監督
ロバート・ベントン
出演者
ダスティン・ホフマン
メリル・ストリープ
ジャスティン・ヘンリー
ある日、妻は5歳の息子ビリーを置いて家を出て行きました
仕事人間で妻の家出の理由もわからず
仰天して戸惑う夫のテッドですが
必死で慣れない父子二人きりの生活を始めます
子供の世話で仕事をクビになりました
なんとか生活のリズムが出来て
父と息子の絆が深まった頃
妻から養育権の請求の裁判を起こされます
どちらも幼い息子を愛してるので譲らず
つらい展開の裁判です
なにより痛ましいのは
母に捨てられ傷ついたこどもが
父母の争いによって
なお深く傷ついていくことです
メリル・ストリープの目が哀しみを語ります
ダスティン・ホフマンの健気な父親が抜群です
小さなビリーの愛らしいこと
映画を見ながら思ったのですが
夫も妻もそれぞれの人権は大切だと思います
でも離婚することによって
ふたりが愛し合い生んだこどもが
すごくすごく傷つくのです
最近の離婚率を見ますと胸が痛みます
簡単に結婚をし
嫌になれば辛抱せずに別れ
こどもを連れて再婚する
こんなことで良いのでしょうか
若い方にもぜひ観てもらいたい
すばらしい名作です
久しぶりに見てまた感動しました