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2006.07.19
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カテゴリ: 南アフリカ旅行記
ウォーターフロント




私達の宿泊しているゲストハウスから車で5分も行かない位の所にウォーターフロントというエリアがある。
ロビンアイランド行きの船はそこから出ていた。
かなり洒落たショッピングモールであるウォーターフロントは周辺に居住区画も整備中であり、ケープタウンの新しい顔であるらしかった。
日本で言えばお台場に匹敵する感じかもしれない。
立派なビルディングや高級マンション、レストランなども豊富にあり、ここでもやはり強くアフリカを感じさせるものは少ない。
とても、この国の庶民が手の届かないような物が溢れている。
ショッピングセンターの客層は観光客やこの国の金持ちが多いらしく、この地域の治安状態は驚くほど良いという話を聞いた。
つまり、それだけセキュリティに金が使われているのだと。

この国ではセキュリティカンパニーがかなり繁盛しているらしい。
この日私に同行していた人物にはボディガードがついていたのだが、聞くと自宅にも24時間セキュリティが常駐しているという。
ある程度の金持ちは皆そうしているらしい。
理由は、強盗や殺人に巻き込まれないためなのだろうが、そのためのコストを考えるだけでも日本人の私には具合が悪くなりそうだった。
私の会社のボスも仕事柄、常時最低でも4人から6人のボディガードがついているが、彼がこの国を訪れるときはその数が3倍になる事を私は知っていた。
治安が悪いということは、そこにステイするために莫大な金がかかるという事でもある。
安全は無料ではないという事は良く分かっているつもりの私でも、この国の事情はそんな私の理解を軽く超えている。
セキュリティを常駐させてみたところで、強盗の危険がなくなるかといえばそうではないという話も聞いた。
知人の話では、セキュリティがいるにも関わらず武装強盗が押し入るという事件も起こっているらしい。
彼の友人がまさにそんな事件に巻き込まれて、射殺されているという話だった。
またこれは最近耳にした話だが、セキュリティカンパニーで働く人々にも労働組合があるらしく、賃金UPの為のストを行ったりしている。
しかし、ヨハネスブルグでこのストに参加せず働いていた人々が組合に襲撃されるという事件が起きている。
驚く事にこの時の襲撃事件では死者が60人も出ているとか。
この話をしてくれた私の友人は、金を払って安全を買っているのにこれでは意味が無いと嘆いていた。
この国ではセキュリティシステムは一般家庭でも広く普及していて、日本で言えばセコムのようなシステムがいたるところで目に付く。
まるで表札のようにセキュリティカンパニーの看板が家の塀に掲げられ、その種類も結構あることが分かる。
窓や出入り口を中心に赤外線探知装置が取り付けられ、それが反応すると大体2分以内でセキュリティカンパニーの人間が拳銃を携えてやってくる仕組みだ。
この国ではアメリカのように銃の所持がある程度合法である。
従って、セキュリティの人間は大体銃を所持している。
また、武装している犯罪者側の武装の程度も拳銃だけではなく機関銃まで持っていたりするのだとか。
近年、ヨハネスブルグ国際空港でこの重武装した強盗団が強盗事件を起こした話を私は聞いた。
当然、セキュリティカンパニーの人間にとっても武装した犯罪者がいるかもしれない場所に行くことが仕事となるわけで、そこで壮絶な銃撃戦が繰り広げられるというのもそれほど珍しくは無いらしい。
警察は電話をしても早くても30分は来ないという国なので、このようなセキュリティカンパニーが繁盛せざるを得ないようだ。
安全が当たり前で電話すればすぐに警察が来る日本と違い、この国では日常が危険との隣りあわせなのだと痛感した。

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最終更新日  2006.07.19 01:22:02
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