断尾断耳は動物虐待だ！動物愛護法違反だ！断尾断耳されたいろんな犬種７０枚の写真集

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2009.11.14

断尾断耳は動物虐待だ！動物愛護法違反だ！断尾断耳されたいろんな犬種７０枚の写真集

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カテゴリ：犬

　ド－ベルマンやコ－ギ－などには本来は長い立派な尻尾があることを知らない人がいる。生まれて一週間前後に子犬の尻尾を獣医やブリ－ダ－が切ってしまう。何のけがれもない子犬に残虐非情な蛮行が平然と行われている。商売のためだ。儲けるためだ。

　動物愛護法第１条は、動物の虐待の防止と生命の尊重を規定している。
第２条は「動物が命あるものであることにかんがみ、何人も、動物をみだりに殺し、傷つけ、又は苦しめることのないようにするのみでなく、人と動物の共生に配慮しつつ、その習性を考慮して適正に取り扱うようにしなければならない。」と規定している。

　更に同法は「犬をみだりに傷つけた者は、１年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処する。」と規定している。

　なのに、なぜ、断尾断耳を取り締まらないのだ。
断尾断耳をする獣医やブリ－ダ－は「犬をみだりに傷つけた者」に該当しないのか。
獣医やブリーダーが儲けるために犬を「傷つけ、苦しめる」ことは良いことなのか。
動物愛護法の趣旨も条文も生かされてない。法律の条文が空文化している。

日本人は金儲けのためには動物の幸せなど考えない国民だと思われている。
日本は欧米の犬の文化の先進国を見習うべきだ。

　国際社会は断尾断耳の禁止の方向に進んでいる。
それなのに、日本はＪＫＣ（日本ケンネルグラブ）などには全くその動きがない。
断尾断耳の最大の元凶はJKCだ。その全犬種標準書で犬の断尾断耳を認めている。
標準犬種を守るためと称して、残虐非情な蛮行を奨励している。
人間が身勝手に決めた標準犬種の子犬のほうが売りやすいからだ。

　ＪＫＣの全犬種標準書第９版によると、例えば、ボストンテリアは「尾の短い」犬が標準と規定されている。
尾が長く生まれた子犬は断尾されることもあるだろう。
犬の専門家の著述によると、一般にボストンテリアの尾はスクリュ－テ－ルといわれている。ワインの栓抜きのような螺旋形状の短い尾のようだ。生まれて間もなく断尾されるので、めったに見ることはできないとのこと。

　また、フレンチブルドッグは「自然な短い尾を有する」犬が標準と規定されている。

　しかし、キンクテ－ルの遺伝子を持たないフレンチブルドッグは普通の長い尾を持って生まれるので、断尾されることが多いだろう。
キンクテ－ルは遺伝子の突然変異によって発生した犬としては奇形だ。その奇形を重宝するあまり、普通の正常な犬の尾を切り取るのは悪習だ。自然の摂理の冒涜だ。

　ＪＫＣの発行している血統書も犬を高く売りつけるためには価値があるだろうが、家庭で飼う犬には価値はない。愛犬のパロの血統書も単なる紙切れだ。生年月日が記載されているので保管してあるだけだ。

JKCは動物愛護の精神が欠如している。犬を金儲けの対象としか見てない。
JKCは日本の恥晒しだ。野蛮で冷酷無常な心しか持ってないカネの亡者の集団だ。

　犬の断尾断耳をする歴史的な理由を調べてみた。下記のような理由があったようだ。
１　オオカミに尾や耳を噛まれて出血して死しないため。
２　キツネ狩で馬が犬の尾を踏む事故を防ぐため。
３　尾がないと、キツネと見間違えることが減るから。
４　断尾犬は狂犬病になりにくいと誤信していたから。
５　断尾した犬は税金を納めなくてもよかったから。

　現在では断耳断尾の理由にはならない。

　現在の理由は
１　ＪＫＣが犬種標準（スタンダ－ド）に定めているから。
２　ブリ－ダ－が慣習として続けている。
３　美容整形・ファション性のため。
４　垂れ耳の犬は断耳により耳の病気が減るから。
５　尾に糞がついて不潔になるから。

　ＪＫＣの犬種標準（スタンダ－ド）に最も大きな問題がある。
再度言う。断尾断耳の元凶はJKCだ。
ＪＫＣには断尾断耳を禁止する規約がない。日本の法律にも断尾断耳を明確に禁止する条文はない。動物虐待の蛮行が野放しだ。

　一方、欧州は断尾断耳を法律で厳しく取り締まっている。
断尾断耳が禁止されている国はドイツ、オランダ、デンマ－ク、スウェ－デン、ノルウェー、フィンランド、ニュ－ジ－ランドとイスラエルだ。

　禁止運動の盛んな国はイギリス、オ－ストラリア、スイス、ルクセンブルグ、キプロス、ギリシャだ。それにアメリカが加わった。

　アメリカの カルフォルニア州 も２００５年に断尾断耳を禁止する法律が成立した。
ハリウッド市 の条例は人間の身勝手な美容整形・ファション性のための断尾断耳を認めてない。人間は自分で美容整形をするかどうかの判断をするが、動物はその是非を判断できないから、条例で禁止している。

　イギリスは既得権益団体の力が強く、中途半端な規制になっている。ブリ－ダ－の断尾断耳は禁止だが、獣医は断尾断耳をしても良いことになっている。獣医団体が既得権益を主張しているのだ。

　断尾断耳の対象とされている主な犬種。
ウェルシュ・コ－ギ－・ペンブロ－グ、ド－ベルマン、ヨ－クシャ－・テリア、プ－ドル、フォクス・テリア、ボストン・テリア、ボクサ－、ジャ－マン・ポインタ－、シュナウザ－、グレ－トデンなど多数。

　日本人は金儲けにこだわりすぎる。つまり、心が豊かではない。貧しすぎる。
自民党の長期腐敗政権が続きすぎたせいだ。人間の社会だけでなく、愛犬たちの世界にも「友愛」の精神が必要だ。愛犬が幸せになれば、飼い主が幸せになり、ひいては日本国民が幸せになる。

　尾のある犬のほうが正常な犬だ。自宅で飼う犬はＪＫＣの標準犬である必要はない。尾も耳も生まれたままの姿がよい。自然の摂理にかなっている。
　愛犬家ひとりひとりが断尾断耳について考え、自分のブログで意見を述べるなど、何らかの行動を起こすことをお勧めする。
一人一人の意見がやがて大きな潮流になり、日本からかわいそうな断尾断耳の犬がいなくなる日が来ることを願っている。

　断尾断耳のいろんな犬種の７０枚の写真を掲載する。人間の都合だけで断尾断耳された愛犬たちは幸せだろうか。
　写真はリンクしてご自由にお使いください。　