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カテゴリ: シネマ感想:は行

この映画も、前から「観たいな、観たいな~」って思っていたのに見逃してしまっていた一本・・・。やっと観ることが出来ました。

レボリューショナリーロード 」みたいな夫婦崩壊のお話です。私、ハッピーエンドよりもこういう映画の方が好きなんですわ。その方が本当の人生に近いような気がするし、鑑後感が「 ズシン・・・ 」とくる映画の方が、映画腹が満たされて得した気分になるし。誤解して欲しくないのは「ズシン・・・」の鑑後感が、別に不幸な結末を迎える映画だけのものではない、という部分です。他にも色んなバリエーションの「ズシン・・・」があるのですが、まあアンハッピーエンドが多いっちゃ多いかな(笑)

もうね・・・胸がえぐられるような映画でしたよ。DVDのパッケージが、ちょっと爽やかで可愛いけどさ~。ふわっとしたエアリーな筆記体でブルーバレンタインって書いてあるけどさ~、「色々あったけど・・・やっぱりこの二人でいるのが幸せだね!てへぺろ☆」みたいな話じゃ~ないよ! ブルーってライトに使ってっけど、もうこのまま結婚生活を続けてっと、鬱の一歩手前みたいになっちまうマジブルーだから。

観る人の立場によって、色んな感想があると思うんだけど、私はやっぱり8割妻のミシェル・ウイリアムズの方に肩入れして観ちゃいましたね。私も夫を養ってたときがあったので、「 アンタ・・・ええ加減にしいや! 」っていうバイブスを低周波で出しつつも、日々の生活とか色んなモノに疲れてしまった、髪の毛ボッサボサで低テンションのミシェルを見てると「 うう、ううう・・・ 」と、思わず腹を押さえてしまったりして。

ミシェルはこれでオスカー主演女優賞ノミネートだそうだが、ウィナーは「 ブラック・スワン 」のナタリー・ポートマンでした。でも、私的にはミシェルを押したかったですね。葛藤するバレリーナよりも、離婚直前の生活に疲れた女って言う地味な演技の方が難しいと思うし、それをあまねく表現したミシェルは素晴らしいと思うから。

まあ賞の話は横に置いておいて、ミシェルの「 地味なブロンド 」っぷりがスゴイ。特に学生時代は、ボリュームはないわ、サラサラ感もないわ、なんか湿り気をふくんでペッタリしちゃった感じが、今後の彼女の生活を予感させているかのようでした・・・。しかも!全然美人でもないのに、結構イケメンのレスリング選手が彼氏だし、真面目そうなのに初体験13歳、経験人数20~25人ってビックリしちゃったよ!

ところで、子供は結局、レスリング、ゴスリング、誰の子だったの?レスリングと避妊してなくって事後あせってた描写があったし、ミシェルが「誰の子かわかんない」みたいなこと言ってたし、レスリングがゴスリングに「お前が父親ツラするな」って言ってたから、ちょっと気になったのでした。まあ、親子仲がすごく良かったからゴスリングの子なんだろうけど。

そして、今一番セクシーなメンズとして絶好調のライアン・ゴスリングが夫役ですが、若い時はめっちゃカッコイイんですよ。しかし倦怠期になると・・・前頭部がハゲてて、妙なグラデーションのメガネかけてて、ワシのついたトレーナー着用!あんなにイケメンだったのに、「ヘンなオジさん」になっちゃった!!!で、ゴスリングがものすごく親切で(家族だけでなく、見知らぬおじいさんなんかにも)少年の心を持っているんだけど、生活力のない男って言うね・・・ 誰かに、似てるわけよ!!!

と、ここでもミシェル・ウイリアムズ目線でガッツリ行ってしまったわけです。でもあれだよね、相手と上手く行かなくなったときって、相手よりも過去の自分を恨みませんか?過去の自分が「 イイ!素敵! 」って潤んだ目をして選んだ相手と一緒になったから今の苦労があるんだ・・・過去の自分よ、もうちょっとなんとかならなかったものかね・・・って言う、未来からの伝言を過去の自分に向けてテレパシーで送信したくなったり(笑)。←夫との結婚を後悔しているわけではなく、彼との付き合いの歴史であった様々な局面において、「あのとき、ああすればよかったな」という後悔です。

嫁のミシェルの方はまったく冷め切っていて、「来ないで!」って感じなのに「どうしてなんだよ~」って言うゴスリング。二人の平行線な言い争いのシーンは見てるだけで、もう ウワアアアアアアン!! ってなってしまい、涙なしには見られませんでしたが・・・。ケンカのシーンに自らの体験を重ねて泣いている人、結構多いと思います・・・。みんなスネに傷もってるよね!

やっぱり、こういう積み重ねが、離婚のとき「性格の不一致」とか「和解し難い不和」ってことになっていくのだろうか。浮気や暴力とかの問題はないんだし。しかしな~、しっかり者の妻と幼稚だが妻一筋の男って結構上手く行きそうな感じがするんだけど。娘の為を思って再構築しようと思えば出来そうな感じもするんだけど・・・もちろん別居とか冷却期間も入れつつで・・・。ゴスリングはいい父親でいい夫で、家庭を円満にする為に頑張ってるのに、ミシェルに「あんた嫌いよ!」とはねつけてしまわれて、ちょっと可哀相な気が。まあ、相手のことが生理的に無理になっちゃったら無理かもしれないんだけど・・・。と、色々と考えさせられてしまう映画でした。

愛の始まりや成就だけを描くのがラブストーリーなんじゃなくって、愛の終焉もきっちり描いてこそ、真のラブストーリーだと思うんですね。色んなパターンで、色んな俳優でもっとこういうラブストーリーを観てみたいよなあ・・・と思ったりするのでした。






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Last updated  2014.12.25 04:08:06コメント(0) | コメントを書く


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