Portlandの暮らし

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福利厚生



正社員採用に伴って、色々と福利厚生も付いてきます。
あるものもないものも、日本と違うところといえば、
会社や州によって様々だと思うけど、
きっとアメリカ全土共通なのは交通費支給がないことかな?
車通勤が多いからでしょうか・・・?
社宅とかも聞いたことないな。
ちなみに、大抵アメリカはどこの会社でも
福利厚生は試用期間(大抵3ヶ月とか)が終わらないともらえません。
健康保険はその日からもらえると思うけど。
401(k)なんかは採用されてから半年か1年経たないともらえない。

ここには 私が今勤めている会社と彼の会社の例 を挙げてみました。
結構代表的なパターンだとおもうけど、
職種や会社によって変わってくると思うのであしからず。

1.健康保険

アメリカには日本のような国民保険のようなものがなく、
働いてない人や自営業の人は
病院などが出している個人の保険に入らなくてはいけない。
これがまた、高い! 私の年で(20代後半)月に$150くらいだった。
私の場合は彼が社会人で彼の扶養家族として
彼の会社の保険に入ることも可能だったけど(扶養者分は本人負担)、
私は学校の保険の方が安かったから
学生時代は学校の保険に入ってた。
学校のクリニックはほとんどの場合100%カバーされてたけど、
週末や夜間はもちろん閉まってるし(使えない)、
外部の病院にお世話になる場合カバーされるのは最小限だった。

今回、自分の勤め先でようやくまともな健康保険ゲット♪
彼の会社では会社が出す金額に制限があって、
従業員がはみ出し分を負担する形になっているけど、
私のところは100%会社持ち♪うれしー。

でも、アメリカの場合、医者に実際診てもらう時の
診療費は別にかかります。
Co-payと呼ばれるものです。大抵一度の診療で$10~20。
プランによって異なります。
大抵自分で出さなくてはいけない費用には上限が設けてあって、
(年$2、000とか)、それを超えると保険でカバーされます。

2.有給休暇・病欠・祝祭日

日本で働いてたときは病欠も有給を使ってたような気がする・・・。
アメリカではほとんど二つは別になっていて、
彼の会社みたいに有給が足りなかったら
病欠を有給に足して使えたりすることもあるみたいだけど、
うちの会社では病欠は病欠で、有給としては使えない。

病欠: 有給の病欠勤は月に1日。
これは使わなかったら翌月に持ち越しになるので、
結局年に最高12日。
24日まで加算出来るので、使おうと思えば
2年分まとめて使えるわけだ(誰もそんなに使わないけど)。
本人の病気だけではなく、家族のメンバーの病気の世話も病欠扱いになる。

有給: 有給は短く(涙)、1年に10日間。
週末を合わせると2週間、というわけです。
ある程度の日数は翌年に持ち越せる会社も少なくないと思います。
でも、うちは持ち越し出来ないのです・・・(涙)。

祝祭日: 銀行のいい所は祝祭日が多いこと♪
普通の会社では休みにならないようなマイナーな祝日も
休みだったりします。祝祭日(有給)は年に11日。
それでも日本に比べると少ないかも・・・。

3.厚生年金

・生命保険は全て会社持ち。
・ソーシャル・セキュリティ。日本で言う老齢年金。
これは従業員も会社も給料の7%強(だったと思う)負担。
・メディケア。割合は低いけど、これも従業員と会社双方負担(確か)。

4.短期&長期障害保険

これが一番嬉しかったかも!?
基本的には事故とかで通勤出来なくなった時に出る保険。
短期は1~3ヶ月、それを超えると自動的に長期の保険が出る。
毎月給料の66、1/3%。
これが、産休にも使えるんだって☆
アメリカでは産休時は職の保証が3ヶ月間。
だからほとんどの人は3ヶ月以内に職場復帰する。
でも産休の3ヶ月間給料の66、1/3%もらえるって嬉しい♪

5.401(k)(個人年金積み立て)

老後の積み立て。
国の年金制度とは別に個人で積み立てるもの。
昔はペンションと言って、日本で言う退職金制度みたいなものが
アメリカにもあったんだけど、近年では
企業側に負担の少ない401(k)のような個人年金制度が主流です。
日本でも移行した企業がいくつかありますよね。

401(k)では課税前の給料の一部を自分の年金口座に
自動的に振込みをする仕組みになっていて、
大抵企業が一部出してくれます。
彼は給料の6%会社が負担してくれたらしいけど
(ちなみに最近は4%に下がったらしい)
私は最高たったの3%! ・・・でもないよりマシね。
自分の負担額によって会社が持ってくれる金額も変わってくるので、
最高の3%ちゃんと負担してもらえるようにしました☆
もう年だからねー。老後のことも考えないと・・・。

401(k)って自分で何でも決めるので結構面倒くさい。
給料の何割を投資するかという決断から、
どんなプランに投資するかまで。
結構似たようなプランがいくつかあったりして。
もちろん、後でも変更が利くけれども、
ファンド会社によっては変更するたびにお金かかったりするし・・・。

6.カフェテリア・プラン

これは医療関係の出費や交通費などを
課税前の給料から貯めておいて、後から返してもらえる制度。
医療費の貯金みたいなものかな。
課税前ってところがポイントです。
金額も自分で設定できるんだけど、
欠点は使わなかったお金は返ってこないこと。
だからちゃんとその年にどれくらい医療費を使うかを考えて
金額を設定します。
診療費だけではなく、コンタクトレンズや眼鏡の費用にも
宛てることが出来る。
後はバスの定期券とか回数券とかも。

ここであげたものの他にも、うちの会社では
仕事に関係のあるクラスを取ると授業料が帰ってきたりもする。
株のディスカウントもあり。


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