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May 6, 2020

コロナを考えるその1

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コロナを考えるその1

連載シリーズコロナを考える。

担当直入に、本当に最悪なことはゴールデンウィーク明けから始まる。実感する。

今、ネット上では飲食店の悲鳴が上がっている。
何故、このような声が出てくるのか、冷静に考えると、
家賃と人件費がある、店となる。

例えば、夫婦ふたり、家賃がないところで飲食店をしている場合も、
沢山ある。この場合、上記の2点がないだけ、閉店、撤退まで考えない。

中でも一番大きいのが固定費の家賃。

私の店も岐阜の時の約2倍の家賃になっているため、きつい。

家賃というキーワードを入れると、
以外や、いい話、そうでない話が出てくる。

ここからは、実際の話。
すべて固有名詞を書けるのですが、伏せて、あったことを皆様と考えていきたい。

岐阜の街中にあり、流行っている居酒屋を経営している、後輩の彼もまた、
明日がない状況の中、今度のことを考えていた4月末、

この店の大家さんが突然やって来て、

「どうだ？店の方は？」

「全然ダメです」

「そうか、わかった！家賃半分でどうだ！」

「コロナが終わるまで、半分でいいから、頑張れ！」と。

彼は、心から感謝をした。よし、頑張ろう、と。

そこの店から歩いて2分くらいの知り合いの店でのこと。

上記の事を居酒屋店主から聞き、大家さんに、家賃交渉しに行こうと思っているんです、と私に言ってきた。
その後、どうだった、と聞く前にすぐに、

そして、

「世間では家賃交渉とか言っているけど、」

「私が悪い訳ではないから！」

「これって、コロナのせいでしょ！」

「私には関係ないから、」

「わかっていると思うけど、そういうのはやめてね。」

いやー先手、打たれちゃいました。と。

すべて事実、なんだか、スッキリしない、モヤモヤ感が残るのは、私だけかな。

いま、私の場合は、不動産会社が間に入り、不動産会社に家賃を支払っている。

岐阜の時は、直接、毎月、現金を持って大家さんに支払った。

きっと、岐阜の時の大家さんとは、とってもいい関係だったので、
今の状況下を理解してくれると思う。

さて、私の事ですが、

家賃交渉はまだしていません。

するつもりです。

私の事を心配して、なんとか助けてあげようと思って、テイクアウトや発送の注文を頂いた皆様の善意が、根こそぎ家賃となります。

当たり前なんですが、
当たり前なんですが、それが不動産契約。

しかし、このお金には、魂が、
温かいお金なんです。感謝以上の感謝しかない。

「あーこの人は徳を積んだ人なんだ」
「きっと、この人のご先祖様は、徳を積まれた方なんだ」

小さい事から、人に対して優しく思いやりを持ちなさい！と
お花も動物も生きている、その事を考えなさい、と。

ゆえに、あなたが、した事は必ずかえってくる。
悪い事すれば、悪いことがかえってくる。
天に唾を吐いたら、自分にかかるでしょ。

と、教育を受けてきたが、私は、そんな母の言葉を忘れ、あかん時期もありました。
そしたら、悪い事は自分に戻って来ている。
だからこそ、人の気持ちになって生きていこう。

徳を積む、とは。
富裕層、多くの方が富の分配の、行動を起こしている。

私が思う事は、自分のためではない。

自分の家族、その先続く家族に、
あの亡くなった変態イタリアンシェフは、よほど徳を積んだ人なんだね。

そうなったら、私は家族の中で生き続けていくことができる。

お金では買えないものがある。

飲食店を長くしていますと、
買えないもの、よくわかります。

今だから、今、
本当に人間性を問われている。

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