大切な人第①話

登場人物
FLAME、木村多香子


私は木村多香子。17歳。ヴィジョンファクトリー所属。
今日は久し振りにFLAMEのみんなと遊園地に行く日…☆

多香子「着いた~!!遊園地なんて何年ぶりだろうね~!!」
右典「そやな~。俺は2年ぶりくらいやで!」
央登「そんくらいになるな!!友達と来たよな~♪」
右典「懐かしいな!」

悠「じゃあ、せっかくのオフってことで楽しもう!!」
恭平「ってことで早速ジェットコースターへレッツゴー!!」

恭平は一人で走って行った(笑)

多香子「恭平くんテンション高いね~!!」
恭平「あ、そう?これでも控え目なんだけど~」
右典「いつもはもっとテンション高いねんで!」
多香子「元気なんだね~(笑」
恭平「まあね!!」
悠「元気だけが取得だから!」
恭平「そう言う事!!」


そしてみんなはジェットコースターを乗り終えた。

多香子「ジェットコースター楽しかったね!!」
右典「めっちゃ叫んだな(笑」
央登「多香子なんか俺の横で手離して乗ってたで(笑」
悠「僕ちょっと怖かったのに…」
多香子「余裕、余裕!!ってか恭平くん大丈夫!?」

恭平「オ゛ェェ~!!オエッ!!ゴホッ!!」
右典「一番張り切ってた恭平が酔ってるやん!!」

央登「ダサ…」
悠「恭平はそこのベンチで休憩したら?」
恭平「うん…。」
右典「じゃあ、俺ら4人で行ってくるから!!」
央登「じゃ、また!!」
恭平(なんで1つ目の乗り物で酔わなきゃいけねんだよ…。はぁ~あ)


多香子「もう暗くなってきたね~。楽しかった時間って過ぎるの早いよね~!」
右典「俺もお前とおったら時間過ぎんの早いわ~」
多香子「えっ…?」
右典「あぁ別になんもない…。」
悠「じゃあ、そろそろ恭平の所に戻ろうっか!」
央登「そやな!!あいつ何してんやろ」
右典「あっ!!ちょっと先行ってて!!俺あとから行くから!!」
悠「うん、じゃあ先に行ってるから」

右典「多香子~」 

 右典は小さい声で呼んだ。
多香子「ん?何?」
右典「二人で観覧車乗れへん?」
多香子「うん、いいけど?」

そして二人は観覧車に乗った…

多香子「うわ~見て右典!!夜景キレイだよ!!」
右典「そんなんどうでもいいから」
多香子「ヒドイな~!!」
右典「それより大事な話があるんや」
多香子「え?何?」
右典「じつは俺な…。ずっとお前の事気になっててん」
多香子「・・・・。」
右典「お前が好きやねん!!付き合ってほしい…」
多香子「えっ…右典…」
右典「今すぐ返事はくれんでいいから考えててくれや」
多香子「うん、わかった…」

右典「それにしても夜景キレイやな~」
多香子「さっき、どうでもいいって言ったじゃん(笑」
右典「あぁさっきはキツく言ってゴメンな」
多香子「いいよ、全然!!」

右典「じゃ恭平達のおる所行こうか!!」
多香子「うん、そうだね!!」

右典「恭平もう大丈夫なんか?」
恭平「うん、大丈夫…」

悠「あぁ…。明日からまた仕事だね~」
恭平「明日は福岡県だっけ?」
央登「そう!!遠いな~」
右典「ノリノリで盛り上って行こうな!!」
恭平「そうだね!!」
悠「じゃあ今日はもう遅いから帰ろうか?」
央登「そやな~。多香子!!元気でな!!」
悠「レッスン頑張ってね!」
多香子「うん☆じゃみんな明日頑張ってね!!バイバイ!!」
FLAME「ばいば~い!!」

そしてFLAMEはホテルへ、多香子は家に帰った。

翌朝…

悠「はぁ~。もうこんな時間だ!!みんな起きて!!」
恭平「悠くんおはよ~!!」
悠「おはよ~。恭平は起こしたらちゃんと起きてくれるのに…この双子は…」
恭平「お~い!!朝だよ~!!起きて~」
右典「はぁ?やかましいねん!!」
央登「あと5分…」
悠「飽きれたよ…」

恭平「起きろって言ってんだろ!!」
右典「・・・・・。」
央登「右典…起きよか…」
右典「そうやな…」
恭平「いつもこうなんだから!!」

マネージャー「はいみんな~!!ロケバス乗って~!!!」
右典「はいよっ!!」

悠「スゴイ雨降ってるね~」
央登「テンション下がるわ~」
恭平「雨にうたれながら激しくダンスするのってカッケーじゃん!!」
右典「はいはい」
恭平「・・・・・。」

長時間バスは走り続けていた…
FLAMEのみんなも会話をしなくなったとき…

そのとき!!!

キィィィーー!!!!!ドンッッ!!!


その後…

ピーポーピーポー


ロケバスが事故にあってしまった…。

テレビでは緊急ニュースが入った。

「あの人気グループFLAMEが乗っていたロケバスが事故という速報が入りました。急
遽、病院に運ばれ手術中だそうです。」

多香子「えっ!?まじ!!病院行かなくちゃ!!ねぇマネージャーさん!!車出して!!!」

マネージャーと多香子は急いで病院へ向かった。

医者「あの…残念ながら・・・・」

多香子「なんですか!!」

医者「落ち着いて聞いてくださいね…」

多香子「えっ・・・・」

医者「金子恭平さん、北村悠さん、伊崎央登さんはすでに即死でした。」

多香子「えっ…なんで、なんでよ…」

多香子は放心状態へ陥った。

医者「伊崎右典さんは生死を彷徨っていて・・。手術が終わり次第お呼びするのでしばら
く待っていてください」

多香子「はい…。」

多香子(なんで死んじゃうの・・・昨日まであんなに元気だったのに…ウソだよ…そんな
の絶対ウソだよ…)


多香子はショックのあまり涙も出なかった。

医者「只今、手術が終わりました。こちらの病室へどうぞ」

医者はゆっくりドアを開けた。



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