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Ｄｏｌｌｓ

カテゴリ：映画レビュー～た行～

◇◆◇ 2003-08-17 に書いた日記を基に再編集しました。◇◆◇

2002年【日】北野武監督

｢世界のキタノ」初めて観る作品です。
テレビのワイドショーなどで部分的に紹介されるものを観たときに、独特の世界を感じましたけど、やはりそれが全編通じて感じられます。

そんなに好きじゃないかな…。

そもそも邦画は、雰囲気にはなじめないことも多くて、その原因の一つにあるのが、字幕のないこと。
当たり前なんだけど、洋画は字幕で読みつつも耳で原語の端はしを味わう、これは楽しみであると同時に意味がほぼ完全にわかるわけですが、
邦画だと、台詞をぼそぼそ言われると、「？」
オンエアだと巻き戻すわけにも行かず、なんだか興ざめしてしまったりするのです。

よくわかるから好きだけど。

でもこれって、言葉の能力の退化かもね。(苦笑）

「Ｄｏｌｌｓ」は、恋人だった松本くん（西島秀俊）が別の人と結婚することになって引き離されて自殺を図りぬけがらになってしまったさわこ（菅野美穂）と赤い糸（というか紐）でつながって放浪をする話なんだけど、ワタシには破滅的な感じがいやでした。

でも、期待した通り、映像はどの場面を切り離しても美しい絵柄になっている、という感じで、
「色」にうっとりします。
菅野美穂は顔も演技も嫌いではないので、そちらでも楽しみました。

深田恭子のへんちくりんな衣装と振りつけには笑える…。

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