自慢の翼は偽物

夜が終わって



僕が目を覚ますと隣で小さな寝息を立てて寝ている
少し意地悪な小さな小悪魔

夜の出来事があったのかわからないほどに
朝の日が差し込んでやさしく照らされている
そしてまだまどろむ

君の存在は大きくなりすぎた
君がいなくなったことを考えるといてもたってもいられなくなる

次に起きた時にはもう君の姿はいなくなっていて
またひとりだけの部屋になる
一人だと広すぎる部屋に

そんな時間が続くと思っていたのに
突然いなくなった
もうどこを探しても見つからないところへ行ってしまった
僕を一人だけ置いて

君の写真はこちらを向いてずっと微笑むだけで
声をかけても何も変わらない
もう一人にしないで・・・

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大切な人が遠くに行ってしまう詩。
自分のかけがえのない人が急にいなくなったせつなさを表現しようと思いましたが、経験がないので重みが感じられずあまりいい出来とはいえません。


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