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べーこん6009

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2007年05月23日
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カテゴリ: 小説
「なぁ、オレラさ、ライブやるから観に来いよ。」

そう誘ってきたのは親友の大樹だった。

あぁ、わかった。いつやるんだ?見に行くよ。

(ぶっちゃけめんどくせ・・・)

仕方なく、別のツレを誘って見に行くことにした。

当日そのライブハウスに着くと見慣れない環境に自分の身の置き場を探すのがやっとだった。

「あ~~~、もうやってんじゃん。」

「あ、いたいた(笑)笑えんだけど!」

はしゃぐツレ達。



友達付き合いもかったるいよね・・・実際・・・)

でも笑顔で、そして拙い歌と楽曲にノッテル振りをしてその場をしのいだ。

(あ~~~やっと終わったよ。早く帰ってゲームでもしよっと。)

すると汗まみれの大樹がやって来た。


「あのさ、打ち上げやるから!近くにあるヒョットコって店に来いよ!」

(マジかよ・・・)

あぁ、行くよ。

僕は付き合いがいい友達を演じ続けていたんだ。

ツレ達は付き合いがよく(こいつらはマジで付き合いがいい(TT)

一緒にそのヒョットコって店に行った。

(少し顔を出せば大樹も満足するだろ・・・)




僕はその賑やかな空間ってのが苦手だった。

ツレ達は着くなりすんなりと輪の中に溶け込み

僕は一人でその輪に溶け込めずビールを飲んでいた。

笑い声が絶えない中、グラスばかり見ていた僕は

ふっと顔を上げた。



目の前に座っている女の子も輪の中に入らず一人グラスを眺めていた。

ねぇ、こんな雰囲気苦手な人?

僕は思わず声をかけた。

「うん。」

表情を少し歪めながら彼女は頷いた。

いろんな音が交差する空間。

酒の匂いとタバコの匂い。

馬鹿馬鹿しいこの空気の淀んだ流れの中

僕は一つの岸を見つけた気がしたんだ。

その岸が、いつしか僕にとってかけがえのない大陸へと変化することを

少しも想像していなかった。


僕と彼女は出会えた。

彼女の名は和美。

僕は匡。

よくある恋愛話だけど

僕たちにとっては2度とは出来ない忘れられない恋の始まりだった。。。



つづく。






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Last updated  2007年05月24日 06時39分30秒
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