マリィのつぶやき

2006年08月23日
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カテゴリ: 日記
線路




千絵さんから奇跡の水を送っていただいた。
千絵さん、ありがとうございます。

さっそくペットボトルで「繁殖」させる。


息子が帰って来たので飲ませる。

コップに入れて
「奇跡の水だよ」というといぶかしげに飲み干した。
「味は変わんないよ」と私がいうと
思わず笑い出し、私も笑ってしばらく2人で笑い転げた。

夫が帰ってきた。
「ハイ、奇跡の水よ」と言ってコップを差し出すと飲み干した。

夫の脳天のかすかに薄くなったところへシュッシュッ

笑い転げた。


奇跡の水は別名「喜びの水」





こんなものはあの人にもこの人にもあげたくなる。
でももしこれが増えないこれだけのものだったらどうだろう。
きっと独り占めしたくなるに違いない。


世の中のほとんどのものはある意味基本的に「無限」にある。
景色などというものは数えられないものだし。
いくらでもあげられる。

だけど私たちはおろかにも限りあるものを作り出し
限りあると思い込み

自分だけ、自分たちだけのものという概念を作り出した。



お金とか権力とか、人に与えたらなくなってしまうものを
愛する人がいる。



前にも書いたけど私は愛ってなんだろうと
この場合の愛って異性愛だけど、

ではなくて
搾取だった。

なぜそこに行き着いたかはもう覚えていない。
だけど新宿歌舞伎町のインベーダー街を歩いていて
私はとても孤独だった。
女子供、それに代表される「弱いもの」
その弱いものが「搾取」されていると感じた、この社会、特に都会。

もちろん「愛」というものは多分その対極のところに位置している。


与えること、それが愛の本質のような気がする。
今更ながらだけど。


奇跡の水は減らない、だからどんどん与えることができる。


「あげる」という行為は、その誰かのために、たとえばその人が健康でいてほしいとか、悩みが解消してほしいとか、そんなことを思ったときにする無償の行為だ。


奇跡の水は与えるということによって増えていく。
これは水を与えるということを介して、喜びや思いやりの気持ちを与え増やしていくという喜びの、光の、増大スパイラル(マリィの造語)。


これこそがシンプルにして本質的な愛じゃないの?



あのとき、20代の私が時に苦しみ時に傲慢に時には涙の海に沈みながらも考えた。

そのときのひとつの答えがいま手元できらきら輝いている。





人は誰しも死ぬし、
奇跡の水を顔にふりかけたって
私が急に美人になるわけでもない。
それは分かっている(笑)。





人はこの美しい景色を壊すようなことばかりしてきた。

人は、
不老不死の薬を手に入れたがった。

人は、
富を自分のところへだけ引き寄せたがり、分配し循環させることを怠った。

人は、
なくなってしまうものを崇拝し、弱いものにもその考えを押し付けた。



心を無にしてこのすばらしい自然の中にいると
哀しいほどの透明な気持ちになれる。


たとえ苦しいことがあっても、すばらしい自然の中で
それを感じる心だけは
壊れないでいてくれる。


そんな「人の本来持つ当たり前な生き方」を
人は忘れている。

忘れ去った人はいいんだよ、もう苦しくないからね。

でも弱い人は、センシティブな心で
かすかなかすかな電波を捉えている。

違う、そんなはずじゃない、苦しい、助けて!
感じる人には感じてしまうんだよ、そして苦しんでいる。



人は当たり前に持つ生きる力を失った。
いま力を振りまいているのは亡霊の仲間だ。
借金を資産だなんていう頭の悪い爺亡霊もいる(笑)
そして亡霊は人形の後ろに入ってそれをたくみに操り
われわれから搾取する、あるいはその手伝いをする。





奇跡の水を増やして知り合いや友達にあげるという行動は
一見、「物好き」という目で見られることかもしれないけど
しかしその背後には、われわれの手にまた生きる力を取り戻し
人生を、世界を愛で満たすという意味が隠れている。


私一人には何の力もないけど
でも私はこの世に「愛」があることを知っているし
いま苦しみの底でもがいている人に
その暗闇を懐中電灯の小さい光で
照らしてあげることは出来ると思っている。
あなたが私にしてくれたように・・・








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最終更新日  2006年08月24日 08時24分10秒
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