シュタイナーから読み解く神秘学入門

シュタイナーから読み解く神秘学入門

2015年12月07日
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カテゴリ: 神秘体験空間
 巷では、映画スターウォーズの最新作が公開されるようだが、この映画は神話が基になっていると聞いたことがあるのだが、所々がオカルト的であり、恐らく天界の戦いがモチーフになっているのであろう。

 闇の皇帝がメフィストフェレスのアーリマンか、ロスチャイルドで、ダースベイダーがルシファー、あるいはロックフェラーかで、フォースは霊能力で、ヨーダはヨーガ(ヨガ)などを意味しているようにもみえる。

 興味深いのが、帝国軍をいまの米国(戦争屋)と考えている人が多いことである。ダースベイダー=ロックフェラーに支配された国というわけである。

 さて、前回までシュタイナーの「天地の未来」を紹介しているが、続ける。

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トンデモ話は奥で繋がる 「第176夜」
 -弟子のクッテネルがお送りします。

http://kumaneru.blog100.fc2.com/blog-entry-1068.html

≪ルシファーとアーリマン (1)≫

★シュタイナー本躍進?

 思えば、ほんの10年程昔には、各書棚のジャンルに『精神世界』に類するようなコーナーを設けている書店は、ほんの僅かしかありませんでした。

 それが数年前からは、割合小さな書店でさえ、その手のコーナーがある程、売れ筋本の一角を占めていますが、そんな中でも『シュタイナー』に関する本は滅多にありませんでした。

 ところが、ここ数ヶ月の間に、従来の『シュタイナー』自身による講義集の貴重な復刻版や、彼の思想を解説した関連本を多数目にするようになりました。

 小生としては、もちろん喜ばしい限りですが、できれば感覚的な『ツイッター読み』では無く、深く内容を読み込んでくれる読者が多くなることを願うばかりです。

 そんな書物の一つが、東北大震災―福島原発事故の後、昨年9月に刊行された『シュタイナー 天地の未来 地震・火山・戦争』(西川 隆範訳 閏月社)です。

 今回の地震・津波に関しては、アセンションの前兆と見るチャネラーから、闇の勢力の仕掛けた『人工地震説』まで、様々な憶測が乱れ飛んでいます。

 そんな中、西川氏が急遽出された当書は、地震の霊的な意味と、震災で夭折する魂の転生についてシュタイナーが語っている部分を抜粋したもので、とりわけ異彩を放っています。

 ただし、西川氏の手による訳本は、シュタイナーの言わんとする所を、的確な言葉で表現しているのですが、正直な所、それに対する解説が少なく、その意味を理解するのはかなりの困難さを伴います。

 今回のこの一冊も、非常にタイムリーではあるのですが、ともすれば、光と闇の戦いの一部として、短絡的に捉えられてしまうのでは無いかと危惧する思いもあります。

★ルシファーがいなければ…(改変)

 しかし、このブログをここまで書き進めていた小生(と少数の読者)にとっては、まさにシンクロニシティな一冊です。以下、小生の理解する範囲で紹介してゆこうと思います。

 出だしの部分は、前夜では詳しく述べられていなかった、ルシファーと人間との関わりについて、まさに聞き足りなかった部分の説明を補うような内容となっています。

 「ルシファーがいつ人類に接触したか、を人智学者は知っています。人智学者は、地上での人間の進化を研究して来ました。



 人間が、アストラル体に独立性を得るほど成熟していなかった時代に、ルシファーとその手下達が人間に近づいて来た結果、人間は(神々の支配に)疑問をもつようになりました。

 …もし、ルシファーが人間に接近していなかったら、人間は、このような害から守られたでしょうが、人間の最高の宝物である自由にも到達していなかったでしょう。

 …人間はアトランティス時代の中期まで、アストラル体で生じるあらゆる衝動・動機などが、人間の上に立つ神霊達の影響にそのまま従う存在として進化していたでしょう。

 …神霊たちが、人間をアトランティス時代の中期まで導いていたでしょう。

 そうなっていたら、人間は知覚力・認識力を、ずっと後になってから感覚界=物質界に向けていたでしょう。

 レムリア時代とアトランティス時代までは、感覚界=物質界の知覚から、(道徳から逸脱した)情動・欲望が人間に生じることは無かったでしょう。

 そして、人間が行うこと全てが、人間に植えつけられた高次の神霊の道徳的な意識に従ったものになっていたでしょう。

 人間のあらゆる企ての元になっている、今日の高等動物のごときエゴ(衝動)的な本能は存在せず、道徳化された本能をもっていたでしょう。

 しかし、ルシファーの影響下に、人間は早々と、

 『このエゴは、私(自我)を喜ばせる。この衝動的本能は、私(自我)を惹きつける。対照的に、道徳化された本能は、私(自我)に反感を抱かせる。』

 と感じるようになりました。

 人間は早まって、自我のエゴの衝動的本能に従い、神々から独立した存在になり、自分の中で自由を発展させました。こうして、人類は、霊(アストラル)界から離れました。

 明瞭に表現したいのなら、

 『ルシファーの影響がなかったら、人間は道徳化された生物になっていただろう。その生物は、ルシファーの影響下に人間が独立して自由に発展させた姿よりも、高貴で美しい姿に進化していただろう。』

 という事になっていただろう。

 レムリア時代にルシファーの影響がなかったら、人間はもっとずっと天使のような存在であったでしょう。

 しかし、人間は、独立した意識をもたずに、高次の神霊達による支配の下に導かれたでしょう。

 そして、アトランティス時代の中期にはじめて、いまとはまるで異なった世界が人間に到来したことでしょう。

 人間の目が霊的に完全に開かれたまま、人間の周りに物質=感覚界全体が出現したでしょう。

 人間はあらゆる物体の背後に神霊や神霊界を知覚できていたでしょう。

 自分が出て来た神霊の母体を振り返ると、自分を照らす光の神々、自分を指揮・指導する神々が見え、自分の前に完全に明瞭に認識できる感覚(物質)界が広がっていたでしょう。

 …人間は高次の神霊達の手中にとどまる子どもであったでしょう。人間の魂は、独立していなかったでしょう。」

 (シュタイナー『天地の未来 地震・火山・戦争』pp17-19《閏月社(西川隆範訳)》より抜粋転載)

★ルシファーの担う役割

 愚鈍の身なる小生は、シュタイナーの述べるこの世界像を、完全にありのまま受けとめられる程の段階には、到底至っておりません。しかし、その根底に流れている、

 『この世に生起したものには、不必要なものは一切無く、何物にも正悪の区別は無く、何らかの役割を持つ』

 という考え方には、抗し難い魅力を感じます。

 そしてこれこそが、小生の直感の書棚をして、『真実』を名乗るあらゆる言葉の中で、彼の言葉を筆頭に掲げさせている源泉でもあります。

 このルシファーこそは、その最たるものの一つでしょう。 彼は人間の進化に必要な贈り物を与える役割を果たしました。

 もし、ルシファーの贈り物が無かったならば、人間は感覚界=物質界からはしばらく遠ざけられ、霊界をありのままに見て、天使達をそのまま模倣するイイ子ちゃんになれたとされます。

 その『模倣人形』は確かに天使と同じ形姿となり、天使と同じ振る舞いをします。しかし天使達と違って、自分の意思を持ってそうしているのではありません。

 もし、見習うべき天使が間違った行動をしても、『模倣人形』はそのまま真似てしまいます。現に、ルシファー達のような、他の天使達とは相容れない行動をする天使もいます。

 以前にお話ししたように、唯一絶対なる『神』があり、彼が自分自身を知るために、彼に似せた生命を創ったとしたなら、彼はそのような、天使の『模倣人形』ができることを望むでしょうか。

 それは、彼にとって、見ていて直ぐに飽きてしまうロボットに過ぎません。ましてや、かつて自分が創造した天使達の言う通りに動くのが『自分自身』などとは思いたくもないでしょう。

 とすれば、ルシファーが現れたことも、或る意味で『神』の意思だったと言うことができるでしょう。ただルシファー自身は、それが『神』の意思だとは思っていないだけです。

 ルシファーの影響のない世界は、一見すると、天使とともに歩むような、素晴らしく光輝いた世界に見えます。しかし、ルシファーの贈り物無しの我々は、ただ天使のマネをしているだけになるのです。

 この辺りは、現在の一部のスピリチュアリズムにも当てはまる部分です。「私は天使から啓示を受けた。だからあなたは私の言うこと、行うことをそのまま実行しなさい」という例がよくあります。

 しかし、カリスマ的なリーダーの一句一挙動をただ崇め、言葉や行動をただマネているだけでは、単なる操り人形に過ぎず、自分自身の魂の進化にはつながりません。

 こうして我々は、退屈な『模倣人形』になることから逃れました。続きは次回第177夜でお話しします。

トンデモ話は奥で繋がる 「第177夜」
 -弟子のクッテネルがお送りします。

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≪ルシファーとアーリマン (2)≫

★アトランティス時代

 まずは、ルシファーと人類との関わりについて見てみましょう。ちなみに出だしで『そのようにはならず』と言っているのは、前夜の『天使の模倣人形』のことを指しています。

 「そのようにはならず、まずルシファーが人間に近寄って来ました。そして…人間の背後にある霊界の一部を、人間には見えないようにしました。

 (ダークサイドに招き入れた。)

 …このような出来事を想定していた秘儀参入者達は、アトランティスの神託所で、ルシファ-の影響によって覆い隠された霊界の領域を見る準備をしました。

 (秘儀参入者達はジェダイ。)

 …アトランティスの秘儀参入者は、太古の神託において、高次の神霊達の姿を、精神の中(内観)で見ました。

 それらの神霊は、物質界まで下っておらず、そのため、人間が早まって物質界に下った時、神霊は肉眼では見えなくなりました。

 しかし、秘儀参入者には、修行(瞑想)を通じて、光の世界の敵であるルシファーも見えるようになりました。

 (フォースの覚醒。ヨガなどの瞑想はいまでも有効。)

 そもそも遺伝継承してきた曖昧な潜在意識による霊視の中で、高次の霊界に参入できたアトランティス人には、ルシファーの群れが見えていました。

 …光の世界の崇高な神霊達の姿が、アストラルの色彩の中に荘厳に現れ、それに対立する魅惑的な官能の世界に属する悪霊達の恐ろしい姿も現れました。

 (ダークサイドの登場)

 『人間の進化の中にルシファーの影響が存在する。人間の誤謬の可能性、悪の可能性はルシファーの影響による。しかし、同時に、神々に背く、人間の自由も、ルシファーのお陰なのである。』

 と、人智学徒は、アカシャ年代記から学ぶことができます。

 (シュタイナー『天地の未来 地震・火山・戦争』pp21-22 《閏月社(西川隆範訳)》より抜粋転載)

 ★         ★         ★

 スターウォーズの世界とシンクロすることがわかる。次回に続く。





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Last updated  2015年12月07日 12時39分50秒
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