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旅行中、クアラルンプール郊外の巨大モールSunway Pyramidにて、友人Iと鑑賞。日本公開は10月だそうです。マレーシアは映画が安い!(500円くらいで観られる)そして公開が早い!本当に日本の映画環境は世界でも最悪のレベルなのではないか・・・と凹んでしまいます。
友人Iが嬉々として、キャプテンアメリカだのアイアンマンだのハルクだのマイティーソーだのマーベルスタジオ制作のヒーローがアベンジャーズと言う映画で 一緒に戦うとか、それぞれの映画は繋がっているので、エンドクレジット後に必ずサミュエル・L・ジャクソンさんが登場するから終わりまで席を立つな!とか説明 してくれる・・・。
うーん、知ってると思うけどワタシ、アメコミヒーローとかって興味ないんだよね・・・。しかもキャプテンで しょ、アメリカでしょ、戦争とアメコミって興味 のないコンボなんだけど・・・と渋る私。それよりハングオーバー2が見たーい、ブラッドレー・クーパーさんが見たーい(しかし友人Iは既に観ていたので却 下された)。
完全に、夏休み東映まんが祭り鑑賞に付き添うお母さんのようなテンションで見ましたが・・・ これが・・・結構・・・面白かったんですよ!! 「ほらな」とい う表情の友人I。「 マーベルは裏切らないんだよ 」と言う名言を残したのでした(笑)ヒーローものということだけで、誰が出るのかとか余計なインプットを一切入れないで見たのがまたよかったのかな~?(ライトなネタバレが含まれていますので、未見の方はお気をつけ下さい)
舞 台は40年代の戦時中のアメリカ。主人公は、小さくって細くってモヤシのような男子だが、人一倍愛国心に燃えており、軍隊に志願。でもモヤシなのでヘルス チェックで落とされるという切ない感じ。しかし、アインシュタインを思わせるユダヤ系ドイツ人の博士に目をかけられ、極秘研究の実験台になることになります(ドーピングみたいなもんか)。
このキャプテンアメリカのモヤシ時代が相当キモイというか、なんか見てはいけないものを見てしまったような感じがすごいするんですよ。ポキっとアイスの棒みたいに折れちゃいそうで。
しかし、このモヤシ時代はこれからの大いなる伏線だったのです・・・。特殊な機械に入り、薬品を打ったら、筋肉ムキムキのマッチョイケメンに大・変・身! 背も大きくなってるし、首のあたりの筋肉もすごいし、腕なんかボンレスハムみたいになっちゃうのです( きっと下の方もバージョンアップね・・・笑
と考えちゃう自分が嫌だ)
こ うして身体能力や戦闘能力もアップで、主人公は戦局で目を見張る大活躍をし、「キャプテンアメリカ」になっていくのでした・・・。敵はまんまナチでしょ? みたいな全体主義の悪の軍団で、ボスはエージェントスミス(マトリックス)の人。しかし、エージェントスミスの顔を剥ぐとその下には!っていうオチ があります。友人Iは、マスクを脱いで顔を見せるのが早すぎる!と言っていましたが、まあそうかも。
彼らの秘密兵器が北欧の教会に隠さ れていた青い物体なんだけど、ここがマイティーソーと繋がるらしい。でも、隠し場所を開けるボタンが非常に分かりやすい ところは突っ込みどころ。牧師さんは「絶対に見つからない」って言ってたけど、まさに「ココ、押して下さい」というボタンがあるのはご愛嬌か・・・青い物 体が略奪されないと話始まらないしね。主人公の上官はトミー・リー・ジョーンズ。「 いつBOSSを飲み始めるかと思った 」と友人I。そんなわけないから笑。
でもさーこれって、結局キャプテンアメリカカッコイイ!キャプテンアメリカはアメリカの象徴、 強くてカコイイアメリカ万歳!!っていうプロバガンダ映画で しょ? と ひねくれた見方をしてしまう・・・。それにイケメンマッチョでなければ、戦えないし活躍出来ない!ってことは、そうじゃない人はヒーローの資格な いわけでしょ?マッチョじゃない人はイラネって言ってるのと同じじゃん。紅一点のお姉さんだって、ムキムキマッチョになったキャプテンアメリカとならOK よってことでしょ?
しかし友人Iは、紅一点のお姉さんはモヤシ時代から彼に好意を持っていたシーンがあると指摘。まあ、そうだとしてもよ、モヤシ時代のとはアタシちょっと無 理だわ!「キャプテンアメリカはあのお姉さんとHもせずに別れちゃったね。きっとあのお姉さんは彼のこと引きずるよ」と経験豊かな人風に語る友人 I。
てかキャプテンアメリカは絶対童貞だよ! モヤシ時代に女がいたとは思えないし、任務で結局凍っちゃってあのお姉さんとは思いを遂げれずじまいでしょ?おまけシー ンでサンドバックどついてたのは70年分のフラストレーションがたまっていたに違いない・・・と、結局下ネタに帰結する私たちなのであった・・・。でも面白かった☆
余談:この後、アイアンマン2とハルクとマイティーソーを見ておくようにという宿題が友人Iから課されたのであった・・・。しかし、ドーピング前と後では俳優さんが違うのだろうか?それともモヤシっ子はCG?気になる。ー> 調べたところ、やはりモヤシ時代がCGでした。
余談:面白かったのでもう1回観てみました。1回目の鑑賞では見落としていた部分を一杯発見!!!車で実験場へ向かうときに上官ペギーとする会話の中で、「 女の人とこんなに長く話したの初めて 」と言っていた・・・。ううう、童貞決定・・・。
スティーブの「 運命の人を待っているんだ 」発言にも泣かされる。ううう・・・。後の展開を知っているだけに切なすぎるううう・・・。
「フォンデュ」のことをエッチな単語だと思っていたスティーブ・・・。「スターク(アイアンマンの父ちゃん)とペギーは”フォンデュ”したんだろ!」って(笑)あとから「”フォンデュ”って溶かしたチーズにパンつけて食うことだぜ」と聞いて、「そうだったのか!」と・・・。 もう可愛すぎる!
トイレに行ってて観てなかったけど、職場のお姉さんにガンガンにアタックされるスティーブ、こんなシーンあったのね・・・。んで、それをペギーに見られて新しい盾にガンガン発砲されるのであった。なんかペギー、ツンデレだな。それを「すげー・・・」って観ているスタークとスティーブにも受けた。
ラスト、21世紀に目覚めるスティーブ。サミュエル・L・ジャクソンさんに「大丈夫か?」って言われて「デートの約束があったんだった」 ・・・切なすぎ!!!
ということで、童貞&プラトニックラブ演出がこれでもか!と盛り込まれていたことに気が付いたのであった・・・。ますますこの映画が好きになったのは言うまでもない。
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