ふわふわのしっぽ

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スマッシュ (エロロケ) 08.02.24



ツヨコ「卒業式、私は何から卒業するのかしら?心の奥が何だかかゆいの。早く卒業しなきゃいけない。ふりかけがないとご飯が食べられないの。A~B~C~D~♪って歌わないとアルファベットの順番がわからないこと。シャンプーハットがないとシャンプー出来ないこと。違う、違うそんな卒業じゃない!私の気持ち、やるせない、行きばのない気持ちから卒業するのよ。」

剛「あれ?俺が今回女役なの?これ」
慎「ちょっと、そう言う私語は謹んでぇ!本読み中だよ」
剛「あっ、すいません」
慎「本読み!兼、本番なんだからね」
剛「はい、すいません」


ツヨコ「今日が終わり、そして始まり。卒業式の今日こそ、卒業してしまう慎吾先輩に告白よ。私の真っ赤な思いをぶつけてみるの。そう、私のハートはいつも真っ赤なの。熱くて、濃くて自分でもどうにも出来ないのよ。あぁ、慎吾先輩・・慎吾、慎吾」
慎「何だよ?うっせえなぁ。先輩に向かって呼び捨てはないだろ?つ~か、在校生のお前がここで何してるんだよ?」
ツヨコ「あっ、慎吾先輩!卒業おめでとうございます。」
慎「あっ、ありがとう。でもさぁ、一体何から卒業するのかわかんねぇよな。」
ツヨコ「えっ?それって・・私と一緒です。もしかして、これ両思い」
慎「何でだよぉ」
ツヨコ「私、今日で卒業するんです」
慎「だから、お前は在校生だろ?卒業するのは俺らだよ」
ツヨコ「難しいこと言わないでください」
慎「言ってねぇよ。別に」
ツヨコ「私は今日でこの思いから卒業するんです」
慎「どう言う意味?」
ツヨコ「私、慎吾先輩のこと・・ずっと好きだったんです」
慎「えっ?」
ツヨコ「いつも何かそうやって構えてるところが、すごく何か胸がキュンとして好きになってしまったんです。」
慎「くだらない奴だなぁ」
ツヨコ「何かぁすごいカッコつけてるんですけど、慎吾先輩はホントは女の人の体とか想像してるんじゃないかな?って思うと何か胸がキュンってするんですね~」
慎「じゃあ、車乗れよ」
ツヨコ「く・・車?」
慎「それで今から家に来いよ」
ツヨコ「えっ?それって・・もしかして・・じゃあ、慎吾先輩の部屋まで行っていいんですか?」
慎「おぉ、俺の部屋に来て服も脱いじまえよ」
ツヨコ「えっ?そんな・・お下劣な」
慎「お下劣?」
ツヨコ「そんな」
慎「それで、俺のベットに横になれよ」
ツヨコ「えっ!そんな。ベ・・ベットで何をするんですか?」
慎「何をすると思ってるんだよ?」
ツヨコ「やっぱり、男の人と女の人がベットに横たわるとやっぱり・・やっぱり」
慎「やっぱり何だよ?」
ツヨコ「やっぱり・・(笑)あのぉ・・こう・・・やるっ?(笑)」
慎「おめぇバカか?俺はお前が裸になるってそんなようなこと言ったから、お前の絵を描きたいと思って。俺、今度美大に進むことになってるだろ?だから、お前変な事考えてるんじゃねぇよ!もういいよ。おめぇうぜぇ。俺帰るわ」

慎「カッツ。嬉しかった。僕、道明寺になったつもりでやってたんだぁ」
剛「あぁ、そうなんだぁ」
慎「道明寺になってみたいと思ってて、だから道明寺だったらこんな感じだなぁと思って」
剛「うん」
慎「道明寺役で来たって感じで、すごい楽しかった」
剛「良かったね」
慎「ごめんね。何か、あんまりエロイ方向に行けなくて」
剛「いえっ、俺もそのほうが良かった」
慎「そう。道明寺財閥のあととりだからねっ。さぁ、卒業ネタ何回目でしょう?優しい歌声にやられてください。やるだって。やられて・・何て言ったの?」
剛「『やる』って言ったの(笑)」
慎「ひゃぁぁぁ~~」


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