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2015.10.07

満場の拍手、受賞を予感＝観測支えた部品会社―ノーベル物理学賞時事通信 / 2015年10月7日 18時18分

テーマ：芸能ニュース(19348)

カテゴリ：社会

　ノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章さん。彼の受賞は、以前から予測されていました。

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梶田さんも執筆しています。おめでとうございます。

　「ニュートリノは質量を持つ」。1998年、岐阜県高山市で行われた国際会議で、梶田隆章さん（56）＝現・東京大宇宙線研究所長＝が発表した。世界中から集まった500人ほどの研究者らが立ち上がり、拍手を送った。「この人はノーベル賞を取る」。当時会場にいた電子部品メーカー「浜松ホトニクス」（浜松市）の袴田敏一顧問（66）は確信し、17年後に現実となった。
　原点は、工場の片隅にあった。
　梶田さんと浜松ホトニクスの関係は1980年代初めにさかのぼる。同社は岐阜県飛騨市の鉱山跡に建設された観測装置「カミオカンデ」「スーパーカミオカンデ」で、ごくわずかな光を捉える「光電子増倍管」を開発。梶田さんは、小柴昌俊さん（89）が率いた研究チームの一員だった。
　当時の工場は十分なスペースがなく、もっぱら食堂を作業場にしていた。袴田さんは「こつこつと作業して、データをフィードバックしていただいた」と振り返る。
　温和な性格の梶田さんだが、研究者と同社の折衝役を務めた竹内純一専務（73）は、目標にこだわり曖昧さや妥協を許さない姿勢を覚えている。
　梶田さんは数字の後ろに「ぐらい」「程度」という言葉が付くのを嫌い、細かい数字まで正確さを貫いた。時には要求に応えるのが難しいと感じる時もあったが、竹内さんは「『こうしなければ駄目なんだ』と言われると、こちらも何とかしなければと思い、どんどんペースに巻き込まれた」と苦笑する。
　今後は、スーパーカミオカンデを進化させた「ハイパーカミオカンデ」の構想もある。昼馬明社長（58）は「日本の素粒子研究をリードさせるため、全面的に力になりたい」と言葉を強め、袴田さんも「梶田さんのノーベル賞が良い方向に向けば」と願っている。　

［時事通信社］

満場の拍手、受賞を予感＝観測支えた部品会社―ノーベル物理学賞時事通信 / 2015年10月7日 18時18分

　ニュートリノの研究には、梶田さんのこだわりの強さが窺えますね。そのおかげで、ノーベル賞を受賞できたのでしょう。今後、どんな研究をするのかな？