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先日久しぶりに出かけた宮益坂、 ディナー が終わり、まだ飲み足りないのか、話し足りないのか、もう一軒誘われて坂の向こう側にある当店のカウンターに二人並んで座ることに。
奥行きのある厚板のカウンターはお店の顔としてはかなりの重厚感。やっぱりバーはこうじゃなければと思わず納得させられる。店の落ち着きと、客の落ち付き度は比例している。
正直一件目の食事でも話が弾み、ビール、サワー、焼酎ロックと5~6杯は重ねていたはず。という訳で、そろそろ趣を変えてと思い、先ずはへレスのフィノを頼むことに。
ティオペペならあるだろうと高を括ってオーダーすると、ティオペペはないけれどフィノのいいのが「丁度一杯分残っている」とのお答。迷いもなくそちらに決める。頂いたのはホセ・デ・クエスタのフィノ。淡い芳香でティオペペよりもまろやかさがある。
実はこの後、数種類のお酒をこのカウンターで頂くことになるわけだが、その流れの中でカウンターの向こうを仕切るA氏とお酒談議に花が咲き、その途中で氏からそっとラベルを頂いて帰って来た。
曰く「奇麗に取れたのでお持ちください。取れなかったら黙ってるつもりでした。」とのこと。DTたちとの接客や他の仕事をこなしながらさりげなくラベルをとってくれたのだ。
せっかくなので頂いたラベルを調べてみるとこちらはエミリオルスタウ社がスペインでも数少なくなった「素晴らしいノーブレンドの門外不出シェリー」を大切にボトリングしている種類の一つらしい。
もともとアルマセニスタ(シェリーのグラン・クリュ)の称号を得ているこのボトルもラベルに生産者とタイプが明記されている。「Jose de la Cuestaのフィノ」という訳だ。生産は量より質を重んじ手作りで出荷される話を聞いているだけでもありがたいお酒だ。

古武士屋
さんのサイトに詳しく書かれているのでご参照あれ。
A氏との会話も弾みだしたあたりで、二杯目を頂くことに。今度は先日下北沢の「 Zinc 」でハマったシャルトリューズを所望してみる。ヴェールは切らしているが ジョーヌ (黄色)系で美味いのがあると一本取り出してきた。
こちらは前回のヴェールよりもさわやかな感じ。それにしても香草系のリキュールは癖になりそう。ついでに「もう一杯分も残ってないのでこれを」とショットグラスにわずかに注いでくれた。こちらはかなり強烈なパンチ力の持ち主。もちろん頗る美味い。
こういったリキュールを「舌のしたで転がす」楽しさは味わった人にしか分からぬだろう。このボトルよっぽとの品らしく空いたボトルはA氏が大切に奥にしまいこんでいた。どうしてもご自分に取っておきたかった様子。
銀座のシェリークラブの話題から、数年前良くうかがっていた銀座の7丁目のKやら1丁目のSバーの話になりまた話が盛り上がると「実は当店の個室の造りがそのSバーに似てるとよく言われます」といって入口近くのスライディングドアを開けて見せてくれた。
確かに赤を基調とした壁や、照明器具、黒のシートがSバーの雰囲気にいている。「でもバグパイプの音楽はないね」とふざけてみるとジャズに飽きた時には「たまに流します」とのこと。
そんなA氏の後輩がなんと地元のDT三大カウンターバーの一つを経営していて、たまには当店にも訪れるらしい。実はこのコスモス通にあるAというバーはその三大バーの中でもDTの一番のお気に入りのお店なのだ。
もちろん暫く行ってないのにはそれなりの理由がある訳だけど、こちらの個室で飲む「寛ぎのお酒」は忘れようと思っても忘れられないいい思い出なのだ。
とおまれ、三杯目(実質五杯目になるのか?)はやはりグラッパにすることに。最近は「国産でもいいものがある」と勧められるが、ここは迷わずイタリアンで。こちらもかなりの銘酒だったけれど、詳細はまた後日ということで。何れにせよ、「話の種に」と勧められた山梨グラッパも口にして見るがとても比べようにはならなかった。
やはりたまにはカウンターバーもいいなぁーと思いつつ、そんな明日からの仕事をまた頑張らねばと思うのであった。
佐世保バーガー六本木店 ★★ 2010.03.26
「Moganbo」 ~六本木でお帰り~ ★★☆ 2009.09.09
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TOMITさんComments