愛 こ と ば・心 の 散 歩 路
カテゴリ未分類 3289
あか・あお・きいろ 93
私を支えたことば達 535
先輩・後輩が居酒屋で…… 151
ほっ……と したい 124
こころざし 7
ご縁 6
ちょっと一言 138
意志(思考)を強くしよう 8
営業感覚 24
上司と部下の関係 56
実践ビジネス力 180
軽妙なやり取り 141
新聞を読まない人 21
給料とは何か!分かって働こう 9
桃太郎は教科書 12
昇進・昇格のドラマ 4
『信じる』とは何か? 21
じいちゃんの思い出 7
恋と愛の・心の仕様 14
人生の開き直り 8
友情の使者 33
自分の考えを自分で操る 10
人を8時間待った話 8
話の切り出し方 13
ストレスとの付き合い 5
自分らしい生き方 19
愛犬パズーの思い出 20
人を育てる 58
JRにまつわるほのぼの話 60
麗しき日本 51
大切な言葉 44
ほのぼの とした 話 42
成長に資する糧 86
和の心 26
反 省 4
ちょっと一服 45
ITが苦手な社長への話 8
考えさせられる話 89
いたずら辞書 60
しみじみと………… 23
取り留めのない話 10
GNP(元気で・長生き・ポックリコ)談義 39
グッときた話 11
幸福について 15
思い出 111
学び 17
幸運(^-^) 6
笑える話し (^。^) 5
高齢化社会 225
ロータリークラブ 29
自分の心を操って人生を楽しく歩こう 47
フーテンの寅さん 28
私の根幹を支えて頂いた11人の恩人 0
生活の言葉に『手』が多い 16
回文 10
愛 7
干支の周期と人生 11
友情 11
面白きかな・人それぞれの考え方 1
転職の本質を考える 4
全151件 (151件中 151-151件目)
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◆( ̄ー ̄)サービス残業 ……叱られて【サービス残業なるものが、 まだ、美徳的な意味を 持っていた頃の話であります】ゆり「先輩、ちょっと聞いて……。私の同期の子がね……、 課長から呼び付けられて、すっごく叱られたの……」志時「おっ!女の子で課長から直接怒られるなんて、たいした子 じゃないか?……うん?……実力あるんだ……?」ゆり「ええっ?……なに何……?……男の子ですよ」志時「なんだ紛らわしい。お前たちは男性の事も『子』なんて 呼ぶのか?」ゆり「……普通でしょっ……?」志時「何が普通だ……もう。……でっ、何で怒られたって?」ゆり「残業時間を付け出してなかったんですって……」志時「そりゃー、労働基準法上問題だぞ……。それに、そいつ 大損じゃないか?その分残業手当がつかないだろう?」ゆり「ウン、本人はそれで良いって言ってたけどね」志時「しかし…まぁ、キチンとした親切な課長だな、その課長」ゆり「じゃーないらしいよ。……すごく怒ってたって……」志時「ほう………、何時間してたんだ?……残業」ゆり「ウン、それがね毎月50時間位してたらしいんだけど 10時間位しか付けてなかったんだって………」志時「なんで?……又。………仕事、出来る奴なんか?」ゆり「優秀よ。同期ではトップやね……、すっごいよ」志時「あっ、ゆり……、好きなんだ!」ゆり「ちゃうちゃう……、ちょっと、タイプじゃないのよね」志時「フーン……、それで?何で残業付けなかったんだ?」ゆり「その子が言うにはね………」志時「おい、その『子』って言うのやめてくれよ。どうも、 紛らわしくていかん」ゆり「……だって、じゃー、何て言うの」志時「彼とか、あいつとか………あるだろう?」ゆり「分った……じゃーあいつが言うにはね、こういう事……。 『明らかに自分の責任で時間が掛かりすぎている分を カットしています。とても会社に請求できません。 納得の上ですから気にしないで下さい』だって……。 つまり、お金貰うのが辛い所があるって事かな……?」志時「フーン……、入社何年目だ?」ゆり「だからぁ、あたしと一緒だから……4年目よ」志時「……で?……課長は何て?」ゆり「不正を働くなって………」志時「ウン?……不正?」ゆり「ウン、悪事の事……。50時間を70時間って上申すると 不正だろう?10時間って出すのも同じ過ちだって……」志時「なるほど……法的な事はちょっと横に置くとしても……、 『正しくない』という意味では一緒だな……」ゆり「それがさぁ……、かなりいやらしい言い方をされた らしくてね……」志時「ほう…………?」ゆり「課長のことば…………、 『エヘン、君は優れた論理力を持つSEだと将来を期待 しているが……どうかね? 50を70といえば虚偽で 50を10といえば虚偽の申告では無いという事が、 論理的に成り立つのかね?……ええっ?』 ……だって……フフフッ……オモシロイでっしょ」志時「フンフン、……おもしろい課長だな」ゆり「一緒かもしれないけど……ねぇー、気持は違うよねぇ…」志時「それで、何て……?」ゆり「あいつもさ負けず嫌いだからね。言ったんだって……。 『その言い方は分かりますが、課長はあくまでも50時間 残業した、という事を前提条件として言われてます。 でもこれはあくまでも自己申告制度ですから、自分が 10時間と申告すれば無条件にそれが正である筈です。 あくまで申告制ですから……』ってね。 あいつも、けっこう言うでしょう?」志時「………………、フム、そしたら?」ゆり「課長がね、怒っちゃってね……、聞いたまんま言うとね、 ……こう……。 『フーン、残業は自己申告か?君の話を聞いていると、 時間外の仕事というのは自発的意志で、言い換えれば 勝手に何時間でもやって良い様に聞こえるなぁ』 ……だって」志時「えっ……?そうじゃないんですか……? みんな、自由にやってるように見えますがって……、 言ったんだろう? そいつ………なっ?」ゆり「そうそう、そうそう、その通りよ………」志時「俺がその課長なら、いやらしく、こう言うぞ。 『君々、目の前の現象が、どうのこうのと言うのかね? もっと論理的に考えられないのか?これは全て制度 だろう?規則がどうなっているかが重要なはずだ。 ……それが、まず基本で、後は運用上どこまで、自由 裁量の巾を下に降ろしているかという事じゃないか? ………残業の基本は上司の指示だ』……とね」ゆり「当たり~~当たり……先輩よく分かるねぇ……。 さーすがだわぁ……。それに加えてよ、大変な自惚れ屋 だって言われたもんだから、あいつも、ちょっと切れ かかったらしくてね……」志時「なるほど……。そいつの能力なら50時間位残業しなきゃ 処理できないだろうと見ているのにな……。 フフフッ、そいつは10時間って思ってるんだ。 フムフム……自惚れ……か。ハハハッ、なるほどな……」ゆり「……えっ??何、なに納得してるの? ――それにね、……ルール違反の上に、ずるさもあるって 言われたら怒りますよねぇ」志時「…………!」ゆり「もうメチャクチャでしょう……?」志時「……う…ん……それで?彼は、何て……?」ゆり「心外です。どうしてそうなるんですか?って聞いた みたい……。全然わかりません、むしろ逆の感覚です。 先輩たちからはサービスって言われているのにって……」志時「……なるほど」ゆり「その通りって、思いません………?ねぇ……?」志時「いやいや待てよ。その課長は、そいつにわざと、極端に 能力以上の仕事を与えたんじゃないか?」ゆり「……!!」志時「たとえば……5~60時間位は、残業しないとさばけない だろうなっていう風に予測して与えたんだろうな……?」ゆり「えっ!何で……、何で……?まだ話してないのに……、 何で分かるんですか?……課長が言った事…………先輩 センパーイ!!」志時「そいつが、与えられた任務に対して能力が足りないって のは、お見通しなんだろう。どの位時間かけて頑張るかを 観察しょうとしてたんだ、…………きっとな」ゆり「……その通りみたい。でも、あいつ…………」志時「そんな時、そいつみたいな事すると、実態が分からなく なるわな……。詐欺的だな……これはごまかしだ。 ずるいと言われても仕方ない……」ゆり「やっぱり、そんな事ってあるんですか?」志時「そりゃーあるさ、ある時期、特に意識的に鍛えようと している部下にはな……。そんな時、そいつが、そんな 小賢しい事をしたんじゃ怒るわな。自惚れるなって……」ゆり「でも、詐欺とかずるいとかって、言い過ぎでしょう?」志時「ハハハハッ……、きっと強烈な印象をそいつに与えようと して、そんな風に言ったんだろう…………? ……それも、教育さ……」ゆり「そんなこと!!…………そうなの……。……ありゃーぁ、 ………いけない! あいつ、けっこう怒ってたわ……」志時「課長がきちんと話したんだろう?……大丈夫、大丈夫」ゆり「でも、なんかグチグチ言ってましたよ」志時「放っとけ放っとけ、いずれ分る。本当に優秀な奴ならな。 ――おっ、ほれっ、シゲさん来たぞ」シゲ「――どうも、どうも、遅れてスミマセン………」 ===================================================================================◆◆ホームページランキングに参加しています。 他にもステキなブログがありますよ。 ランキング表を見に来て下さ~い◆◆クリックして~~ ( ^-^)
2007/02/21
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