| マタニティーブルー。 |
| 2005年10月下旬... 双子である事を告げられた私は、情報収集しようと本屋へ立ち寄った。 しかし育児コーナーを探しても、双子の本など常に置いている訳はない。 仕方なく店員に取り寄せをお願いした。 少しお腹が出てきた私は、「きっとこの店員は『この人、双子の妊婦なんだ。』と思っているに違いない。」と 深読みして、早々と本屋を後にした。どうしても『双子』な事に後ろめたさを感じていた。 会社では、いつも一緒にお昼を食べている先輩に双子な事を告げた。 その先輩は、「え~、すごい!」と言ったが、私は「全然良くないですよ。」と言った。 次の日、その先輩は『双子育児にこにこ日記』と言うマンガをプレゼントしてくれた。 その本は、実際に双子を育てたママが体験記をマンガにしたものだった。 その日から暇な通勤電車で、それを読んでいた。勿論、周りの人にタイトルが見えない様に、カバーを付けて。 数日後、転院した総合病院の予約日がやってきた。 そこは、ちょっと前(2006年2月頃)に、病院の建替えで周辺住民と睨み合っていた病院だ。 産科へ行くと、沢山の妊婦が待っていた。私みたいに転院させられた人もいるのかなぁ? 尿検査や体重測定、血圧測定など、一通り済ませて、結構待ち時間があってから私の順になった。 今度の先生は、産科部長で、経験が長い雰囲気で、頼りがいのありそうな感じだった。 紹介状を見て、やはりリスクが高いと説明され、「希望してる里帰り出産は、諦める事も覚悟して下さい。」と言われてしまった。 お腹のチビ達は順調らしく「元気ですね。」と言われて安心した。 初めての診察だったので、その後、看護師さんから妊娠中の話を聞いた。 看護師さんは、妊娠中の注意事項や食生活、今後の流れなど説明してくれた。 そして、何人もの妊婦さんを見てきたであろうその看護師さんは、頼りない私を見抜いたのか、 「お腹の中の赤ちゃんを守ってあげられるのは、あなたしかいないのよ」と言った。 私はまた涙するハメになった。。。そして、IT関連の仕事をしている事に懸念をさした。 その頃の私は、客先に常駐し、システムの開発・運用をやっていて、夜遅くまで仕事する日も稀ではなかった。 会社の上司にも、いつまでも隠しておく訳にもいかず、直属の上司に話した。 すると数日後、普段あまり顔を合わせないさらに上の上司もやってきて、面談が行われた。 上の上司は、会社を休む事も多いなった私にきっと怒りたい気持ちもあるだろうが、色々と対策を考えてくれた。 しかし、あまりに前例がないこの状況に、グッドアイデアといえる対策は出なかった。 自分でもどうしようもないくらい、気持ちがネガになっていっているのがわかった。 出産を経験した先輩からは、「悪阻は気持ちの問題よ」とアドバイスをもらったりしたが、 その気持ちがどうにもならない私は、マタニティーブルーの真っ只中にいた。。。 |
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