目指せ! ホノルルマラソン!!

目指せ! ホノルルマラソン!!

第23回 ホノルルマラソン大会


通過タイム・・・10キロ(1時間44分23秒)
        ハーフ (4時間01分00秒)
        30キロ(5時間55分55秒)
        40キロ(7時間56分18秒) 

 記念となる初出場の大会は本当に思い出深い大会となった.この大会なくして今の自分はないと思う.

 大会当日,右足の調子がものすごく悪い.日頃から調子の悪い日は5キロも歩けないくらいだったが,それと全く同じ状態だった.不安一杯でスタートの花火を見てもスタートできる喜びはなかった.

 スタート直後から足が痛む.「せっかく練習してきたのに!」,「どこまで足がもつだろう?」といった気持ちばかりが脳裏を走っていた.気持ちと比例するように痛みも強くなり,15キロ地点のカハラモールの下りでついにダウンした.それでもせっかく来たのに半分もいかないでの棄権は嫌だったし,まだ歩ける感じだったのでそのまま歩いた.

 しかし,痛みはひどくなるばかり.そしてついに12マイル地点が目の前に迫ったとき,激痛が走った.今までにない痛みで全く動けなくなった.どうにか足を引きずりながら端の方でしゃがむ.もう歩くのは不可能な感じで棄権を真剣に考えていた.

 そこへ隣にひとりの女性が座った.その子も足が痛そうで苦痛の表情だった.声をかけてみるとかなり足が痛いらしいが完走は絶対するときっぱり答えてきた.これを聞いて,ここで自分も棄権するわけにはいかないと思い早速歩き始めた.その子も一緒に歩き出したが,自分より歩くスピードが遅い.周りにも自分に抜かれるランナーがいる.そうなると気持ちは「自分より遅いランナーがいるけん棄権は出来ん!」と前向きの姿勢に代わった.

 その後,4時間でハーフを通過,相変わらず痛いがそれでも麻痺してきて速く歩けるようになっていた.一時して,さっきの子が自分に追いついてきた.そこからは2人で話をしながら歩き出した.

 そうこうしているうちについに35キロを通過.痛みは足をとめない限り我慢できるくらいになっていたが身体の疲労が限界にきていた.一緒に歩いていた彼女は逆に元気でここで別れることとなった.この子と出会っていなかったらゴールできなかったと思う.その後会うことはなかったけど本当に感謝している.

 独り旅となった35キロ以降はかなり苦しかったが,それでも何とか歩き続けてついに7時間56分ようして40キロ地点にたどり着いた.残り2.195キロと分かった瞬間,「絶対ゴールできる!」と確信,同時に涙が出てきた.涙が全然止まらないまま公園内に.全く知らない人たちからの大きな声援に感動.そしてゴール約20メートル前,突然アナウンスで「頑張れ! ジャパニーズ」の声が.周りを見渡すと自分だけ.感動と恥ずかしさの中でついにゴール! その瞬間,全く歩けなくなった.

 帰国後病院に.結果は第4中足骨の骨折だった.しかし,痛みよりも感動が忘れられずにいた.気持ちはもう次へと向かっていた. 


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