それぞれ起用する人事案を提出した。会期は7月10日まで19日間の予定。
■議会での表明評価/支持者ら「改革道半ば」
田中知事を支持する人たちからは、出馬表明を歓迎する声が相次いだ。
数少ない知事与党的な県議会会派「あおぞら」の北山早苗氏は「拍手が許されない傍聴席に
いる人の分まで拍手した。今後は、冷静に田中県政の成果と課題を県民と一緒に振り返って
いきたい」と満足げ。同会派の林奉文氏も「議会という公の場で表明したのは良かった」と
評価した。
田中知事の後援会「しなやかな信州をはぐくむ会」の穂苅甲子男会長はこの日、「いま、
県議会で出馬表明しました」と知事本人から報告を受けたという。「やりかけていたことを
完成させてほしい。田中支持は全県的に底堅い。必ず支持されると信じている」
初当選から一貫して支持を続ける県内最大の書店チェーン「平安堂」の平野稔会長。
「改革は道半ばという思いがあり、出馬を歓迎する。県民には、論理と感情をきちんと
分けて議論することを望みたい」と話した。
田中知事が一時、住民票を移した泰阜村の松島貞治村長は「表明は思ったより早かった。
『脱・物質主義』という知事の目指す方向は間違っていない」と、支援する考えを示した。
■候補擁立へ期待と焦り/反田中勢力「構図はっきり」
「ようやく構図がはっきりした」「今こそ県民が審判する時だ」
田中知事に代わる候補の擁立を目指す「反・田中」勢力には、擁立への期待と焦りが広がった。議場で出馬表明を見守った県議の石田治一郎氏(自民)。「来るべきものが来た。
対抗できる候補者を早急に見いださなければいけない」と切迫感をにじませた。
宮沢敏文氏(県民クラブ・公明)は「田中知事にノーという人たちが、ようやく本格的に
動き出す」と期待。また萩原清議長(自民)は、「これだけ批判してきたのだから、自分たちの知事像に見合う候補者を選ぶべきだ」とし、対立候補擁立は議会の責任との認識を示した。
ただ、「現職の出馬は織り込み済み」との見方も強く、県議らの多くは冷静に出馬表明を
受け止めた。
一方、じらされた末の出馬表明に「闘志」をかき立てられる人も。
「これで戦闘態勢に入ることができる」というのは、県市長会長を務める大町市の腰原愛正
市長。前衆院議員の村井仁氏(69)に出馬要請した「新長野県政連絡協議会」の永田恒治
代表幹事は「いよいよという感じで胸が高まる。田中知事の改革が何だったのかを問いたい」
と話した。
有力な対立候補として名前の挙がった松本市の菅谷昭市長は、県議会冒頭という出馬表明に
「支持率が上がっており、機が熟したと判断したのでは」と推測した。
すでに出馬表明している若林氏は「特に驚きはない。田中知事が出るからといって、
私の活動は変わらない」と淡々とした表情で話した。
■トップ会談は自民・民主に期待/考える会
「輝く明日の長野県を考える会」の近藤光・連合長野会長と、見藤隆子・日本看護連盟会長の
両代表世話人が22日、東京都内で会談した。田中知事に対抗できる知事選の候補者絞り込みについて協議したが、結論には至らなかった。
近藤氏は同日、長野市に戻って会見。同会として、自民、民主両党県連に、代表同士の協議を
改めて求めていく考えを示した。「切迫した局面にはなっていると思うので、(両党に)要請
していきたい」と話した。
■田中県政評価 「県民が判断」小泉首相
22日午後、首相官邸での小泉首相と記者団のやりとりの中で、県知事選が取り上げられた。
「県議会と対立しながら徹底した財政再建を進めてきた田中県政をどう評価するか」という
問いに、小泉首相は「長野県民が判断すること」と語った。また、「首相が抵抗勢力と戦って
きた姿勢と似たところはあるか」の質問には「わかりませんねえ」と答えた。
★★
220万人に問う:’06知事選
若林健太氏「構図明らかになり望ましい」 /長野
◇すでに出馬表明の若林氏
すでに出馬表明をしている公認会計士、若林健太氏(42)は22日、長野市内での
あいさつ回り中、友人からのメールで田中知事の表明を知ったという。若林氏は同日夕に
会見し「構図が明らかになり、望ましいこと。(田中県政の)6年間の流れを変えようと
訴えており、引き続き取り組んでいきたい」と淡々と受け止めていた。
【江連能弘】毎日新聞 2006年6月23日
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6月県会 田中知事が出馬表明 知事選3選めざす
6月22日(木)
6月県会 田中知事が出馬表明 知事選3選めざす
田中康夫知事(50)は22日午後開会した県会6月定例会冒頭の提案説明で、
「県民の皆さまからの信託を投票日にちょうだいしたなら、サーバント・リーダー
として県政改革を担わせていただきたい」と述べ、任期満了に伴い7月20日告示、
8月6日投開票の日程で行われる知事選に、3選を目指し立候補する考えを表明した。
午後1時すぎから始まった提案説明で、知事は県財政再建への取り組みなどを強調。
「誇るべき山河を守りはぐくみ、持続的な信州・長野県をさらに確たるものとする
」「『信州から日本を変える』と5年8カ月前の就任当初に申し上げた気概を抱き
続ける」と県政運営への強い意欲を示した。
その上で、2004年3月にまとめた中長期ビジョン「未来への提言 コモンズから
はじまる、信州ルネッサンス革命」を推進し、「着実に迅速に改革の道程を歩む」と述べた。
田中氏は東京都出身。作家として活動していた2000年10月、知事選に立候補。
県政の改革を掲げて当時の前副知事らを破り、初当選した。02年7月には県政史上
初めて県議会が知事不信任決議を可決したのを受けて失職を選び、同年9月の出直し
知事選で再選された。
「脱ダム」宣言に象徴される大型公共事業の見直しや、福祉、教育分野への重点投資などの
政策を進める一方、県政運営の手法や言動をめぐり、再選後も県会と対立する場面が目立ち、
予算案の修正や人事案の否決が続いている。
知事選に向けてはこれまで、公認会計士の若林健太氏(42)=長野市=が立候補を表明。
市民グループの要請を受けた前自民党衆院議員の村井仁氏(69)も出馬に意欲を示している。
★★
「県政改革担いたい」 田中知事が3選出馬表明
長野県の田中康夫知事は22日開会の県議会で、任期満了に伴う8月6日投開票の
知事選について「5年8カ月前の就任当初に申し上げた気概を抱き続け、県政改革を
担わせていただきたい」と述べ、3選に向け立候補することを正式表明した。
田中知事は「『脱ダム』宣言が語る精神は、私たちが歩むべき社会の在り方」とした上で
「着実に迅速に改革の道程を歩む」とも強調。
田中知事は2000年10月の知事選に立候補し初当選したが「脱ダム」宣言をめぐり
県議会と対立。県議会に不信任決議され、失職したことに伴う02年9月の出直し選挙
で再選した。
知事選には、長野市の公認会計士若林健太氏が立候補表明、元衆院議員村井仁氏も出馬に
意欲を示している。
(共同通信) - 6月22日18時2分更新
★★
220万人に問う:’06知事選
反田中派活動、賛否二分--有権者アンケート/長野
◇県民不在嘆く声も 7割が選挙に関心--有権者100人アンケート
知事選告示(7月20日)1カ月を前に、毎日新聞長野支局では県内の有権者
100人にアンケートを行った。その結果、田中康夫知事への対抗馬擁立を目
指す反田中派の活動についての賛否は支持と不支持がほぼ二分された。その中
で「知事は支持しないが『反田中派』の活動も支持しない」とする意見も多く、
候補擁立に関して、県民不在を嘆く声も聞かれた。
◆知事に専念して
反田中派の活動を支持する人は、田中知事に代わる候補擁立に期待しており、
「知事だけに専念し県政を考える人になってほしい」(長野市・20代女性・
学生)、「知事が代われば仕事が増えるかも」(飯田市・30代男性・会社員)、
「冷静に県政に取り組める人がほしい」(富士見町・50代女性・公務員)、
「選択の幅を広げてもらえる」(松本市・50代女性・主婦)などの意見があった。
◆具体的な政策を
不支持の人からは「『田中じゃ困る』というだけで動いている気がする」(松
本市・50代女性・会社員)、「県民から離れたところでの議論で県民をない
がしろにしすぎ」(飯田市・80代男性・無職)、「具体的な政策を打ち出し
ていない」(長野市・20代女性・学生)、「いまだ擁立できずもどかしい」
(上田市・40代男性・会社員)とする声が寄せられた。
◆双方に不満が
一方で、知事は支持しないが、反田中派も支持しない人も多い。「知事は公共
事業を切ってしまうが、(反田中派は)自分から立候補する気のない人を擁立
するのにどんな意味があるのか」(小海町・60代男性・会社員)、「知事は
結果が出ていない。反田中派は自分たちのことだけで県民の利益を考えていない」
(諏訪市・20代男性・自営業)、「知事は現場を知らず『絵に描いた餅』を
押しつける。反田中派は今になっても擁立運動をやっているのが分からない。
1、2年前にできなかったのか」(佐久市・60代男性・農業)、「知事も
知事だが県議会も同じ」(青木村・60代男性・無職)などと指摘した。
田中知事については、「長野県民の意識を大きく変えた」(佐久穂町・50代男性・
農業)、「外圧に屈しない姿勢がある」(松本市・50代女性・会社員)と評価
する声があった。一方で「人の意見を聞かずに独裁的」(茅野市・70代男性・
無職)、「パフォーマンスばかり」(上田市・60代男性・無職)と、受け止め
方は分かれた。
全体では約7割が知事選に関心を示している。進退を明言していない田中知事に
ついては約4割が「早急に出馬・不出馬を表明すべきだ」とし、約3割は
「直前でいい」と答えた。
◇ ◇ ◇ ◇
知事選アンケートは6月17日~19日、地域の人口比、男女比、年齢構成に
配慮し有権者100人を対象に実施。記者が街頭などで直接、話を聞いた。
【まとめ・江連能弘】
毎日新聞 2006年6月21日
★★
若林氏 「自民の候補予定者は私」
(2006年06月22日 asahi.com長野)
若林氏 「自民の候補予定者は私」 2006年06月22日
8月の知事選に立候補を表明している公認会計士の若林健太氏(42)が21日、
県庁で記者会見し、「自民党の公募の公認候補予定者として私は決定している」と
述べ、自民党県連内で急速に高まっている前衆院議員の村井仁氏(69)を擁立す
る動きを牽制(けん・せい)した。
田中康夫知事に代わる候補の一本化を目指す勢力からは「村井氏が出れば、最終的に
若林氏は出馬を取りやめるのではないか」という見方が出ている。この点について、
若林氏は「多くの仲間とすでに行動を開始している。すでに私自身のことだけでは
なくなっている」と否定した。
★★
知事の支持率48%・1年8か月ぶりに不支持を上回る
(SBCニュース 6/20 12時38分)
★★
田中知事告発に不起訴処分求め署名提出、茅野市に対する告発も
★★
「意見広告」で茅野氏を告発 長野の弁護士ら
(2006.06.21 )
「意見広告」で茅野氏を告発 長野の弁護士ら
元八十二銀行頭取の茅野実氏が、地元紙などに掲載した意見広告は公職選挙法の
事前運動違反にあたるとして、長野市の富森啓児弁護士らが20日、茅野氏に対する
告発状を長野地検に提出した。
告発状によると、意見広告は田中康夫知事の三選を阻止するよう県民に呼びかける
内容のもので、当選させない目的で行われた選挙運動であるのは明らか-としている。
掲載した新聞社については「経過が分からず、どの程度関係したか分からない」ため、
告発対象から外したとした。長野地検の室井和弘次席検事は「現在、告発状を受理
するか、しないかも含めて内容を検討中」としている。
意見広告は15日の信濃毎日新聞朝刊など2紙に掲載。「公私の区別なく自分の
やりたいことをやり、意に沿わない人を切り捨てては、真の県民益は得られない」
「もうレッドカードを出させてもらうしかありません!」などと知事を名指しで
批判する内容だった。
一方、茅野氏は「告発は意外で驚いている。私の立場を明確にするために出したもの
であり、現知事が立候補することを妨害し投票しないよう呼びかける意図など全く
なかった」とするコメントを発表した。
================================================
ふーん、けっきょくそういうこと?
長野県の民主党にはがっかりだなぁ。
というより、羽田孜には……というべきなのかしら。
民主党も自民党も何にも変わらないのが長野県。
小沢代表の意向を無視するつもりなら、
県連のみなさまは民主党を辞めて自民党に鞍替えすればいいのに。
ぜんぜん筋が通らない人たちばかりで、
どうしてこんな政治家しかいないのだろうと思う。
大好きだった石井紘基さんは殺されてしまったし、
康夫ちゃんは叩かれっぱなし。
まともな政治家ってどこにいるんだろう?
少なくとも長野県内にはほとんどいないみたいだな。
★★
220万人に問う:’06知事選
羽田氏擁立の動き加速 /長野
◇党本部・後援会に慎重論
今夏の知事選をめぐり、反田中派の候補一本化が難航する中、
民主党の参院議員、羽田雄一郎氏(38)を推す動きが加速している。
本人も県連も明言を避けているが、周囲からは「一本化でき、
かつ田中知事に勝てる候補は彼しかいない」との声が上がる。
果たして擁立は実現するのか、関係者は動向を注視している。
【川口健史】
「一本化の道筋が付くなら出馬は当然」。
雄一郎氏の知事選出馬について、父である民主党の羽田孜衆院議員は
先月、千曲市の原利夫市議会議長にそう語ったという。
雄一郎氏の擁立には、孜氏の意向が一つのハードルになると
みられていた。それだけに孜氏の言葉は擁立グループに弾みをつけた。
原氏らは9日、東信地区での会合で雄一郎氏への支援を確認。
「後継問題など難しい面はあるが、県民のために尽くして
もらうことが必要」との結論に至った。
民主党県連は現時点で態度を明確にしていないが
、北沢俊美幹事長は「候補になる可能性は十分ある」と発言。
県連が雄一郎氏の擁立に動き始めた、との見方もある。
県議らも動き始めた。
今月に入り、県議有志でつくる「ネットワーク21」や
町村会長の有志が相次いで民主党県連を訪問。
擁立の感触を探った。
ただ、ハードルはまだ残っている。
一つは後援会などの動向だ。
孜氏の後援会で雄一郎氏に強い影響力を持つ「千曲会」。
佐藤圭司会長は10日の役員会で「国政に専念することが望ましい」
と述べ、雄一郎氏の出馬に慎重姿勢を見せた。
一部には擁立に前向きな声もあるが、旗色は悪い。
また、政権与党との対決姿勢を鮮明にする民主党本部。
地方選挙での与党との相乗りを禁止する一方、
雄一郎氏は「鳩山由紀夫幹事長から『来年の参院選に向けて
議席を死守してほしい』と要請された」と明かす。
支持者の間でも「田中知事を破るのは至難の業。
候補者が一本化されなければ、国政に専念すべきだ」
という声もあり、流動的だ。
雄一郎氏本人は出馬について「県民のため、
有権者のためと党が決めたのであれば、
政治家としての責任を果たさなければならない」と話している。
6月14日朝刊(毎日新聞) - 6月14日12時5分更新
★★
220万人に問う:’06知事選
新長野県政連絡協、「考える会」候補を支持 /長野
◇「考える会」候補、支持を決定
反田中知事の候補者擁立を目指す「新長野県政連絡協議会」
(幹事・永田恒治弁護士)は11日、松本市内で会議を開き、
「輝く明日の長野県を考える会」が決めた候補者を、
同連絡協として支持することを決めた。
擁立出来なかった場合は、独自候補を擁立するという。
【藤原章博】
6月12日朝刊(毎日新聞) - 6月12日13時3分更新
★★
220万人に問う:’06知事選
自民県連、公募候補に若林健太氏 /長野
◇「考える会」に調整一任
今夏の知事選で候補を公募していた自民党県連(小坂憲次会長)は
11日、長野市内のホテルで「総務会・選対委員会・職域支部長合同会議」を開き、
公認会計士の若林健太氏(42)=長野市=を候補予定者として決定した。
県連では今回の結果を「公認や推薦といったものでなく、あくまでも公募の結果」
(小坂会長)として、「輝く明日の長野県を考える会」
(代表世話人、近藤光・連合長野会長)を中心とした調整に任せるという。
合同会議では、「県内各職域支部などの委員から
若林氏を支持する意見が多数を占めた」(石田治一郎幹事長)ことなどから
最終的に小坂会長に一任。小坂会長が若林氏の選任を決めた。
若林氏を選んだ理由について石田幹事長は
「県政を憂いて唯一立候補表明されている」と述べた。
また、今回公認や推薦としなかった理由について、
「今回は公認の選任手続きではなく、『考える会』の要請によるもの」
と話した。一方、あくまで「政党協議を要請していた」考える会の
近藤代表世話人は「報告を受けていないのでコメントできない。
政党間の連携には努力したい」と話した。
県連の公募には若林氏のほか、コンサルタント会社経営の
市川周氏(54)=東京都、弁護士の長谷川敬子氏(54)=飯田市=の
2人が応募。ただし、4日の合同役員会で長谷川氏を除外した。
【仲村隆】
◇若林氏「大変ありがたい」
自民党県連の「候補予定者」に選ばれたことについて、
若林健太氏は「大変ありがたいこと。県の将来を憂いて一歩前へと
踏み出した自分の気持ちを受け止めてくれた」と歓迎した。
一方、党の公認、推薦候補選定の手続きとは異なり、
同県連が今回の決定を「輝く明日の長野県を考える会」への
回答としていることについては、「『公党』としての自民党が踏まれる
手続きについて、私はコメントする立場にない」と述べた。
【江連能弘】
………………………………………………………………………………………………………
■解説
◇党内対立で“折衷案”
「政党至上主義」か、「勝利至上主義」か――。
揺れに揺れた自民党県連が選んだ答えは、公募者の若林氏を
「選出」しながらも、最終判断を「輝く明日の長野県を考える会」に
投げるという「折衷案」だった。
自民内部は元々一枚岩でない。各地域での活動を支える職域支部は
「結果はどうであろうと、公募に応募した人を尊重すべきだ」
(職域関係者)と「政党の面子」を重視。
一方の県議は「他党と一緒になっても、田中知事に勝てる候補を」
(県連幹部)と主張し、「知事選での勝利」を最優先に掲げていた。
同日の会合でも両者の意見は折り合わず、議論は紛糾。
小坂会長の裁定は、両者の妥協点を探った格好になった。
自民党内には、民主党の羽田雄一郎氏擁立を視野に、
同日の結論を「先送りするのでは」との憶測もあった。
しかし自民党県議の一人は「もう時間切れ。民主党が
はっきりしない現状では、若林氏という答えを出さざるを得ない」と語る。
石田幹事長は最終判断について、「考える会」に委ねる考えを示したが、
「考える会」が受け入れるかどうかは不透明なまま。
近藤会長はあくまで「政党間協議の調整役」との立場を貫くとみられるからだ。
反田中の候補一本化への道筋は一層険しくなっている。
【川口健史、川崎桂吾】
6月12日朝刊(毎日新聞) - 6月12日13時2分更新
★★
220万人に問う:’06知事選
自民県連、公募で候補擁立へ /長野
◇主導せずの方針転換--来月3日締め切り
自民党県連(小坂憲次会長)の石田治一郎幹事長は28日、党役員会後の記者会
見で、今夏の知事選の候補者擁立に関し、党が主導しないというこれまでの方針を
転換し、「開かれた政党として、これまで名前が出た人以外にも申し出ていただく
ことにした」と述べ、党として推薦できる候補を公募によって選出する方針を明ら
かにした。同日開かれた総務、役員会でこれを了承した。
【川口健史、川崎桂吾、江連能弘】
具体的な公募方法として、6月3日を締め切りとし、インターネットなどでも広
く募集するという。その結果を受けて、同4日に開く合同役員会で党として推薦す
る候補者を決める方針。石田幹事長は「この段階だから、立候補する意思がしっか
りした人に限る」と語り、公募対象は限定されるとの考えを示唆した。
一方、政党間の連携について会見に同席した小坂県連会長は「現田中県政を変え
ていくという基本方針に変わりはない」と述べ、各党間での連携を強調した。しか
し、同党役員の中には「公募で自民党として名前を挙げれば、民主党とのあつれき
が生じてくる」と唱える向きもあり、政党間の連携は不透明だ。
また、「輝く明日の長野県を考える会」(代表世話人、近藤光・連合長野会長)
との関係について小坂会長は「(公募制導入は)考える会からの要請を受けての決
定。結論は伝える」としながらも、「共闘か独自候補かを含めて、伝える結論の意
味は今のところ白紙」と明言を避けた。
反田中知事の候補者選びをめぐり、同党県連はこれまで「党は前面に出るべきで
はない」とし、「考える会」などの市民団体が中心となるべきだとの考えを表明し
ていた。
5月29日朝刊(毎日新聞) - 5月29日13時3分更新
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