ｼﾞｮﾆのニコ生とかの日記載せるところ

Energy&Ability-第5話

第５話

「俺にどんな能力があるって？」

「どんな能力かって？」

「ボッ」

「な！え！？」

「バァーン！・・・」

大きな爆発音が部屋全体に鳴り響いた。

「・・・やっぱりな。へぇそんな能力がね。」

さっきの爆発で舞い上がった粉塵が落ち着いて煙が薄くなったとき、そこに蓮
は居なかった。

そこから少し離れたところに震えている影がある。もちろん蓮だ。

「なるほどな。お前には力があった。しかも風変わりな能力のようだ。」

「な、な、何するんですか！？殺すつもりですか！」

「あぁ、そのつもりでやったからな。」

「え？そんな！意味わかんねぇよ！いきなり変な基地みたいなのに連れて来
て、変な部屋に連れて来て、殺そうとするなんて！」

わけのわからないことを言われて蓮はパニックと怒りで怒鳴っている。

「あっ？お前は１週間前からここに居たんだよ。それに、お前の力を確かめる
ためには必要なことだったんだよ。力があれば今の攻撃くらいどうにかして回
避できるだろうし、力がなくて何もできなかったらそこまでだったってことだ
よ。」

挑発的な口調で男は言った。

「え？１週間前からここに？だって俺はついさっきまで家の前の道路に居たは
ず。それにさっきから『力』『力』ってなんなんだよ。」

少し落ち着いた蓮は怒鳴るのを止めた。

「さっきまで見ていた１日はお前の記憶で１番近い日を何回もループさせてい
たんだよ。」

「そんな。じゃあ何時までが本当の俺の記憶なんだ？」

質問ばかりしてくる蓮に男はイライラして貧乏揺すりをしている。

「それは俺とバッドキルアームが対面した時までだな。正確に言うと今までル
ープさせていたのも本当の記憶といえる。それと『力』のことだが、それはア
イム様が物が生まれるときにそれに能力を授けるか否か判断をして与える能力
のことだ。だがその能力の詳細についてはアイム様が決めることではなくその
物のもともと持っているものを元に確立されるんだ。」

「・・・？」

いまいちわからない様な話をされて首を傾げる蓮を見かねた男は理解できるよ
うに言った。

「とりあえず、もう一回さっきのをよけてみろ。冷静にな。」

「そんな！」

「ボッ」

蓮が言うのを気にせず直ぐに男が『力』を使う。

「ヒュッ」

「んな！いきなり！まだどうすればいいのかわからないのに。クッソー！」

「カチカチカチンッ」

「え？今のって。んじゃあ・・・こうすれば！」

「ビュンッ」

なにかで蓮が投げ飛ばされる。と同時に男の投げた物が蓮の居た場所で爆発す
る。

「どうだ？自分の『力』がどんなものかわかったか？」

「なんとなくはわかりました。」

「おっ、いきなり敬語か。まぁだいたいわかったならいい。もうわかってはい
るかもしれないが、お前の力は基本氷に近い性質を持ったもののようだな。」

「はぁ・・・そうですか。」

「まぁお前はやっぱり力を持っていたから直ぐに外に出すわけにはいかない
な」

「そうですか。ところで、貴方達は何なんですか？それにまだ名前を聞いてな
かったですよね？俺は蓮です。鬼柳蓮です。」

「俺たちはバッドキルアームを中心とする『ダークシーク』の撲滅を目的とす
るアイム様を中心とする『ホーリーミーティング』だ。ホーリーミーティング
には３つ大きなグループがある。基本的に攻撃を目的とするブラックと。基本
的に援護および保護、治療を目的とするホワイト。そして俺が属するグレイは
攻撃も保護、治療も受け持つ部隊だ。それと俺の名前はこっちに来る前は石島
隆一だ。だがここではその名前は使わない。基本的に『灰紅の石遣い』で通っ
ている。」

「へぇー。そうなんだ。『灰紅の石遣い』？なんで？それと、さっき認証みた
いなので１-０９って言ってたけど。なに？」

慣れてきたのか警戒心をもつどころかためぐちで喋りだした蓮にまた『石遣
い』はイライラしだした。

「お前１回の質問の量が多いんだよ。１回１問にしろ。『灰紅の石遣い』って
いうのは灰色の炎の灯った赤い石を投げてその爆発で攻撃するからついた名
だ。それと、さっきの１-０９の１はグレイの中での５部隊あるなかの１部隊と
いうことだ。０９はその中で何番目に強いかをランク付けしたものだ。これに
ついては今度詳しく話そう。」

「そうなんですかぁ・・・」

蓮はやっと質問を止めて、わかったようでわかっていないような顔をしてい
る。

「もう良い。今日はもう寝ろ。来い。」

石遣いはいきなり切り出し蓮を個室に連れて行った。

「題名未定」第５話完

第6話

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