a Tamed Lion

キミのために…

どぅして泣いているの?

僕には何ができるの?


それはただ、何も言わず君を抱き締めることだけ。


今は、言葉は意味を持たない


温もりがすべて


そして、それが唯一僕が君にしてあげられることだから。


泣かないで。


君の涙は僕の心を貫く刀のようだ。


だけど、その痛みは、僕だけにしかわからないものであって、

君の痛みは君にしかわからない。

すべてをわかってあげるなんてきっとできない。

それは、どんなに努力しても、一生掛けてもきっと無理だろう。


君は君という固体として。

僕は僕という固体として。

それぞれ、別々の固体として生まれたんだから。


一つになるなんて無理なこと。


できることは、心に触れて近付くこと。


それだけなんだ。





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